魔術師達のアパテイア 現行・未通過×
これは完全に魔アパのあるエンドに対するお気持ち伏せになります。
あまり気持ちのいい言葉遣いをしていません。
エンド0に到達した人間ですが、KPさんからネタバレを貰ってのお気持ち伏せです。
エンド4・5ルートって作者さんの底意地の悪さが露呈していると思います。
この伏せは、KPさんからネタバレを貰い、シナリオを購入してエンド4・5ルートの描写をしっかり読み、そのルートに関わる「雛を取り除く」の呪文を6版基本ルールブック「のみ」を参照し、確認した上で書いています。
つまり、シナリオに書いてある内容を熟読した上での、お気持ち伏せになっています。
疑問点があまりにも多く、理不尽さが酷く、ぶっちゃけて言えば、ルート4・5に行くのをさも「PLが6版基本ルールブックを読まなかった怠慢が故の事」とシナリオに書いている事が本当に『底意地が悪い』と感じました。
以下に、疑問点と理不尽さについてそれぞれ記載します。
①疑問点
まず、「雛を取り除く」の呪文に関して、「投入MPと植え付けられた日数で対抗して勝利したら雛は『開口部』から出て行く」、「雛が植え付けられていた日数分耐久力を1減らす」という記載が明確にルールブックにあります。
・雛が出てくるのは「開口部」指定なので、本来なら口や耳、尻等の人体の穴から出てくるのが筋ではないか?傷も穴もない背中や腹、臓腑を喰い破って出てくるのは作者の自己解釈ではないか?
・植え付けられていた日数がシナリオで10日間と指定があるなら、HP10以上あるKPCなら確定で耐えられるはずでは?
という2点の疑問点がかなり強く、この2点の疑問点の解消がないため、「独自解釈を押し付けすぎではないか?」という気持ちになりました。
この疑問点の解消がないため、「雛に腹を喰い破らせて、やたらとKPCの死に方を惨たらしくしてやろう」という意図を感じてしまいました。
まるで、このルートに行ったPLへの罰か何かのような扱いのルートだと感じます。
②理不尽さ
・植え付けられていた日数がシナリオで10日間と指定があるなら、HP10以上あるKPCなら耐えられるはずでは?という疑問点への無回答。
・シナリオで出てくる情報で「アイホートとの契約を断る事が出来る」という描写及び、KPCを助けられるためにPCが動くような描写や誘導を重ねている点。
・「ルールブックにある呪文の後半を読んで」とあるが、後半部分に書かれているのは「犠牲者の体は既に損傷を負っている『かもしれない』」・「雛を取り除く事で犠牲者を死なせてしまう『かもしれない』」・「犠牲者の運命は悲惨なものだ」という、不確定で曖昧な部分の事を指しており、確定情報として書かれたものではない。
・結果としては「HP10以上あっても日数に関係なくKPCを惨たらしく殺す」という部分は、作者の呪文への独自解釈の押し付けによって、このルートへの誘導をされるにも関わらず、「▼このシナリオでルールブックを読まない(疎かにする)=見え透いた罠にも気付けない、ですので。」とシナリオに記載がある点。
この4点によって、「作者さんの底意地の悪さが露呈している」という気持ちになりました。
PL側が6版基本ルールブックを読んでいればこそ、PL側は「KPCのHPが10以上あるから大丈夫だろう」という気持ちになるであろう事が想像出来ていない、あるいは、想像ないし指摘があっても、「そういう思い込みをしたPL側が悪い」という風に作者さんは思っているのだろうな、と感じます。
また、KPCが死ぬ理由に不確定情報を持ってくるのも、根拠の薄さを後押ししており、納得感が少なく、理不尽だなとも思いました。
その上で、このルートに行くPLたちに対して、シナリオの記載で嘲るような事を書いている点が、非常に不愉快な点でした。
シナリオ側からこのルートに行ってほしいというような誘導を強くしておきながら、行ったら行ったで、「6版基本ルールブックを読まずに見え透いた罠に引っ掛かる」扱いを受ける。
それも、6版基本ルールブックを読んだ方が、むしろこの罠に引っ掛かりそうな状況下で。
何故、こんな一文を書いたのでしょう? 私は少なくとも、この一文に対して、プレイしてくれる人への敬意を感じられませんでした。
そして、呪文戦闘がほぼないこのルートへの誘導が他ルートよりも明らかに強く書かれているのも疑問です。
呪文戦闘を推しているシナリオの割には、4・5ルートへ行きやすい(※KPCの事を助けたいと願っていれば余計に)構造のシナリオにしているのはおかしくありませんか?
