12日の日米閣僚協議で決定が持ち越された対米投資の第1号案件の候補には、ガス火力発電や原油積み出し港の整備のほか、人工ダイヤモンドの生産事業が浮上しているとされる。人工ダイヤは自動車部品や半導体の加工に不可欠な重要物資だが、世界シェアの9割を中国が掌握している。レアアース(希土類)と同じ構図で、高市早苗政権が重視する脱中国化が喫緊の課題だ。
安価な中国製、駆逐された日米製
「レアアースの陰に隠れているが、人工ダイヤがなくなっても自動車はつくれなくなる」
ダイヤモンド工業協会(東京)の佐藤正典事務局長は、中国依存からの脱却が必要な物資の象徴となっているレアアースを引き合いに、人工ダイヤの重要性を強調した。
佐藤氏によると、工業用人工ダイヤは世界シェアの9割超を中国製が占める。以前は日米ともに製造していたが、政府の支援を受けた安価な中国製に駆逐されたという。