「秘密基地のような車」として話題のスペーシアベースですが、ネット上では「やめとけ」「買って後悔した」といったネガティブな声を目にすることがあります。
デザインが良く使い勝手も良さそうなのに、なぜ失敗したと感じる人がいるのでしょうか。
結論からお伝えすると、スペーシアベースは「乗用車と同じ感覚で買うと後悔しやすい車」だからです。
本記事では、スペーシアベースの欠点やリアルな口コミを徹底解説します。
メリットとデメリットを正しく理解して、あなたにとって最高の愛車になるかどうかを見極めましょう。
スペーシアベースは「やめとけ」と言われる5つの理由
1. 家族向けではない?後部座席が極端に狭いという欠点
スペーシアベースを購入して最も後悔しやすいのが、後部座席の居住性です。
外観は普通の軽ハイトワゴンに見えますが、中身はれっきとした商用車(4ナンバー)として設計されています。
商用車の規格では、乗員のスペースよりも荷室の面積を広く確保しなければならないという明確なルールが存在するのです。
そのため、後部座席は極端に足元が狭く、大人が座ると膝が前席の背もたれに当たってしまうことも少なくありません。
座面のクッションも薄く作られており、背もたれのリクライニング機能も備わっていないため、長時間座り続けるにはかなり過酷な環境と言えます。
あくまで「荷物を積むための空間」であり、後席は一時的に人が乗るための補助席と割り切る必要があります。
もし、週末に家族全員で出かけたり、日常的に友人を後ろに乗せたりする用途を想定しているなら、スペーシアベースはやめとけと言わざるを得ません。
ファミリーカーとして快適性を求めるのであれば、乗用車モデルである通常の「スペーシア」を選ぶのが確実な選択となります。
2. 商用車(4ナンバー)仕様のため乗り心地が硬い
乗り心地の硬さも、スペーシアベースで失敗したと感じやすいポイントの一つです。
乗用車のサスペンションは、人が快適に乗れるように柔らかめのセッティングが施されています。
対してスペーシアベースは、最大200kgの荷物を積載することを想定して足回りが設計されています。
重い荷物を積んでも車体が沈み込みすぎないよう、サスペンションが頑丈かつ硬めにチューニングされているわけです。
そのため、荷物をあまり積んでいない「空荷」の状態で走行すると、路面からの突き上げや段差の衝撃をダイレクトに感じやすくなります。
日常の買い物や通勤だけで使用する場合、このゴツゴツとした乗り心地がストレスに変わる恐れがあるでしょう。
また、商用車はコストダウンや軽量化のために防音材が省かれていることも多く、走行中のロードノイズや風切り音が車内に入ってきやすい傾向にあります。
静かで滑らかな乗り心地を求めている方は、購入前に必ず試乗を行い、自分が許容できる範囲の乗り味かどうかを確認しておくことが大切です。
3. フルフラットにしても段差ができる!車中泊での失敗談
車中泊を楽しみたいという理由でスペーシアベースを選ぶ方は多いですが、ここでも注意が必要です。
スペーシアベースには便利なマルチボードが標準装備されており、荷室をフラットに近い状態にアレンジすることができます。
しかし、「完全に平らなベッド」になるわけではないため、事前の準備が欠かせません。
特に問題となるのが、運転席と助手席を前に倒して寝床を作った際に生じる、シートの凹凸と段差です。
座席の厚みや構造上、どうしても隙間や斜めの部分ができてしまうため、そのまま寝袋を敷いただけでは背中や腰が痛くなってしまいます。
車中泊を快適にするためには、厚手の車中泊専用マットや、段差を埋めるためのクッションを別途購入して敷き詰める手間が必要です。
カタログの写真を見ると簡単に車中泊ができそうに見えますが、実際の設営には工夫が求められます。
「買ったその日にすぐ快適に寝られる」と期待していると、いざ横になった時に予想以上の寝心地の悪さに後悔してしまうかもしれません。
車中泊をメインの目的にするなら、マットの収納スペースなども含めて運用方法を考えておきましょう。
4. ターボエンジン未設定によるパワー不足の懸念
車の走行性能において、スペーシアベースにはターボエンジンの設定がないことも大きな欠点として挙げられます。
さらに、近年のスズキ車に多く採用されている、モーターのアシストで走りをサポートする「マイルドハイブリッド」も非搭載です。
搭載されているのは自然吸気(NA)エンジンのみとなっており、力強い加速を求める方には物足りなく感じるでしょう。
普段、平坦な市街地を一人で走る分には、自然吸気エンジンでも特に不満を感じることはありません。
しかし、キャンプ道具などの重い荷物を満載した状態や、大人2人が乗車して急な上り坂を走行する場面では、明らかにパワー不足を実感します。
アクセルを深く踏み込む必要が出てくるため、エンジン音が車内に大きく響き渡り、運転の疲労感にも繋がります。
