新宿・歌舞伎町“有名精神科医”が不同意性交の疑いで7回目の逮捕…20年にわたり犯罪を繰り返してきた激ヤバ医師の「数々の悪行」

4月1日、とある精神科クリニック院長が逮捕されたという速報がテレビやネットを駆け巡った。女性患者に対する不同意性交の疑いで逮捕されたこの精神科医は、20年前から精神医療業界を騒がせてきた有名人だった。彼の名前を知る人はエイプリルフールの悪い冗談だと思ったことだろう。彼が逮捕されたという事実ではなく、彼がまだ医師免許を持ち、診療を続けていたという事実を。

20年以上にわたって精神医療機関の不正の摘発に関わり、著書に『精神医療ビジネスの闇』(北新宿出版)がある、『市民の人権擁護の会』日本支部代表世話役の米田倫康氏が論じる。

過去にも数多くの問題行動

この精神科医は、新宿・歌舞伎町で精神科を標榜する「東京クリニック」の院長、伊沢純容疑者(55)である。報道や行政資料で確認できる彼の問題行動は以下のとおりだ。

●患者に対する暴力事件(有罪確定、行政処分)
2006年、診察室で女性患者とその付き添いの家族に暴力をふるって逮捕され、その後傷害罪で有罪確定。2007年8月に医業停止2年の行政処分。

●医師法違反(有罪確定、行政処分)
2007年11月、リタリンの不適切処方(医師法違反)の疑いで家宅捜索。2008年6月に書類送検。2012年1月上告棄却で罰金刑確定。2014年10月に医業停止3月の行政処分

●元患者に対するストーカー行為と脅迫行為(不起訴)
2008年12月1日、元患者である交際相手に対するストーカー行為と脅迫行為により、ストーカー規制法違反と脅迫容疑で警視庁に逮捕された。不起訴のため行政処分には反映されず。

●覚醒剤取締法違反(逮捕、処分保留)
2022年3月7日、家宅捜索の際に覚醒剤が自宅から見つかり、所持していた疑いで逮捕。その後処分保留。

●元患者の交際相手に対する傷害罪(起訴、有罪確定)
2022年3月28日、元患者である交際相手に対して暴行した疑いで逮捕。その後起訴、有罪。

●患者に対する準強制わいせつ(逮捕、処分保留)
2022年4月21日、立場を悪用して診察中の女性患者にわいせつ行為をした疑いで逮捕。その後処分保留。

●元患者に対する名誉毀損(起訴、有罪確定)
2022年5月16日、元患者の虚偽情報などを元患者の親族の勤務先に伝えた疑いで逮捕。その後有罪確定。

●患者に対する強制わいせつ未遂(逮捕、処分保留)
2022年6月15日、女性患者にわいせつな行為をしようとしたとして、強制わいせつ未遂容疑で逮捕。その後処分保留。

●患者に対する強制性交等(逮捕、処分保留)
2022年7月7日、20代の女性患者にわいせつな行為をした疑いで逮捕。その後処分保留。

伊沢医師は2度の医業停止の行政処分を経てクリニックを閉鎖したものの、2019年に現在の住所で再開した。2022年に6度逮捕された際、身柄を拘束されたまま刑事裁判は進行し、別件の暴力事件で執行猶予中であったことも明らかになった。2023年2月27日に東京地裁によって懲役2年4月の実刑判決が言い渡され、双方控訴せず刑は確定した。

「東京クリニック」ホームページ
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連日ニュースで目にするように、医師が犯罪で逮捕されること自体は珍しくない。しかし伊沢医師の悪質さは他と一線を画す。他科よりも職業倫理が強く求められる精神科において、立場を悪用して繰り返し患者に危害を加えているからだ。刑罰や行政処分が抑止力になっていないのは明らかである。

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