【日本保守党】大量開示請求の違法性
ここでいう開示請求とは「発信者情報開示請求」のことです。
発信者情報開示請求とは、インターネット上で誹謗中傷やプライバシー侵害などの不適切な投稿が行われた際に、その投稿を行った発信者(投稿者)の情報を開示するようにプロバイダやSNS運営会社に対して発信者の氏名や住所などの開示を求める手続きです。
Ⅰ 中心は猫組長
別のnoteにて、猫組長と福永弁護士が扇動する「集団的訴訟」についてふれましたが、それと並行して日本保守党の批判者たちに対して開示請求を行う計画も動いているようです。その主導者もまた猫組長です。
猫組長
猫組長(ねこくみちょう、1964年〈昭和39年〉5月25日- )は、日本の投資家、評論家。元ヤクザであり山口組・組織分裂後の神戸山口組の二次団体である佐藤組の本部長、及び三次団体である渡辺組の組長を務めていた。本名は菅原 潮(すがわら うしお)。
猫組長は「猫組長チャンネル」というニコニコ動画の番組を定期的に配信しています。この番組は一部無料で見られる部分もありますが、基本的には有料会員のみが視聴できるようになっています。猫組長をとりまく訴訟の話は、主にこのチャンネルのライブ(ニコ生配信)で語られることが多く、有料会員以外には詳細な情報が伝わらないようになっています。
ただし猫組長は一部の人間にのみ自身の配信の転載許可を出していて、その転載された情報から概要を伺い知ることができます。
今回のnoteでは、その断片的な情報をつなぎ合わせながら「大量開示請求」の概要をまとめていきたいと思います。
Ⅱ 開示請求の下準備
大量開示請求の動きがいつ頃始まったのか、詳細な日時は定かではありません。各媒体のログを遡ったところでは、2025年2月中旬~下旬にかけて表面化してきたようです。
2025年2月21日𝕏にて、とある日本保守党の支持者Kが、他の支持者に向けて情報提供を呼びかけています。
猫組長に対して否定的な言葉を吐くアカウントの情報収集を行っているのです。これは大量開示請求のための下準備と見てよいでしょう。
また、それから4日後の2月25日には、日本保守党の百田尚樹代表が飯山あかり氏に対して挑発的な発言をしています。飯山氏を猫組長に接触させて、訴訟のきっかけをつくりたいのでしょう。
このようにして猫組長は、保守党を批判する者たちと裁判を起こすための足掛かりを作り始めました。
昨夜、ニコ生「百田尚樹チャンネル」のゲストでお越しくださった猫組長。
— 百田尚樹(作家/日本保守党代表) (@Hoshuto_hyakuta) February 24, 2025
飯山あかりに対して完全な戦闘モード!
キチ◯イという言葉を連発!
なんと2時間の間に100回以上。
さあ、「私は誰とでも戦う」と豪語している飯山あかりはこれに黙っているのか。https://t.co/KVyLgQmitZ
2:07:50~
今頃今日のライブの台本を書いとるとこでしょう。朝からこの番組見ながら台本書いとると思いますけど、昨日の番組に対してちょっとね、1回、おいこら猫組長、私のこと「〇〇」って言うたなと、黙ってへんでと一言それ聞きたいなと、たぶん猫組長はおっそろしいことになると思いますよ、それ言うたら
Ⅲ 罠をしかける
■猫組長編
そして3月に入ると今度は、猫組長のニコ生配信について、限られた一部の人にのみ有料部分の転載を許可し始めます。
有料配信部分の転載許可について
そして同番組の有料配信部分では、飯山氏を侮辱する過激なモノマネや、日本保守党の批判者を刺激するような話題を扱い始めます。
一部の許可された人々はその過激な内容を転載するわけですが、動画には「転載禁止」等の注意書きが一切ないので、SNSで流れてきた情報を見た人がそれをそのまま転用・拡散してしまいます。
特にそういった日本保守党の過激な動画は、内容を問題視した人が講義の声を上げるために拡散される傾向にあります。普通に考えて、保守党批判者は保守党関係者の有料番組に登録してないでしょうから、より切り抜きが拡散されやすいのです。
このようにして因縁をつけるための罠をはり、有料部分の無断転載を行った𝕏アカウントを保守党支持者が猫組長に報告し、最終的には猫組長がそれらのアカウントに対し著作権侵害の訴えを起こして開示請求をかけるという流れに持っていくつもりのようです。
無断転載した人に開示請求を送ることについて、猫組長自身が話している動画があります。
下記のYouTube動画内で見ることができますので、確認されたい方はご自身で見てみてください。(本noteには猫組長の動画を直接貼り付けることはしませんので)
このYouTubeの配信者は日本保守党の支持者で、猫組長から有料部分の転載を許可されている1人のようです。
3:21~猫組長の話が始まります
