ふりかけに用いる昆布の削り方を学ぶ生徒=能登町松波中

    能登町松波中3年生20人が、同町小木産のスルメイカや海洋深層水の塩、奥能登産ワカメなどを用いたふりかけの商品化に取り組んでいる。2019年度から3年生が受け継ぐ活動で、来年3月で閉校する同校が発売する「最後の味」となる。生徒は「能登のうまみを味わえる最高の品を作って、復興途上にあるふるさとを元気づけたい」と意気込んでいる。

 今年度は、海洋深層水から精製した塩やおぼろ昆布に、地元のスルメイカを配合した「彩(いろどり)」、ワカメやシソ、梅をまぜた「極(きわみ)」の2種類を8月に発売する。地物食材のうまみを手軽に味わえるよう、配合に工夫を重ねた。

 近年は400~500袋を準備しているが、最後となる今年は計800袋を用意。一部は能登高の文化祭と都内で行われるイベントでも取り扱う。

 ふりかけ作りは町教委が進める海洋教育の一つで、19年度に当時の3年生が行ったのを皮切りに、22年度から毎年、中身を変えながら継続して商品化している。

 24日には大脇昆布(同町)の大脇一登代表(57)を招いた授業が行われ、生徒は昆布の種類や削り方を学び、動画も撮影した。

 鰀目凛生さん(14)は「閉校は残念だが、多くの人に喜んでもらえるようないい商品を生み出したい」と話した。

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