また、高速道路での合流や追い越し車線を走る際も、加速に時間がかかるため余裕を持った運転が求められます。
長距離のドライブや、山道を走るアウトドアレジャーによく出かける方にとっては、ターボがないことが後々大きなストレスになる可能性があります。
自分の主な走行ルートに坂道が多いかどうかも、購入前に考慮すべき重要なポイントです。
5. 車検期間の違いに要注意!乗用車とは維持のサイクルが異なる
軽商用車であるスペーシアベースは、一般的な乗用車とは車検の有効期間が異なる点にも注意が必要です。
通常の軽乗用車を新車で購入した場合、最初の車検は「3年後」にやってきます。
しかし、4ナンバーの軽商用車であるスペーシアベースは、新車で購入しても初回の車検が「2年後」に設定されているのです。
もちろん、2回目以降の車検は乗用車も商用車も同じ「2年ごと」になりますが、新車購入からわずか2年でまとまった車検費用が必要になるのは、見落としがちなデメリットと言えます。
新車の気分が抜けないうちに車検の案内が届くため、想定外の出費に戸惑うオーナーも少なくありません。
さらに、任意保険(自動車保険)の扱いについても注意が必要です。
保険会社によっては、4ナンバーの商用車は年齢条件の割引が適用されなかったり、通販型の安い自動車保険で引き受けてもらえなかったりするケースがあります。
維持費が安いイメージのある軽バンですが、車検のタイミングや任意保険の保険料について、事前にしっかりとシミュレーションしておくことをおすすめします。
参考:軽自動車税制(総務省)
リアルな声を紹介!スペーシアベースの口コミ・評判
「買って後悔した」ネガティブな口コミ
ネット上の掲示板やSNSを調査すると、スペーシアベースに対するネガティブな口コミもいくつか見受けられます。
やはり最も多いのが、「後部座席が想像以上に狭くて硬い」という声です。
「たまに親を後ろに乗せたら、乗り心地が悪すぎて申し訳ない気持ちになった」「子供のチャイルドシートを乗せるには不便すぎる」といった、人を乗せた時の不満が目立ちます。
また、「乗り心地がピョンピョン跳ねる感じで、長距離運転は疲れる」という走行性能に対する厳しい意見もありました。
商用車ベースであることを知らずに、見た目の良さだけで購入してしまった方からの後悔の声が多い印象を受けます。
さらに、「フルフラットにしても斜めになる部分があり、寝心地を良くするためのマット探しに苦労した」という車中泊ユーザーならではのリアルな悩みも散見されました。
これらの口コミから分かるのは、用途と車の特性がミスマッチを起こした時に「失敗した」と感じやすいということです。
日常的に複数人で乗車する人や、乗用車レベルの快適性を求める人には、やはり厳しい評価となっているのが現実です。
「秘密基地みたいで最高!」ポジティブな口コミ
一方で、スペーシアベースの特性を理解して購入した人たちからは、絶賛する声が数多く寄せられています。
「マルチボードを使って車内でテレワークができるのが最高!まさに動く秘密基地」「釣りの道具を乱雑に積んでも、撥水シートだから汚れが気にならなくて助かる」など、趣味や仕事に特化した使い方をしている人には非常に高く評価されています。
また、「見た目がスペーシアカスタムみたいでカッコいいのに、維持費が安くて助かっている」という、デザインと経済性の両立を喜ぶ声も多いです。
「割り切って2人乗りとして使っているので、後席の狭さは全く気にならない。むしろ荷室が広くて大満足」というように、自分のライフスタイルにバッチリとハマっている人にとっては、唯一無二の相棒となっているようです。
欠点をしっかりと把握し、「自分が何を重視して車を選ぶのか」が明確になっている人であれば、スペーシアベースは価格以上の価値を提供してくれる魅力的な車だと言えるでしょう。
スペーシアベースの魅力とメリットを再確認
年間の軽自動車税が安い!維持費を抑えられる
スペーシアベース最大のメリットとも言えるのが、年間の維持費を安く抑えられる点です。
前述の通り、スペーシアベースは4ナンバーの軽商用車として登録されます。
軽自動車税は用途によって税額が決められており、5ナンバーの軽乗用車が年間10,800円であるのに対し、4ナンバーの軽商用車は年間5,000円で済みます。
毎年支払う税金が半分以下になるのは、家計にとって非常にありがたいポイントです。
長く乗れば乗るほど、この維持費の差は大きな節約効果を生み出します。
車検の初回が2年後というデメリットはあるものの、毎年の税金が5,000円というランニングコストの低さは、それを補って余りあるメリットと言えるでしょう。
特に、セカンドカーとして趣味専用の車を持ちたいと考えている方にとって、維持費の安さは購入の強力な後押しとなります。
「休日のキャンプや釣り専用の車が欲しいけれど、維持費が心配」という方にこそ、スペーシアベースはうってつけの選択肢となります。