■福永氏編
3月に入ってから急速に日本保守党との仲を深めている福永活也弁護士も、自身の𝕏やYouTubeで、とある動画を公開し出しました。
この動画は飯山氏を相手にした集団的な訴訟を提案する内容となっており、こちらも猫組長の有料配信部分となっています。
これを公開した上で福永氏は、YouTubeの切り抜きは許可していないとしています。そしてこの動画が不当にアップロードされていないか、監視役をつけていることも明かしました。
これも大量開示請求の足掛かりとするための布石と見るべきでしょう。
転載禁止の呼びかけもなく摘発する猫組長より、注意喚起がある分、福永氏の方が幾分良心的ではありますが…。
★X https://x.com/fukunagakatsuya/status/1899729162505486572
★Youtube動画 https://youtu.be/vkO9wFOozYM?si=HWl_mEZSivPJYj_n
念のためですが、YouTube動画の切り抜きは許可していません。というか著作権は本来、承諾がない限り無断転載はできないのが原則です。
— 福永活也@冒険家弁護士YouTuber10万登録 (@fukunagakatsuya) March 11, 2025
一方的に許可を求めるDMを送ってくる人もいますが、明示的に許可しない限り不可ですのでご了承ください。
なお、相方が管理してくれています。@kazu19850101
みなさん監視とパロトロールと報告などお待ちしてます!! https://t.co/yofHZBJSRG
— 高橋かずなり (@kazu19850101) March 11, 2025
Ⅳ 開示請求の実現性
下記の動画の中では、配信者のYoutuberさんが猫組長チャンネルの有料配信部分の話を代弁してくれています。
これによれば、少なくとも猫組長には大量の開示請求を行うだけの資金力があるようですね。
1:35~
開示請求1件につき着手金は22万円だそうです。この22万円をもって100件やったところで2200万円だから、まぁ私からしてみれば大したことはないと。100件200件いくらでもやってやるよ…だそうです。なので開示請求されないと思ってタカを括ってるみなさん、やられちゃうんで気をつけてください。
また、福永克也弁護士も開示請求に協力的な姿勢を示しており、猫組長に対して無料でやるとまで発言しています。同氏の配信するYoutube動画でも、保守党批判者に対する開示請求についてふれ、保守党とは関係なく個人の勝手な願望でこれを行いたいと話しています。
8:15~
ちなみにね飯山先生のカンパの返還の話とか、あと個人的には日本保守党さんの批判者に対して開示請求とかをね大量にしかけたいなと勝手に思ってるんですけど、これ百田先生とか有本先生から当然依頼されてないですよ。依頼されてない、相談もされてないですよ。勝手に僕が言ってるだけなので。
資金力に加えて、大量の開示請求を行うための法の知識も加わっていることから、この計画は実現性が高いとみて良いと思います。
Ⅴ 個人情報の悪用
猫組長は過去に開示請求を行った時の話を、自身のYouTubeチャンネルで語っています。
そこでは驚くべきことに、開示請求を行った相手の自宅に赴いて生活ぶりを見たり、相手の会社に手土産を持って話をしにいくなどといった話をしているのです。
そしてこの話を聞いた日本保守の支持者たちが、𝕏のいたるところで保守党批判者を恫喝し始めました。保守党や猫組長に対して批判的な発言をする者に対し、「猫組長に住所をさらされるよ」「猫組長に開示請求されたら、あなたの家族の情報も全部調べられちゃうよ」「自宅に猫組長がやってきたらビビるだろうなぁ」といった具合に。
裁判を起こされるよ、だけにとどまらず、開示請求で判明した個人情報を使って社会的に抹殺されるようなことを仄めかして脅すのです。
Ⅵ 開示請求に潜む違法性
発信者情報開示請求で得られた情報を、目的外のことに使用することは禁止されています。
通常、開示の目的というのは「裁判上の手続きのため」「損害賠償を請求するため」等です。知りえた情報を目的外で使用する行為、正当な理由なく第三者に公開することや、相手の自宅や会社に無断で訪問することは違法となります。
もし目的外のことに使用した場合はどのような制裁があるのでしょうか?
ChatGPTに聞いてみたところ、個人情報保護法違反で行政処分を受けたり、悪質性の高い場合は刑事罰を受けたりする可能性があるとのことでした。また相手(情報開示を求めた相手)から損害賠償を請求される可能性もあるようです。
またタイムリーなことに、このnoteを書いている最中にも、SNSで住所公開を行ったことに対する実刑判決例がでたようです。
画期的な判決!!
