日常生活の中で、電車に忘れ物をしてしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。特に貴重品が入っていた場合、その後の手続きや不安は相当なものです。しかし、時として予想もしない形で忘れ物が戻ってくることがあります。
今回は、50代女性のAさん(仮名)が数年前に体験した、電車での忘れ物をめぐる不思議な出来事について紹介します。
数ヶ月後、会社に届いた謎の宅配便
数年前、私は、通勤途中の電車の網棚に上げた人気ブランドのリュックサックを、うっかり忘れて降車してしまいました。
乗り換えを済ませ、会社の最寄り駅で忘れたことに気がつき、慌てて駅に連絡。同時に警察にも届け出を出し、各駅で確認してもらいました。
身分証明書、保険証、クレジットカードなど、携帯電話以外のすべてのものが入っていたので、「完全に終わったな…」と肩を落とし、自分を責める日々が続きました。
ですが、「とはいっても日本だし2、3日で紛失物が出てくるのでは…」などと、ほのかな期待をしていました。しかし現実は甘くなく、数週間たっても何の情報もありませんでした。
日々の忙しさに忘れかけた数ヶ月後、会社に私宛ての宅配便が届きました。
送付者は私が通っていたゴルフ練習場の名前。
開けてみると、中に入っていたのは、新品のきれいな紺色の手提げビジネスバッグがビニールで包まれたものでした。
その中には、数ヶ月前に電車で紛失したクレジットカード、免許証、保険証や会社の書類、ゴルフ練習場からのお知らせの封書など、現金こそありませんでしたが、8割のものが同封されていました。
そのバッグ自体も、1〜2万円ほどの価格があるものでした。
気持ち悪く思い、警察にも届けました。意味が分からないという感じで、なかなか動いてはもらえませんでしたが、それでも一応、出荷されたコンビニの防犯カメラを確認してもらいました。
そのカメラには、80代の男性が映っていたようでしたが、単純にその方は拾っていただいた良い人だったということで、それ以上のことは分かりませんでした。
今でも、もやもやしています。現金だけ抜かれた後に捨てられていたものを拾った親切な方が、警察に届けずに直接返してくれたという美談ということでしょうか。しかし、今でも何が起こったのかよく分からないお話です。
善意か偶然か、謎に包まれた忘れ物の帰還
最も不可解な点は、なぜ新品のビジネスバッグに入れ替えて送ったのかということ。
防犯カメラに映った80代の男性が、果たして最初に拾った人物なのか、それとも別の誰かが関わっているのか、真相は分からないままというのも、不可解ですね。
「今でも、もやもやしています」というAさんの言葉が示すように、この出来事は善意の行為なのか、それとも何か別の事情があったのか、判断に迷うところです。しかし、大切な身分証明書類が手元に戻ってきたことは、結果的には良かったといえるでしょう。
電車に忘れ物をしてしまった経験のある方も少なくないでしょう。個人情報が人の手に渡ってしまうおそれもあるので、忘れ物には重々気をつけたいですね。
※本記事では読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。
アンケート実施日:2025年6月23日
投稿方法:TRILL 募集フォームより
投稿者:50代女性・会社員