ベネズエラ大地震と列島の地震を結ぶ「環太平洋造山帯(火山帯)とは
このベネズエラと日本列島の地震などを地球上で、関連づけた環太平洋の地図も国内外からの投稿で拡散している。ただ、少し調べればわかることだが、太平洋を取り囲む本列島を含む環太平洋造山帯(火山帯)は、もともとプレートが重なり合う境界に位置している。このため、プレートが沈み込んだり衝突したりする力が働くことで大規模な山脈が形成され、同時にマグマの上昇や断層のずれによって多大な地震や火噴火を引き起こすのが特徴をもつ。
これは中学校の地理の教科書にも登場することだが、これだけ短期間に国内外で大地が大きく揺れれば、「予言が1年ずれていたのでは」とつい書き込みたくなるネットユーザーの気持ちも、分からなくはない。ただ、根拠のない煽りは、かえって防災意識を歪めかねない。
オカルト説、デマより防災対策 気象庁も警告する現実
我々は冷静にならねばならない。
あるユーザーは「去年の7月、予言騒動のせいでイヤな気分で過ごした」「不安を煽るのマジで勘弁して欲しい」とSNS上でこぼしていたが、全くその通りだ 。
一方で、日本が地震大国である現実は、全く別の話として、日ごろから準備しなくてはいけない。
日本列島は、いつどこで巨大地震が起きてもおかしくない。今後も、大きな地震や同程度の余震など別の誘発地震が起きる可能性はあり、警戒が必須だ 。改めて、家具の固定状況を再確認し、非常用持ち出し袋の中身を点検するなど、適切に恐れ、防災対策を心がけるきっかけとしたい。
(zakⅡ編集部 圭拓海)