巨人・井上温大が二塁踏ませず、橋上監督代行「打者に向かっていく気持ちが格段と向上している」
もどかしい3戦連続の雨天中止を挟み、5日ぶりに行われた試合も雨中で始まった。それでも巨人の井上は淡々と試合を作り、7回無失点。チーム単独トップの6勝目をつかんだ。
試合前まで今季3戦3勝、防御率0・43という好相性の相手に「最初から良いイメージで投げられた」。力強い直球とカットボール、フォークボールなどのコンビネーションもさえ、許した安打はわずか2本。唯一先頭を出塁させた六回も、代打ヒュンメルを速球で遊ゴロ併殺に退けるなど二塁を踏ませない好投で、2024年7月から続くDeNA戦の連勝を8に伸ばした。
安定した登板が続く今季は、内容へのこだわりが強くなっている。前回登板は、六回途中で走者を残して降板。無失点だったものの、「ああいう場面を自分で抑え切る投手になりたい」と悔しさをにじませた。
意欲的な姿勢に、橋上監督代行は「打者に向かっていく気持ちが去年に比べると格段と向上している」と信頼を深める。間隔が長く空き、野手も試合の入りが難しい一戦で立ち上がりから見せた頼もしい投球も、確かな成長の表れだろう。
ここまで5勝(6敗)を挙げている同学年のドラフト1位左腕、竹丸和幸(鷺宮製作所)と競い合う中、先発陣には今月、同じ左腕の小笠原が加わった。米大リーグを経験した新戦力に尊敬の念を抱きつつ、「そこに勝っていかないと(一軍に)残れない。負けないようにやっていきたい」と新たな発奮材料にする。
「最近の投球を見れば、これくらいは(やってくれる)という思いだった」と橋上監督代行。成長を続ける25歳は、着実に先発ローテーションの軸へと近づいている。(緒方裕明)