シナリオとして呪文戦闘をしてほしいというコンセプトがあり、このルートで「雛を取り除く」を唱えないようにとするのであれば、正直、KPCの雛が植え付けられてからの日数を20日以上にする・HPを一時的に10以下にする、といった措置があるべきです。
そうでないのだから、あまりにもアンフェアな害悪トラップカードを潜ませておいて、そのトラップカードをめくった人を嘲るような文章を書くべきではありません。
作者は全て分かっているでしょう。KPも書いてある事は分かります。ですが、PLはそうではありません。
作者はプレイしてくれる人に対する一定の敬意が必要だと、個人的には思っています。
プレイしてくれる人が居なければ、シナリオが広まる事はありません。
そして、プレイする人への敬意がないシナリオ内容である、と分かったら、大体の人は「何故こんな事を書かれなければいけないのか」と感じるでしょう。
かなり強い言葉を使いましたが、これは私個人が感じた、シナリオに対するこのルート全体への評価です。
シナリオとしては、全体的に魔術師の師弟関係や、感情についての部分で揺さぶられる部分があっただけに、何故このルートに関してはPLに誤解を与えるような誘導を重ねた上に、馬鹿にしたような一文を記載しているのか、本当に残念な気持ちになりました。
どうして師匠であるKPCを救いたい!とシナリオからの誘導に乗ったのに、不確定な内容で惨たらしくKPCを殺され村を壊滅させた主犯にさせられるのでしょう。
そしてそれをKP情報という、シナリオで開示される事のない情報で、PLは馬鹿にされなければならないのでしょう。
もう一度書きますが、この点に関しては、物凄く、残念な気持ちになりました。
せめてあの一文がなければ、「まぁ、不確定情報だけど、そう書いてはあるからね……」と言えました。私が感じたような理不尽さも多少は減ったと思います。
けれど、「▼このシナリオでルールブックを読まない(疎かにする)=見え透いた罠にも気付けない、ですので。」という一文がある事で、余計にこのルートに関しての理不尽さや、このルートに行ったプレイヤーやPCの気持ちを踏みにじるような作者さんなんだな、と私は感じました。
どのルートを選んでも、作者はプレイヤーに対して、このような馬鹿にするような文章を書くべきではない、と思います。
何故なら、シナリオでそのルートを用意したのは作者です。作者が用意したルートの中でも駄目な方へとプレイヤーが進んだからといって、作者側がそれを嘲っていい理由はありません。
プレイヤーは作者と違って限られた情報の中で選択しなければいけません。それに、多くのKPは作者その人ではないのだから、作者の呪文への独自解釈をそのまま出力して描写や匂わせをしてくれるとは限りません。
ですから、作者は自身が用意したシナリオで、用意したどのルートにプレイヤーが到達しても、嘲るような一文をシナリオに記載しておくべきではないと思い、このお気持ち伏せをしたためました。
シナリオの全体的な雰囲気は凄く好きなシナリオでした。NPCも皆魅力的で素敵な人たちが多かったです。
季節毎の関わりも楽しく、師匠であるKPC以外の人のところへ入り浸ったりする事で得られる変化が時系列が進んでいるのが分かって嬉しかったです。
例えば、薬人さんと癒人さんが結婚して出産しているとか、ジルさんの眼鏡やマントの件とか、そういう変化が「年数をシナリオ内で経過させる」というところと組み合わさって、「村で過ごしている一員」のような気持ちで村を見る事が出来ました。
楽しいシナリオではありました。それは本当です。ですが、それとこのお気持ち伏せは別の問題だと思っています。
ここまで読んでくださった方、こんな強い言葉だらけの不満を書いた伏せに、長々とお付き合いさせて申し訳ございません、そして、ここまで読んでくださってありがとうございました。
これにて失礼させていただきます。
(6/28追記)
私がこの伏せをしたためようと思った問題点ですが、「呪文の裁定そのものの揺らぎ」を問題点としているのではなく、「▼このシナリオでルールブックを読まない(疎かにする)=見え透いた罠にも気付けない、ですので。」という一文を何故差し込んだのか、しかもPCが助けるための呪文習得をしたシーンの直後に、という問題点です。
6版ルールブックの記載で裁定した場合、「6版基本ルールブックを読んで、希望を信じ、そのルートに行った」事を、まるで「6版基本ルールブックを読んでもいないで安易にこの道を選んだ」というような決め付けで書かれた、この一文に、私が強い不快感を覚えたためです。
もし私がこのルートに行っていて、シナリオを買って、この記載を見たとき、「6版基本ルールブックを読んで、HP10以上あるから大丈夫のはずだと、希望を信じて選んだ道なのに、どうして、こんな書かれ方をしなきゃいけないんだ」と思うと感じたからです。
誤解があるようなので、追記させていただきました。
(6/28更に追記)
作者様からのお話をDMで伺いました。
