TBSの報道特集が取り上げた「スマホ農場」。
数千台のスマホを並べて、特定の投稿を人為的にバズらせるビジネスです。「テスト」とだけ書いた投稿が、6分で100万回表示されました。
問題は、この仕組みが選挙にも使われていること。2026年の衆院選で、候補者の陣営から「投稿が高く評価されているように見せかけてほしい」という依頼が複数あったと報じられています。
わたしたちは「よく見かける」「多数が支持している」ものを、「正しい」と無意識に思い込みやすい。
心理学では「利用可能性バイアス」「バンドワゴン効果」などとして理論化されています。スマホ農場は、この思い込みを商売にしている。
「いいね」の数は正義ではないし、「トレンド入り」は民意ではない。数字の裏に何があるのかを問わなければ、民主主義は見た目だけの空箱になる。
SNSを見て「これが世論だ」と思ったとき、一度立ち止まってほしい。その数字、本物ですか。