命と財産守る治水の要 一関遊水地 供用開始祝い式典
一関遊水地供用開始記念式典は21日、一関市大手町のSWS東日本シビックホール一関で開かれた。同市と平泉町にまたがる本体施設が完成し、北上川の洪水調節機能を7月から発揮できるようになったためで、出席者が流域住民の生命と財産を守るため、1972年から54年の歳月をかけて整備された治水の要の供用開始を祝い合った。
式典は国土交通省東北地方整備局、県、両市町と奥州市で組織する実行委が主催し、関係機関や来賓、地権者の代表ら約200人が出席。式辞で金子恭之国交相は「供用を迎えることができたのは、沿線自治体や約6900人にも及ぶ地権者の皆さまをはじめとする方々のご理解、ご支援のたまもの。引き続き地方整備局の現場力を最大限発揮して流域の安全・安心の確保を含め、防災減災、国土強靱(きょうじん)化を着実に推進していく」と語った。
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momottoメモ
同遊水地は1947、48年のカスリン、アイオン両台風による大規模な洪水被害を契機に国が整備したもので、総面積約1450㌶と国内では渡良瀬遊水地(栃木県)に次ぐ規模。市街地を守る周囲堤と、北上川沿いには三つの遊水地ごとに小堤や越流水を排出する水門などが設けられた。2025年度までの総事業費は2521億円。