— 上念 司 (@smith796000) March 12, 2025
ちなみに、開示請求を脅迫手段として使うのは違法だよ。開示請求するときに弁護士からもそこは必ず注意されます。 https://t.co/EAZoV1PxHM
開示請求自体は悪いことではありません。私は誹謗中傷を肯定するつもりもありません。
日本保守党を批判する者の投稿でも、言論の自由を超えた誹謗中傷や、個人攻撃に終始しているものを見かけます。そういった投稿に対して訴訟を起こすのであれば、なんら問題ないと思います。
しかし、猫組長とその取り巻きたちの大量開示請求の計画には、そのような正当な目的や主張が見当たりません。一連の情報をつなぎ合わせて見えてくるのは、日本保守党の批判者の口を塞ごうという、どうしようもない悪意ばかりです。
このような悪意に満ちた開示請求や、個人情報の公開を脅しに使うことは、違法性、犯罪性が高い行為です。
日本保守党を応援するあまり、批判者の個人情報開示を祭りのように囃し立て、ともすれば自分もその情報拡散に加わろうとしている人は、今一度冷静になって考えてください。その行為は日本を言論統制に向かわせる重大な一歩であり、また、貴方に犯罪歴をつけてしまう結果となるかもしれまん。
Ⅶ 日本保守党との関連性考察
■事実関係の整理
猫組長が行おうとしている大量開示請求は、表面的には日本保守党はなんら関与していません。猫組長や福永弁護士は、2025年3月12日現在では、日本保守党の幹部でもなければ、代理人でもありません。
猫組長は自らに向けられた誹謗中傷や著作権侵害に対して行動を起こしているだけで、日本保守党に頼まれてやっているわけではないのです。
ただそれが「間接的に」日本保守党を批判する人たちに対する訴訟になっているというだけの話です。
だから、この大量開示請求について日本保守党に苦情を寄せるのは慎重になった方が良いでしょう。無暗に党を糾弾すると、証拠のない訴えとして、逆に名誉棄損を突き付けられかねません。
しかし、情報をもとに考察することは自由だと思います。あくまで「疑惑」ですが、党との関連性についても、いくつかの証拠とともに考察してみます。
■ウジ虫は潰す
2024年12月31日の『ニュース あさ8時!』(この回は9時)で、日本保守党の代表 百田氏と事務総長の有本氏は「来年(2025年)からガンガン開示請求をかけていく」と発言し、日本保守党を批判する者を「ウジ虫」と揶揄して「ややこしいウジ虫は潰していく」とまで言っています。
猫組長の行う大量開示請求との因果関係を示すものではありませんが、少なくとも日本保守党は2025年に、法的手段で批判者になんらかのアクションを起こす意思があると言えるでしょう。
1:25:26〜
百田氏「来年からガンガン開示請求かけていきますから。もうすでに開示請求かけていきます」
1:42:30~
有本氏「いろんな意味で前向きに明るく元気に、そして既成の概念にとらわれることなく、どんどんやっていきたいなと思いますね」
百田氏「はい、で、ややこしいウジ虫は潰していくと」
■日本保守党代表の情報収集
2025年2月25日、百田氏の𝕏アカウントで「闇のクマ」さんの情報を募るポストが投稿されました。
「闇のクマ」さんとは政治系の発信を行うインフルエンサーで、近ごろ頻繁に日本保守党を批判する投稿を行っている1人です。百田氏とは面識があるようで、闇のクマ氏は百田氏との過去のやりとりなどを投稿したりもしています。
この百田氏の投稿での大事なポイントは2点。
1点目は、通常は「看過できない問題発言について訴訟を検討する」ところが、「訴訟を起こしたいから問題発言の証拠を集めろ」となっているところです。
つまり問題のある事象に対して訴訟を起こすのではなく、特定の人物を困らせるために訴訟を起こすのだと言えるでしょう。
そして、その訴訟を誰が起こすつもりなのかも、このポストでは明示していません。特定の人物を潰せればよいのですから、訴訟を起こすのが猫組長であっても目的は達成できるわけです。
2点目は、この発言をしているアカウントは、百田氏個人のものではなく、日本保守党代表のものとなっている点です。つまり、この「証拠集め宣言」は、日本保守党が党をあげて行っているものと受け取って良いでしょう。
2024年末の「ウジ虫は潰す」の意味するところは、つまり誹謗中傷に対して対応するという意味ではなく、党への批判を行う人物を黙らせるために訴訟を起こすという意味だったのではないかと推測できます。
私もやることに決めました。
— 百田尚樹(作家/日本保守党代表) (@Hoshuto_hyakuta) February 16, 2025
賛同してくれる皆様、「闇のクマ」氏のポストで、アウトと思われるものをスクショして、送ってください。