率直に言ってしまうと、作者様は「PLは背景情報やKP情報といった、完全秘匿情報をシナリオ進行中に認識する事が可能である」と思っているご様子でした。
「シナリオの背景情報に「試練に失敗したら(=KPCがアイホート目撃でSAN0になったら)生還は不可能である」と書いてあるから「アイホートとの契約を断る事が出来るとあるが何故不可能なのか」という点への疑問は解消可能である」、だそうですが、シナリオを回っている最中に、その情報を、つまり「アイホート目撃でSAN0になった時点でKPCが詰み」というのは、PL側に明確に地の文や、開示情報として取得出来る場面はありません。
試練に失敗する、とは具体的にどういう事なのか、は、全て背景情報にあり、PLやPCがシナリオ内でそれをKPCやNPCから明確に言葉として得られる可能性はありません。
作中人物にとっては話してはいけない・知る事のない情報なのですから、当然ですね。また、この点からPL側からは推測・推理する事が出来ない情報(=KPのみが閲覧を許されPLには開示・閲覧が不可能な情報)だという事も分かります。
付け加えるならば、「背景情報」や「KPのみの情報」という、シナリオの根幹や裏側にあたる部分を、KPがシナリオを進めている最中にPLへとその情報を一部であれ開示する事はありません。
何故ならそれは、「シナリオのネタバレ」にあたる行為であり、それはシナリオを回す際に問題になるからです。
また、(今は消えていますが)引用で頂いていた一陣テストプレイに参加された方の伏せ曰く、「「10日間体内で雛に侵され続けた状態で一斉に排出されれば、その場で助かる状態ではないだろう」という解釈を前提に」と書いておりましたが、その話は何故、シナリオ内KP情報として明記されていないのでしょう?
この点も誠実さにおいて、大変に疑問が残ります。
シナリオ内のKP情報や、あるいは補足情報として、ここでKPCが死亡する理由・解釈を明記しておけば、回す他のKPさんたちも、何かしらの手段でこの解釈をPLに伝える事が出来ます。
ですが、実際のシナリオはそうではない。この解釈に対して、シナリオには何の明記もない。
故に、HPが10以上あるKPCであっても、例外なく死亡する理由をKP側が「シナリオにそう書いているから」としか答えられません。
そのテストプレイ時の解釈の一文を加えておけば、呪文習得の際に日数と照らし合わせて……とPL側が考える余地も増えるはずです。
ですが、その解釈の記載は、シナリオ内のどこにも見当たりません。
更に付け加えるなら、「誘導に関しては、むしろ「ルフナは怪しい」という描写の方が記述が多いです。」と作者さんはDMで仰いましたが、心理学がないPCや、村にジルコンさんが残っていない場合、かなりルフナさんへの悪印象への根拠が薄まってしまい、ルフナさんからの「KPCを助けたくないか?」という誘導の比重が強くなる部分は、やや悪手だと感じます。
ルフナさんへの悪印象と、「KPCを助けたい」気持ちを天秤にかけ、ルフナさんへの悪印象に傾かない人間も居る、どころか、「KPCを助けたい」の方に傾く可能性が高いと感じます。
実際、私のPCも心理学がないので、情報がなく、ルフナさんへの悪印象はPCの性格由来のものしか出て来ず、それ以上の根拠は出せませんでした。
ルフナさんから村に対しての悪印象を語られても、「それはルフナさんから見たもの」であり、PCの大半はそう思ってない可能性があるため、これを怪しむ根拠とするなら、誘導が薄いと思います。
また、ルフナさんが最後に会いに来た際の、「『契約の神』の迷宮へ助けに行こうなんてのは、もう時既に遅しって感じスけど。でも、もしもの時に備える手段なら、まだ探せる。ヒントはこの村落自体に隠されてる。(中略)『契約の神』がどんな神なのかを知る事が出来れば、対策だって出来るっスから、ね?」に関しても、ほぼ虚偽情報である(知る呪文は全くアイホートに備える手段でも対策手段でもない)にも関わらず、この虚偽に関して、PL側では判定が不可能である事や、その後の手に入る禁書庫の情報が、むしろこの情報の方が正しいという補強材料として使えてしまう事が、大変なノイズであると感じます。
これらの点について、「シナリオの不明瞭についてKPとPLで話し合って」とありましたが、上記の通り、そもそもが『背景情報』というのは、KPが開示不可能な情報かつ、PLと話し合える情報ではない事、加えて、テストプレイでの解釈という、身内しか知らない情報が根拠であるからこそ、「▼このシナリオでルールブックを読まない(疎かにする)=見え透いた罠にも気付けない、ですので。」という一文を加える事は、必死に「限られた手札の中」から希望を探してこのルートを選んだ方にアンフェアで失礼にあたる、と私は申し上げていたのです。
私が書いた「PLには手札が限られている」の意味が分かっておられないようでしたので、DMだけでなく、こちらにも追記させていただきました。悪しからずご了承ください。