20代女性が副業話にだまされる 特殊詐欺で174万円被害 三重・松阪
三重県警松阪署は26日、同県松阪市内に住む20代の専門学校生の女性が、副業を装った特殊詐欺で現金計174万500円をだまし取られた特殊詐欺事件が発生したと発表した。 同署によると、女性は今年2月11日にスマートフォンで副業を探していたところ、「LION」という会社の副業サイトを見つけた。サイト内に記載されたURLをタップすると通信アプリ「LINE」が起動し、「『IT』受け取りLINE」というアカウントが追加され、そこでやり取りが始まった。 女性は「60日間働いたら240万円稼げるコース」を勧められた。相手からは「240万円のうち60万円が女性に入り、残りは相手に入るが、金銭的な負担はかからない」などと説明され、その内容を信じて副業に臨むことにした。 その後、「PayPayで500円支払うと、副業のノウハウが入ったデータを受け取れる」などと指示され、女性は「LION」宛てに500円を送金。さらに「コース登録するための手続きが必要」と言われ、消費者金融でお金を借りる方法を教えられ、複数の消費者金融から計現金110万円を借り入れた。女性はその後、インターネットバンキングを利用し、50万円と60万円の2回に分けて「LION」とは別の法人名義口座に計110万円を振り込んだ。 その後も、「登録に必要な費用がある」などと言われ、再び消費者金融などから計現金70万円を借り入れ、2月12日にコンビニATMから15万円と49万円の2回に分けて同じ法人口座に計64万円を振り込み、現金計174万500円をだまし取られた。 女性が行った副業はSNS「Instagram」でドラマを紹介する仕事だった。しかし、報酬は支払われず、さらに、「消費者金融から借りたお金は、副業の収入から返済しなければならない」などと言われたことから不審に感じ、6月3日に松阪署を訪れて相談。同署は捜査の結果、特殊詐欺とし、同25日に被害届を受理した。