『思い出のマーニー』岩波文庫版を翻訳したのが、私のおばだった。映画化の少し前に亡くなった。愚かな私は、これほど豊かな世界を持っていたおばの話を、ほとんど聞くことがなかった。著作は昔からうちにたくさんあったから読んでいたが、『思い出のマーニー』は読んでいなかった。
四一郎
55.8K posts
52歳男性。千葉県在住。妻と息子3人と暮らしています。数学、ピアノ、将棋、手品、広島カープ応援など。twitterをはじめて14年が経ちました。ブルースカイ bsky.app/profile/yonich…
千葉県
Joined December 2009
- 乳児時代の長男があまりに寝ないので「こいつに何言っても同じじゃん?」と思い余ってR上のフーリエ展開の理論展開を聞かせてやったこともあったのだが、急減少関数だのコンパクトサポートだのL^1とL^2の関係だのリーマン・ルベーグの定理だの全部マジメに話したのに最後まで寝なかった。
- そういうゲームだとは重々わかっているつもりだが、さすがに今日はあまりに悲しすぎて耐えられない。二日間、先後二局分の対策を用意して、ほとんどの時間をプラン通りに完璧に進めたものが、最後の一分でひとつややこしくしただけですべてが失われた。ほんとうに耐えがたい。ひどい。ひどいゲームだ。
- Replying to @yon_ichiroときを超える、ときを遡る、ってことは、案外よくあることなのですね。それが、文学の、映画の、力なのだと思う。
- はるさんがいろいろな新聞の調査結果を載せてくださるのだが、とにかくあらゆる調査で「「国葬」に反対する人のほうが多く、しかもその差が日に日に広がっている」ことが共通している。最近ではこんなに極端なこと、ほかにあんまりなかったと思う。朝日新聞世論調査(9月10~11日実施) 安倍元首相の国葬の賛否 賛成 38%(3ポイント減) 反対 56%(6ポイント増)
- Replying to @yon_ichiro私が小学生のころに、祖母から「あなたに読ませたいのよ」と『思い出のマーニー』を渡された。読んでほしいと親や祖父母に言われたら、そりゃ読まない。ずっと持っていたが一度も開かず私はおっさんになった。ある日ふと読んでみて、祖母の気持ちもよくわかった。
- Replying to @yon_ichiro私は小学生のころ一言でいえば「嫌な奴」であり、同年代の誰もに対しとがってぶつかっていた。自分だけが賢いと思っているのだからしかたがない。学校の先生も気に入らない。『思い出のマーニー』をいま読んでも、まるで他人事ではない。率直に言うと、いまでも、つらい。
- 「見りゃわかるだろ」は本当に危険。ものごとをありのままに「見る」こと、ものごとの本質だけを「見る」ことが、いかに難しいか。
- この話を非常にすごい物理学者にする機会があり、「すごく基本的な運動の記述なのになかなかわかんないもんですねー」と言ったら即座に「そりゃそうですよ、あなた、人類がこの認識を得るまでに何千年かかったと思っているんですか」と喝破され、自分の安直さをいたく反省した。
- ここ数年の将棋観戦で今日ほどのひどいダメージを受けたことはない。今日ばかりは将棋というゲームの存在自体を忘れてしまいたいが、ちょっとでも油断すると「▲3九玉と指してほしかった」とばかり考えてしまい、もう何もできない。
- Replying to @yon_ichiroおばはもちろん『思い出のマーニー』がよい作品だと思ったから翻訳したのであって、私のことなど考えていなかったと思う。しかし、祖母にとってはー私は祖母にはかわいがられていたからーもう私に読ませようとするよりなかったと思う。そう言ったら最後私が読まないだろうことも知っていただろうけど。
- Replying to @yon_ichiro祖母は元「モガ」であって超絶強気な強烈な人だったし、母はおだやかでおおらかな気の利いた人であって、そういうところは何一つ似ていない。ただひたすら、周囲に心を開かない、周囲と衝突する毎日、というところだけが似ている。そりゃ、心配されていたと思う。