必ずやります。
既にかなり前から訴訟に向けて動いている人を知っています。
闇クマ氏は、5月までに少なくとも三つの訴訟を抱えることになるでしょう。 https://t.co/t8Dh63fOg8
■作戦会議
2025年3月4日は、猫組長・百田氏・福永弁護士の3人での会合が都内某所で行われています。
猫組長が橋渡し役となって、百田氏と福永弁護士が顔合わせをする会だったようです。
ただ、この会は世間話に花を咲かせて和気藹々とするような、そんな内容だけではなく、今後の日本保守党絡みの訴訟に関する話もあったでしょう。
この会合について、福永氏がYoutube動画を配信しているのですが、そのタイトルが『百田尚樹先生、猫組長と作戦会議してきました。』となっています。作戦会議の詳細は語られていませんが、何かしら今後の訴訟絡みの話があったとみてよいでしょう。通常、単なる世間話を作成会議とは呼ばないでしょうから。
そしてこのすぐ後から「飯山あかり氏に対する集団的訴訟」「日本保守党批判者の大量開示請求」の話が動き出しています。
福永活也弁護士、実に気持ちのいい楽しい人でした。
— 百田尚樹(作家/日本保守党代表) (@Hoshuto_hyakuta) March 4, 2025
しかし、さすがは「日本一稼ぐ弁護士」の異名を持つ男。法律の戦術に関しては凄腕の持ち主というのは、少し話しただけでわかりました。
敵に回したら恐ろしい弁護士です😰 pic.twitter.com/ZNOUJwXS6N
猫組長さん、ありがとうございました!
— 福永活也@冒険家弁護士YouTuber10万登録 (@fukunagakatsuya) March 4, 2025
せっかくなので、スリーショットを!
また明後日のニコ生放送でもよろしくお願い致します!
女子大生やOLがアフターヌーンティーで写真撮りまくっている環境下で、僕たち三人だけが異様な席でしたね笑😆 https://t.co/9TUiBQpftA pic.twitter.com/GF4EnCma7U
■関連性考察
日本保守党は、党の批判に対して法的手段に出ることを表明している
批判の内容ではなく、批判する人物に攻撃を加える目的で訴訟するようである
猫組長・百田氏・福永弁護士は3人で何らかの作戦会議を行っている
作戦会議の直後から、猫組長と福永弁護士は大量開示請求の話をし始めた
大量開示請求のターゲットは、結果的に日本保守党の批判者となっている
上記の要素にくわえて、日本保守党代表の百田氏と猫組長は、党結成前からの友人のようです。彼らの友情は非常に強固で、猫組長のポストでは度々、百田氏(ひいては日本保守党)をバックアップするために汚れ役を買って出ると発言しています。
それはつまり、百田代表が表立ってできないことを、猫組長が裏で引き受ける…ということ、二人が表裏一体で動いていることを証明しているともいえるのではないでしょうか。
こうして事実を順番に並べていくと、利害関係の一致・時系列・人物の接点などの観点から「日本保守党が猫組長の主導する大量開示請求と無関係である」とは、到底ならないと思います。
たとえ「法的に問題はありません」と言って、日本保守党の幹部たちがふんぞり返るとしても、こういった黒い話や、言論弾圧の疑惑がつきまとう政党に、誰が投票したいと思うでしょうか。
口ではどんなに良いことを言っていても、やっていることが汚いことばかりでは、何も信用できません。少なくとも私はそう思います。
有権者の皆様、不当な批判は許されなくとも、1人1人が何を考えるかは自由です。こういった疑惑を元に保守党に不信感を覚えることは、誰にも侵害されない心の自由です。
貴方の心に従って大切な1票を投じてください。
それこそが私たちができる抵抗です。
結局のところ、日本において政党は国民に支持されなければ存在価値はなくなるのですから…
Ⅷ まとめ
日本保守党をとりまく問題の中でも、集団的訴訟の件と、この大量開示請求の件は比較的水面化に埋もれやすい問題といえるでしょう。
理由は先に述べたように、どちらの問題も日本保守党とは直接的に関係のないところで動いているからです。また情報も分散していて断片的なので、第三者がわかりにくい。
だからこそ、どこかで情報をまとめたページが必要だと思い、今回のnoteを書きました。
私は、大量開示請求は日本保守党の言論弾圧であると考えます。党が公式に動かず、第三者を介して間接的に批判者の言論を弾圧する卑劣な行いです。
藤岡信勝先生のお言葉を借りれば、まさに「日本保守党は自由民主主義の敵である」と言えるでしょう。
「敵」は非常に狡猾です。このnoteの情報が、みなさんの身を守ることに役立てば幸いです。
これからも自由な言論を発信していける世の中でありますように。


コメント