マルチボードを活用した多彩なシートアレンジ
スペーシアベースのアイデンティティとも言えるのが、標準装備されている「マルチボード」です。
このボードを荷室にセットすることで、ユーザーの目的に合わせて空間を自由自在にアレンジできるのが最大の魅力となっています。
ボードの設置位置は、上段・中段・下段、そして縦置きの4つのモードから選ぶことが可能です。
例えば、ボードを上段にセットすれば、ちょっとしたデスクとして活用でき、車内でパソコン作業や食事が快適に行えます。
中段にセットして荷室を上下に分割すれば、汚れた荷物と綺麗な荷物を分けて積載するのに非常に便利です。
下段にセットして前席を倒せば、車中泊用のフラットな空間を作り出すことができます。
さらに、ボードを縦に設置すれば、荷室を前後に分割することができ、ペット用のケージを置くスペースと荷物置き場を分けるといった使い方も可能です。
ただ単に広いだけの空間ではなく、「使いこなす楽しさ」を提供してくれるのが、スペーシアベースが多くの人を惹きつける理由の一つです。
商用バンらしからぬスタイリッシュなデザインと質感
「商用車=仕事用の地味な車」というこれまでの常識を覆したのが、スペーシアベースのデザインです。
外観は、人気モデルであるスペーシアカスタムの意匠を受け継ぎつつ、フロントグリルやドアハンドルなどをブラックアウトすることで、引き締まった無骨な印象を与えています。
アウトドアシーンにも街中の風景にも馴染む、非常にスタイリッシュなエクステリアに仕上がっています。
内装についても、商用バンにありがちな鉄板むき出しのチープさは全くありません。
インパネ周りの質感は乗用車モデルと同等に高く作られており、運転席に座っている限りは商用車に乗っていることを忘れてしまうほどです。
シートには撥水加工が施されたファブリック素材が採用されており、水遊びの後の濡れた服や、泥のついたキャンプ道具を載せてもサッと拭き取れる実用性の高さも備えています。
このように、乗用車としての洗練されたデザインと、商用車としてのタフな実用性を見事に両立させている点が、他の軽バンにはないスペーシアベースならではのストロングポイントと言えます。
優れた燃費性能!日常使いにもお財布にも優しい
軽商用車でありながら、非常に優れた燃費性能を実現していることも見逃せないメリットです。
スペーシアベースのカタログ燃費(WLTCモード)は、2WD車で21.2km/Lという素晴らしい数値を叩き出しています。
これは、ライバルとなる他の軽バンと比較してもトップクラスの燃費性能です。
商用車は荷物を重く積むことを前提にギア比が設定されているため、一般的に燃費が悪くなりやすい傾向があります。
しかし、スペーシアベースは軽量なプラットフォームと効率の良いエンジンの組み合わせにより、乗用車に引けを取らない低燃費を実現しました。
通勤や日常の買い物で毎日車を使う方にとっても、ガソリン代を気にせずに乗り回せるのは嬉しいポイントです。
また、アイドリングストップ機能なども備わっており、環境にも配慮された設計となっています。
維持費の安さと燃費の良さを掛け合わせることで、スペーシアベースは驚異的なコストパフォーマンスを発揮する車に仕上がっています。
【比較表】スペーシアベース vs ライバル車(N-VAN・エブリイ)
積載性と居住性のバランスを徹底比較
軽バンの購入を検討する際、スペーシアベースのライバルとして必ず比較されるのが、ホンダの「N-VAN」とスズキの「エブリイ」です。
それぞれの車には明確なキャラクターの違いがあるため、自分の用途に合わせて選ぶことが重要になります。
以下の比較表で、主な違いを確認してみましょう。
| 比較項目 | スペーシアベース | ホンダ N-VAN | スズキ エブリイ |
|---|---|---|---|
| 車両タイプ | 軽ハイトワゴン(前輪駆動ベース) | 軽ハイトワゴン(前輪駆動ベース) | 本格軽バン(後輪駆動ベース) |
| 最大積載量 | 200kg | 350kg | 350kg |
| 助手席のフラット化 | 背もたれが倒れるのみ(段差あり) | 床下収納で完全フルフラット | 背もたれが倒れる(上位グレード) |
| 燃費(WLTC・2WD) | 21.2km/L | 19.8km/L | 16.4km/L |
| ターボ設定 | なし | あり | あり(一部グレード) |
表から分かる通り、スペーシアベースは最大積載量が200kgと、他の2車種(350kg)に比べて少なくなっています。
これは、重い荷物を運ぶ配送業などの本格的なビジネス用途よりも、個人の趣味やレジャー用途にターゲットを絞っているためです。
その分、燃費性能においてはライバルを圧倒しており、日常の使い勝手に優れていることが分かります。
目的別のおすすめ車種はどれ?