- 私の数学の先生は「明るいからといって探し物がない場所をずっと探していてはいけない」と言っていらした。こういうものがここで見つかればいいな楽だなうれしいな、は誰しも考えることだが、それを「ここにはない」と自分を説得してその場を去るのは、多大な勇気と学識を必要とする、容易でないこと。
- なお、「自分の目で見たことしか信じない!」「この目で見たんだから真実だ!」っていう人は、古来、インチキ霊媒師やインチキ超能力者にとっては、最大のカモです。ほんのちょっと手品を学ぶだけで、それはほんとうによくわかります。
- よっぽど強い学生の発表でもない限り、教授は斬りかかっては来ない。刀を抜くまでもなく、うちわとか箸とかを投げつけるだけでだいたい倒れる。っていうか、はじめから学生が学術的に息絶えていることも多く、すると教授に必要なのは刀ではなく埋葬用のスコップと数珠。
- 20年も前のことをなぜ思い出したかというと、「上空を通ったからといってその軌道の真下に落ちてくるかというとそうではない」ということを思ったからでした。ぽとっ、とは落ちてこない、落とそうとしたって無理。だから学ぶ必要がある、なにしろ学ばなければ何千年かかってもわからないんだから。
- たとえば太陽や惑星の運行なんて、人類は何万年も見てきたわけですが、でも地動説をみんなが受け入れたのはごく最近のこと。海の満ち引きと月の満ち欠けが関係あるのはみんなわかっていたけど、まさか月が海水を引っ張っているとは思わなかったわけですよ。見たってわかんないことがほとんど。
- 以前中学生に「ボールが斜めに打ち上げられてから地表に落下するまでの様子を文章で描写せよ」と問うたとき、「最高点に達したところで『止まり』、落下する」と答えた人が非常に多かった。『速度の垂直成分が0になる』を言い損なった人もいたが、本当に『静止する』と思っていた人もいた。
- 澤田六段が話題となり、誤った情報も流れているようですが、だれが何と言おうと澤田六段についてもっとも大切な情報は「カープファンである」です。みなさんいいですね? 「本気のカープファンである」です。
- 「もしほんとうに、最高点でボールが『静止する』のだとしたら、たとえばホームラン打つのはすごく大変だ。スタンドの上空まで上がり続けて、止まって、そこからぽとりと落ちなければいけない」と言ったら、そこそこの笑いがとれた。
- この、大学入試制度をいじって利権を得ようとする輩は、なにをされても結局それに従って受験するしかない受験生、それに従って指導するしかない教職員や保護者、の足元を見透かして恫喝しているので、卑劣極まりない。
- 三男の中学入試が今日、完結しました。本当によかったです。今日、第一志望校に合格し、現時点での必要な手続きをすべてすませました。けっこうな苦労続きで、本人もわれわれも大変でしたが、結果、とてもよい学校に受かってよかった、と本人もわれわれも心から思っています。よかったよかった。
- もう十年ほど前になるか、地元の将棋センターで、木村王位がVSをしていらした。たまたま、そこの生徒さんが奨励会に受かったところで、私が「この子受かったんですよー」と言ったら、木村先生は盤面から目をそらさずに「そうか、これからが大変だ」とおっしゃった。
- 次男の中学入試が今日、完結しました。本当によかったです。最後の1校にだけ受かりました。いわゆる「中学受験」のトレンドからはまったく無縁の学校ですが、とてもよい学校に受かってよかった、と本人もわれわれも心から思っています。よかったよかった。
- ワルシャワのホールをライブハウスにしてしまう奴がいた。
- 議席のバランスはほんとうに大切だと思う。現状は、国民全体の考えや置かれた状況に対して、あまりにバランスが崩れて与党の議席が多すぎると感じる。強行採決を止めるには?――議席バランスのはなし note.com/miraisyakai/n/… 選挙の結果は、その後数年の国会の力関係を決めてしまいます。そこで大差がついたなら、いざ法案が問題になった時に世論が反対したとしても、与党が強引にやろうとすれば強行採決は行われてしまうのです。
- 三男の「世界で一番長い川は?」の問いに、妻「アフリカかアメリカにあるよー」長男「うーん、ナイル川? アマゾン川?」と言葉が交わされる中で、一人ぼそっと「天の川……」とつぶやく次男の詩情を私は高く評価したいのであります。