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【ねずみの初恋】碧くんは最後にねずみちゃんを殺すのではないか【109話時点】

⚠️ネタバレ注意・あくまでも個人の考察です。

この記事は『ねずみの初恋』第1話〜第109話時点での情報をもとにした考察である。

私の結論は一つである。

碧くんは、ねずみちゃんの所属する組織そのものを壊滅させようとしている。

そして、その先にはねずみちゃんと碧くん以外の組織関係者が命を落とし、最後に碧くん自身の手でねずみちゃんを殺すという結末が待っているのではないかと考えている。

もちろん、この結論だけを見ると飛躍しているように感じるかもしれない。

そこでまずは、第109話時点で判明している事実を整理し、その上で私の考察を述べていきたい。

1. 現在の状況を整理
(第109話時点)

まずは、
この考察に関係する人物の状況を整理する。

戦闘中
・ねずみ vs 水鳥・浅葱

碧くん
1.人質となる。
2.テングを殺害する。
(ねずみちゃんのもとへ向かっている?)

組織側
・鯆は、ねずみを水鳥たちのもとへ送り出した。
・瑠璃は生存している。

死亡(または死亡濃厚)
* テング(死亡)
* ペトロ(死亡)
* 中縹(死亡)
* 豚磨(死亡した可能性が高い)

※本記事では、考察に関わる主要人物のみを取り上げている。

2. この結末を迎える場合のストーリー

ここからは、私が予想する物語の展開である。

先ほど、「碧くんとねずみちゃん以外の組織関係者は命を落とし、最後に碧くんがねずみちゃんを殺す」という結論を述べた。

では、その結末に至るまでの流れはどのようになるのだろうか。

現時点では、大きく二つのパターンが考えられる。

パターン①
1.ねずみちゃんが水鳥・浅葱との戦いに勝利する。
2.同時期に碧くんが鯆ら組織側を壊滅させる。
3.その後、ねずみちゃんと碧くんが合流する。
4.ねずみちゃんは、「鯆たちがいなくなった今、
水鳥たちと戦う必要はあったのか」と苦悩する。
5.碧くんがねずみちゃんを殺害する。

パターン②
1.碧くんが先に鯆ら組織側を壊滅させる。
2.本来であれば、水鳥たちと戦う理由はなくなる。
3.戦いは続き、最終的にねずみちゃんが勝利する。
(碧くんが戦闘へ誘導する?)
4.碧くんがねずみちゃんを殺害する。

現時点では、この二つの展開が最も可能性の高いルートではないかと考えている。

3. 根拠

では、なぜ私はこのような結論に至ったのか。
根拠は大きく二つある。
1. 内容的根拠
2. メタ的根拠
まずは、内容的根拠から説明する。

3-1. 内容的根拠

ここで重要になるのが、碧くんの過去である。
まずは、現時点で作中から確認できる事実を整理する。

作中の事実

・碧くんには姉がおり、その姉はすでに死亡している。

・第1話では、碧くんが「おれも死んだ姉ちゃんのこと あまり思い出さなくなったなー」と発言している。

・第6話では、ねずみちゃんと、血を流して倒れている碧くんの姉と思われる人物が描かれている。

・第2巻では、姉の事件の場面にも描かれていた竹田ナオヤのイラスト展を訪れた際、碧くんは「う、うん。めっちゃ好きだよ」と一瞬言葉を詰まらせている。

・第4巻では、ねずみちゃんが碧くんの首の傷について触れた際、碧くんは話題を逸らすような反応を見せている。

私の考察

まず、第6話の描写についてである。
私は、この場面はねずみちゃんが碧くんの姉を殺害したことを示唆する描写である可能性が高いと考えている。

第2巻で竹田ナオヤの話題になった際に碧くんが言葉を詰まらせたこと、
第4巻で首の傷について話題を逸らしたことも、碧くんがねずみちゃんには話せない事情を抱えていることを示唆する描写ではないだろうか。