比較表を踏まえて、目的別にどの車種を選ぶべきか整理してみましょう。
まず、スペーシアベースがおすすめなのは、「燃費やデザイン性を重視し、自分だけの趣味空間を作りたい人」です。
マルチボードを使ったアレンジの楽しさは唯一無二であり、荷物をそこまで重く積まないライトなアウトドアユーザーに最適です。
次に、ホンダ N-VANがおすすめなのは、「助手席側からの広大な開口部と、完全なフルフラット空間を求める人」です。
助手席まで床下に収納できるギミックは秀逸で、長い荷物を積んだり、段差のない快適な車中泊を楽しんだりしたい方には最高の選択肢となります。
最後に、スズキ エブリイがおすすめなのは、「とにかく圧倒的な荷室の広さと積載量を重視する人」です。
昔ながらのキャブオーバー型(エンジンの上に座席があるタイプ)であるため、室内空間の広さは群を抜いており、本格的な仕事用や、大掛かりなキャンピングカーのベース車両として絶大な支持を得ています。
スペーシアベースで失敗しないための選び方
試乗して乗り心地と静粛性を自分の感覚で確かめる
スペーシアベースの購入で後悔しないために最も重要なのは、実際にディーラーへ足を運び、自分の感覚で試乗を行うことです。
「商用車の乗り心地」と言われても、それが自分にとって許容範囲内なのか、それとも耐えられないレベルなのかは、実際に乗ってみないと分かりません。
可能であれば、普段自分がよく走るようなルート(少し荒れた路面や、坂道など)を試乗コースに組み込んでもらうと良いでしょう。
試乗の際には、空荷の状態で突き上げ感がどの程度あるのか、エンジン音やロードノイズが会話の邪魔にならないかを入念にチェックしてください。
また、ターボがないことによる加速感の弱さも、実際にアクセルを踏み込んで体感しておくべきポイントです。
カタログのスペックやネットの口コミだけで判断せず、五感で納得してから契約することが失敗を防ぐ最大の防御策となります。
購入前に後部座席の使用頻度を具体的にシミュレーションする
後部座席の狭さをどう捉えるかも、満足度を大きく左右する要因です。
購入前に、「1ヶ月のうち、後ろに人を乗せる機会が何回あるか」を具体的にシミュレーションしてみてください。
もし、「週に1回は家族を乗せて買い物に行く」「月に数回は友人とゴルフに行く」といった用途があるのなら、潔くスペーシアベースは諦め、乗用車のスペーシアを検討するべきです。
逆に、「普段は自分一人か、助手席にパートナーを乗せるだけ」「後ろの席は、急な雨で友人を駅まで送るような緊急時にしか使わない」ということであれば、補助席程度のスペースでも全く問題ありません。
後部座席は基本的には倒しっぱなしにして、広大な荷室として使い倒すのが、スペーシアベースの最も賢い運用方法だと言えます。
車中泊目的なら段差解消マットの準備を検討する
車中泊を夢見てスペーシアベースを購入する方は、車体本体だけでなく、快適に寝るためのアイテムも同時に予算に組み込んでおくことをおすすめします。
前述した通り、シートを倒しただけではどうしても段差が生じてしまいます。
そのため、厚さ10cm程度のインフレーターマット(自動膨張式マット)や、専用に設計されたベッドキットなどを活用して、凹凸をフラットにする工夫が必須です。
また、就寝時のプライバシーを守り、外からの冷気や熱気を遮断するためのサンシェード(窓用ブラインド)も必需品となります。
「車を買えばすぐに車中泊ができる」と思い込まず、自分好みの寝室を作り上げるためのカスタマイズ作業も、一つの楽しみとして捉えられる方に向いています。
事前に必要な装備をリストアップしておくことで、納車後のギャップを最小限に抑えることができるでしょう。
スペーシアベースをおすすめする人・しない人
スペーシアベースを買って後悔しやすい人の特徴
ここまで解説してきた欠点や特徴を踏まえ、スペーシアベースを買うと「やめとけ」「失敗した」と感じやすい人の特徴をまとめます。
- ファミリーカーとして使いたい人:後部座席の居住性が低いため、家族からのクレームに繋がる可能性が高いです。
- 乗用車並みの静かで柔らかな乗り心地を求める人:商用車特有の足回りの硬さや、遮音性の低さにストレスを感じるでしょう。
