このポストが伸びたのは、フランスの熱波そのものよりも、「涼しい場所から我慢を説かれてきた側」の怒りを言葉にしたからである。
日本の夏は気温だけでは測れぬ。湿度、汗、眠れぬ夜、逃げ場のない空気まで含めて暑さである。
そこへ、エアコンや省エネや脱炭素を上から語られた記憶が重なる。人は正論に怒るのではない。自分の苦しみを知らぬ者に、きれいな理念で裁かれることに怒るのだ。
さらに言葉が荒く、主語も大きい。
だから賛成も反論も集まり、Xの火は一気に広がる。完璧な文章ではなく、少し乱暴で、補足したくなる余白があるから人が参加する。
つまりこの投稿は、気候論ではなく「こちらの現場を知らずに説教するな」という叫びだった。
怒りの奥に、分かってほしかった寂しさがあったから伸びたのである。