ブロック機能は、自衛の道具であって攻撃の道具ではない。これについて解説するね。
Xのブロック機能について、ワシはわりとシンプルに考えている。ブロックは、絡まれた時に使うものなんよ。しつこくリプライされる。DMを送られる。粘着される。そういう時に、自分の心と時間を守るために使う。これは正しい使い方だと思う。
X公式の説明でも、ブロックは相手からのフォロー、DM、返信、いいね、リポストなどを制限する機能になっている。つまり、相手の存在をこの世から消す機能ではなく、自分への干渉を止める機能なんよ。
ただ、ここでややこしいのが、絡んでいない相手を先回りしてブロックする使い方。もちろん、自衛として必要な場合はある。過去に嫌がらせを受けた界隈があるとか、明らかに危ないアカウントやスパムだとか、そういう場合まで否定するつもりはない。
でも、何も絡まれていない相手を、思想が違うから、気に入らないから、仲間内で敵認定されたから、という理由で先行ブロックするのは、だんだん自衛から離れていく。そこに「この人を孤立させたい」「みんなからも見えなくしたい」「凍結させたい」という意図が入ると、もうブロックは防御ではなく攻撃になる。
昔のTwitterでは、集団ブロックや集団通報が、相手の凍結や制限に影響している挙動がマジであった。ただ実際のところ、公式の見解ではブロックそのものだけで凍結になるとは言えないらしい。でも、大量の通報や不自然な行動が重なると、アカウント制限や表示制限に影響する可能性はある。だからこそ、凍結目的でブロックや通報を呼びかける行為は、X運営も問題視している。
いまのXは、このへんにかなり対策を入れている。公開アカウントなら、ブロックされた側も投稿自体は見られるようになった。返信やリポストなどの干渉はできないけど、「ブロックして相手に見えない場所で悪口を言う」みたいな使い方はやりにくくなった。これは透明性を上げる意味では、かなり大きい変更だと思う。
それでも、ブロックや通報の攻撃的な使い方の影響がゼロになったわけではない。集団で「あいつをブロックしろ」「通報しろ」とやれば、相手には心理的な圧力がかかる。周囲にも「あの人は危ない人なんだ」という空気が作られる。これ、やっていることはキャンセルカルチャーに近いんよ。
ブロックは、自分を守るための盾につかうべき。でも、その盾を武器にして、相手をネットの端に追い込む攻撃的な道具にしてはいけないとワシは思う。
気に入らないならミュートでいい。絡まれたらブロックすればいい。本当に規約違反があるなら通報すればいい。でも、気に入らない相手を凍結させるために、集団でブロックや通報を使うのはマジでやめて。
ブロックは自衛。通報は規約違反への報告。どちらも、相手を黙らせるための武器にした瞬間、SNSはどんどん息苦しくなるとワシは思うよ。