国旗損壊処罰法案における各議員の賛否について
国旗損壊処罰法案が衆議院本会議で6月30日に可決されました。チームみらいに所属する議員の賛否と主な理由について下記に記載します。
各議員の賛否について
チームみらいは本法案について、党議拘束のない自由投票としました。各議員が自らの判断で賛否を定めており、その立場は以下のとおりです。
賛成
高山 聡史
林 拓海
山田 瑛理
反対
安野 貴博
宇佐美 登
河合 道雄
小林 修平
須田 英太郎
土橋 章宏
古川 あおい
峰島 侑也
武藤 かず子
賛成の主な理由
賛成の立場としての主な理由は以下です。
まず法体系の整合性の観点です。外国の国旗を損壊すれば刑法92条(外国国章損壊罪)で処罰されるにもかかわらず、自国の国旗には何の規定もないという非対称については、保護法益の構造が異なるとしても、なお是正すべきだと考えます。
また、国旗を大切に思う国民感情を守ることにも意義があると考えます。加えて、SNSが普及するなかで損壊行為を将来にわたって抑止する効果も期待できます。懸念とされる表現の自由との関係についても、本法案は配慮していると評価します。
行為者の意図や目的を問わない条文であり、第3条では表現の自由への配慮が明記されました。規制の対象が表現の内容ではなく行為の態様であり、その判断は特定の誰かの主観ではなく、一般通常人を基準に客観的に行われることは、委員会での答弁・附帯決議でも確認されました。政治的・芸術的な表現が処罰される余地は極めて限られていると考えます。
反対の主な理由
反対の立場としての主な理由は以下です。
まず、立法事実の弱さの問題です。本法案の立法事実として挙げられた事例は数十年前のごく少数にとどまり、かつ既存の法律で対処できていました。新たに刑罰をつくる必要性が示されておらず、立法事実が十分ではないと考えます。
さらに、国民感情の保護という目的のために拘禁刑という制裁を用いるのは行き過ぎだと捉えます。国旗への敬意は刑罰で強制するものではなく、自然と育まれるべきだと考えます。
また、「人に著しく不快又は嫌悪の情を催させるような方法」という要件は曖昧で、何が処罰されるのかを事前に見通せず、適法な政治的・芸術的表現まで萎縮させかねないと強く懸念します。
そして、外国国章損壊罪が守ろうとしているのは外交関係であって、本法案がいう「国民感情」とは本質的に異なります。規定の有無だけをもって「不均衡」とは言えないと考えます。



党内で票を統一しないことはとても良い着地だったと思います。 可能であるならそれぞれの議員の判断根拠も閲覧できると嬉しかった。
本法案について個人的には大いに賛成の立場ですが、反対意見にも共感はします 党で一律の賛否とせず、各自の自由投票としたことに賛同し、その判断を尊重いたします これからも頑張ってください