- 力強い加速や坂道での余裕を求める人:ターボ設定がないため、パワー不足を感じる場面が多くなります。
- 段差のない完全なフルフラット空間を求める人:無加工で完璧なベッドができるわけではないため、マット等の準備を面倒に感じる人には不向きです。
これらに当てはまる方は、デザインだけで飛びつかず、他の乗用車モデルやライバル車を慎重に比較検討することをおすすめします。
スペーシアベースが最高の愛車になる人の特徴
一方で、次のようなライフスタイルや価値観を持つ人にとって、スペーシアベースはこれ以上ないほど魅力的な相棒となります。
- 1人〜2人での利用がメインで、後部座席は荷物置き場と割り切れる人:広大な荷室空間を最大限に活用できます。
- キャンプ、釣り、自転車などの趣味を存分に楽しみたい人:撥水シートやマルチボードが、アウトドアギアの積載に大活躍します。
- 車内でリモートワークや休憩ができる「秘密基地」が欲しい人:デスクモードの使い勝手が抜群で、プライベート空間を満喫できます。
- 商用バンの維持費の安さと、スタイリッシュなデザインを両立させたい人:税金が安く、見た目もカッコいいため、所有する満足感が非常に高いです。
自分の使い方と車の個性がバッチリ噛み合えば、毎日の運転や休日のお出かけが劇的に楽しくなるポテンシャルを秘めています。
スペーシアベースの基本スペックと価格情報
グレード別(XF・GF)の価格と燃費について
スペーシアベースには、主に「XF」と「GF」の2つのグレードが用意されています。
それぞれの新車価格と燃費(WLTCモード)は以下の通りです。
※価格は2023年末の仕様変更後のメーカー希望小売価格(税込)の目安です。最新情報はスズキ公式サイトをご確認ください。
- XF(上位グレード)
- 2WD:約162万4,700円(燃費 21.2km/L)
- 4WD:約174万4,600円(燃費 19.9km/L)
- GF(標準グレード)
- 2WD:約147万1,800円(燃費 21.2km/L)
- 4WD:約159万5,000円(燃費 19.9km/L)
上位グレードの「XF」には、アダプティブクルーズコントロール(ACC)や、ルーフレール、アルミホイールなどが標準装備されており、より乗用車に近い快適な装備が充実しています。
一方の「GF」は、装備をシンプルにして価格を抑えた実用的なグレードです。
街乗りがメインであればGFでも十分ですが、長距離移動を想定しているならACCが付いているXFを選ぶと、疲労軽減に大きく役立ちます。
新車と中古車、どちらを選ぶべき?
スペーシアベースは2022年に発売された比較的新しいモデルであるため、中古車市場にも状態の良い車両が数多く出回っています。
「少しでも安く手に入れたい」「納車を急いでいる」という方であれば、走行距離の少ない中古車や登録済未使用車を狙うのも賢い選択です。
中古車であれば、価格相場はおおよそ90万円台〜190万円台となっており、新車よりも初期費用を抑えることが可能です。
ただし、車中泊やアウトドア目的で酷使された車両の場合、荷室に傷が付いていたり、シートが汚れたりしている可能性もあります。
中古車を購入する際は、外装だけでなく荷室の状態も念入りに確認することが大切です。
また、自分好みのカラーやグレード、オプションにこだわりたい場合は、やはり新車で購入して一からカスタマイズを楽しむのが醍醐味と言えるでしょう。
まとめ:欠点を理解して選べばスペーシアベースは最強の相棒
スペーシアベースが「やめとけ」と言われる理由は、後部座席の狭さや乗り心地の硬さなど、商用車特有の設計によるものがほとんどです。
乗用車のような万能なファミリーカーを期待して購入すると、激しく後悔することになってしまいます。
しかし、その欠点をしっかりと理解し、「2人乗りベースの趣味の空間」として割り切れる人にとっては、これほど楽しくて実用的な車は他にありません。
維持費の安さ、マルチボードを使ったアレンジ力、そしてお洒落なデザインは、あなたのライフスタイルをより豊かに彩ってくれるはずです。
購入前に必ず試乗を行い、自分の使い方にフィットするかどうかをじっくりと見極めて、後悔のない車選びをしてください。