【鹿児島県警】警察学校に記者が体験入校!逮捕術・鑑識…「想像を超える」過酷な訓練と新人警察官たちの熱い思い
午後は鑑識の授業、教官から「100点!」
午後の授業は鑑識からスタートした。交番に勤務する警察官も、現場では簡易的な鑑識作業を行うことがあるという。 実際にアルミニウムの粉末をビンにつけてみると、きれいに指紋が浮かび上がってきた。余分な粉を落とし、転写シートで貼り付けてみると、しっかりと指紋を採取できていた。 「100点でいいと思います!」 教官からの満点評価に、思わず笑みもこぼれる。警察学校ではこのほか、憲法や刑事訴訟法など警察業務に欠かせない法律、そして鹿児島のことについても学ぶという。
最後は80分の体育で限界へ
そしていよいよ、最後の授業。80分の体育で体を限界まで追い込む。かがみ跳躍にも挑戦したが、1日の疲れが積み重なり、まったくかがむことができなかった。 こうして、なんとかリタイアせずに1日体験を終えた。
「同期の仲間の存在は大きい」
こうしたハードな日々を、1日だけでなく毎日続ける新人警察官たち。話を聞いてみると、寝食をともにする同期の存在の大きさや、警察官への思いの強さが次々と語られた。 高校でワープロ部と茶道部に所属していたという下迫未来巡査は、入校前の不安をこう振り返る。 「体力面で追いつけるのか不安はあったが、互いに励まし合いながら協力し合いながらここまで来たので、同期の仲間の存在は大きい」 姉の背中を追って警察官を志した上牧瀬仁巡査はこう話す。 「姉が警察官で、勤務している姿に憧れて警察官になろうと決意した」 そして国本翔巡査は、力強くこう語った。 「県民の安心安全を守れるように、期待に応えられるようにこれから先の期間も頑張る」
個室寮に天然温泉、充実した環境も魅力
体験を終えた中川記者が新人警察官たちと発した一言は「警察学校最高!」。 ハードな訓練の一方で、県警察学校の学生寮は全国でも珍しい個室タイプで、1日の疲れは毎日天然温泉で癒やすことができるという。 鹿児島県警では、高校や専門学校を卒業した18歳から36歳を対象に、7月15日から新人警察官の募集をスタートする予定だ。 それぞれの思いを胸に、私たちの暮らしを守るために日々努力を重ねる警察官たちの姿を、わずか1日ではあるが垣間見ることができた。
体験入校した記者は、筋肉痛を発症
〜中川雅温記者本人の後日談〜 警察学校の1日を体験した記者は午後の授業から筋肉痛を発症。痛みのあまり、警察学校からの帰りの運転をカメラマンにお願いするほどでした。 翌日は体中のすべての筋肉が筋肉痛で、足一つ分の歩幅でしか歩けず、日常生活に苦戦しました。 同じ班のメンバーとは1日という時間でしたが、苦しいときに支え合ったことで絆が生まれたような気がしました。取材で感じた同期との絆や信頼関係が生まれる秘訣も実際に少しだけ体験することもできました。 改めて、半年から10か月もの間、この訓練に挑み、日々の町の安心安全を守る警察官のみなさんに敬意を表します。
FNNプライムオンライン