パスワードをかけていなかった
そもそも、なぜ派遣スタッフがこのような文書にアクセスすることができたのか。
このスタッフは今回流出した企画とは無関係だったという。
NHK関係者によると、NHKでは「5300」という報道情報端末に取材メモから放送の原稿、そして今回流出した企画書まで、ありとあらゆる情報が集約されて保存されている。
「5300」という名称は、システムを導入したときに使っていた端末の型番に由来しているそうだ。
ここに保存されている情報は1つ1つにパスワードをかけることもでき、実際に機密性が高い取材メモなどは多くにパスワードがかけられているという。
一方で、今回流出した企画書やインタビューの文字起こしは、パスワードをかけずに広く共有することが一般的になっていたようだ。
というのも、企画書はNHKに所属する記者がそれぞれ企画を考える時に、似たような企画をすでに考えている人がいないか調べる際の便宜のために、そして、インタビューの文字起こしは映像を編集する際に全文があったほうが便利であることから、多くの人が見られるようにされていた。
しかし、今回の事態を受けて、NHK内では企画案やインタビューの文字起こしなどにも全てパスワードをかけることが検討されている。