もし碧くんが姉の事件の真相を知っているのであれば、現在までねずみちゃんと行動を共にしてきたことにも、別の目的があったと考えることができる。

そして私は、その目的こそが組織への復讐なのではないかと考えている。

もちろん、ここまで述べた内容は作中で明言されている事実ではなく、あくまで私自身の考察である。

では、ここで一つ疑問が生まれる。

もし碧くんが真実を知っていたのであれば、なぜ今までねずみちゃんと共に過ごしてきたのだろうか。

この疑問については、「4. 考察の矛盾点・疑問点を紐解く」にて改めて考察したい。

3-2. メタ的根拠

ここからは、作中の描写ではなく、作品全体の構成や作者の発言から考えられる根拠について述べる。

まずは、
作品や作者から確認できる事実を整理する。

一つ目は、『ねずみの初恋』という作品そのものの構成である。

本作では、読者に安心感や幸福感を与えた直後、それを覆すような展開が何度も描かれてきた。

読者が「このまま上手くいくのではないか」と思った瞬間に、その期待を裏切る展開が訪れることは、本作の特徴の一つと言えるだろう。

二つ目は、作者のインタビューである。

作者はインタビューにて、次のように語っている。

「『このストーリーが来たら、こうなるよね』といった想定できる、ありがちな流れにはしない。」

「ねずみちゃんとあお君のかわいらしさや恋愛のシーンでみなさんの感情を上げるだけ上げて、いつかどん底に突き落としたい。」

「日本中をどん底に突き落とす気持ちでいる。」

さらに、物語の大筋については、ある程度構想した上で連載を進めているとも語っている。

私の考察

第109話時点では、碧くんの再登場によって、多くの読者が安堵しているように感じられる。

実際、ヤンマガのコメント欄を見ても、「このまま二人には幸せになってほしい」「あお君なら大丈夫」といった声が多く見受けられる。

もちろん、読者コメントそのものが作品の根拠になるわけではない。

しかし、「多くの読者が現在の展開に安心している」という状況を知る一つの材料にはなると考えている。

そして、作者がインタビューで語った「読者をどん底に突き落としたい」「想定できる展開にはしない」という方針を踏まえると、読者が最も安心している”今”こそ、大きく期待を裏切る展開が訪れる可能性が高いのではないだろうか。

私は、その役割を担う人物こそ碧くんなのではないかと考えている。

4. 考察の矛盾点・疑問点を紐解く

ここまで読んで、「この考察には矛盾があるのではないか」と感じた方もいるだろう。

私自身も、この考察には現時点で完全には説明しきれない点があると考えている。

ここでは、その疑問点について私なりの考えを述べたい。

① 中縹の死はどう説明できるのか

この考察において、最も説明が難しい点の一つが中縹の死である。

個人的には、

・中縹を殺害することでより碧くんの信頼度が周りにも読者にも伝わりやすいと考えたから。

・これまでの一連の流れで中縹が目立った行動をしすぎたため作戦がばれるのを恐れたから。

というように感じたがあくまでも憶測でしかなく、
それよりかは、

1.碧くんのお姉さんが鯆達の命令でねずみちゃんに殺された
2.最終的には鯆達に復讐したい
3.そのためにねずみを
殺人ロボットにする必要があった
4.しかしねずみちゃんは操られてただ仕事をこなしているってのを知った
5.そのため恨むことができなくなった
6.中縹を殺害。

と考えるのが妥当な気がするため、
この考察の上では疑問の残ってしまう点である。

② なぜ碧くんはもっと早くねずみちゃんを殺さなかったのか

この考察において、最大の疑問点はここである。

もし碧くんが復讐を目的としているのであれば、もっと早い段階でねずみちゃんを殺すこともできたのではないか。

私は、その理由は「ねずみちゃんを殺すこと」
自体が目的ではなかったからだと考えている。

碧くんの本当の目的は、
組織そのものを壊滅させることである。


そのためには、組織の内部にいるねずみちゃんの存在が必要だった。

つまり碧くんは、組織を崩壊させるためにねずみちゃんと行動を共にし、その役目が終わった最後に、自らの復讐を完遂しようとしているのではないだろうか。

もちろん、これも現時点では私の推測に過ぎない。

しかし、第109話までの描写を総合すると、この解釈が最も自然に物語全体を説明できると私は考えている。

5.おわりに

ここまで述べてきた内容は、すべて第109話時点で公開されている情報をもとに組み立てた考察である。

当然ながら、この考察が外れている可能性も十分にある。

しかし、もし碧くんの目的が「ねずみちゃんを救うこと」ではなく、「組織への復讐」、そしてその先にある「ねずみちゃん自身との決着」だったとすれば、これまでの何気ない描写や伏線の見え方は大きく変わる。

結末がどのような形で描かれるのか、
今後の展開を楽しみに見届けたい。

そして何よりも、
このような考察をさせていただいたこの作品に
本当に感謝を伝えたい。

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