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「魂」と一つになって生きる

このところ「魂」という言葉を頻繁に使うようになっている。

なぜかといえば、これからは「魂」に比重を置いて生きていくことが主流になると感じているからだ。

「魂」は「鬼が云う」と書く。

この場合の「鬼」は、「悪者」という意味ではなく「強い者」と理解すればいいと思う。

つまり、魂を「強い者が云っていること」と解釈してもいいだろう。

「魂」は、我々の存在の核となるものだ。

だから「魂」は「強者」と言い換えることができる。

また、この「魂」を別な言い方をするならば、「純粋な意識」といってもいいだろう。

「魂」という「純粋な意識」は、清濁を合わせ持つ人間を俯瞰して眺めている。

仏教の般若心経の一節に「不生不滅 不垢不浄 不増不減」と一説がある。

これは「生まれることも滅することもなく、汚れることも清めることもなく、増えもせず減りもしない」という意味である。

つまり、般若心経の「不生不滅 不垢不浄 不増不減」という一説は、「魂」あるいは「純粋な意識」を指していると考えられる。

「生まれることも滅することもなく、汚れることも清めることもなく、増えもせず減りもしない」ということは、「揺るぎのないもの」であり、そんな揺るぎのないものが「魂」であり、これが一人ひとりの中に存在している。

そして、この「揺るぎのないもの」と一つになって生きることができれば、誰もが不安や怖れ、焦りや怒りといった、いわゆる人間的なネガティブな感情の呑み込まれることなく悠然と生きていけるようになる。

とはいえ、「純粋意識」である「魂」は、押黙って人間的な自分を俯瞰して眺めているだけではない。

「魂」と「人間的な自分」は同一の存在である。

「魂」という「純粋意識」を核にして我々は身体を持ち、身体を持つことで、不安や怒り、焦りといった人間的な感情を備えもつようになっている。

この肉体を存続させる、このことが我々、人間の「濁」の部分を創り出している理由と考えてもいいだろう。

我々は、二つの意識を持って生きている。

「魂意識」と「人間意識」。

我々の多くは「人間意識」しか、認識できないでいる。

しかし、我々の本体は「魂意識」なのだ。

我々の「魂」は、身体を持つことで生まれる「人間的な自分」を介して様々な経験をし、それらの経験を通じて得た気づきをもとに「魂」そのものを成長させようとしている。

繰り返しになるが、我々は「魂」の方が本体であり、「人間的な自分」はあくまでも「魂」を成長させるために様々な経験を積むためのアバターといっていいだろう。

このことに、気づくことができると、我々は「魂」の意識を使って生きていけるようになる。

我々の本体が「魂」であると気づけば、我々はそもそも傷つくことのない存在であるということを知ることができ、この物理次元を積極的に楽しんでいけるようになるのだ。

般若心経には、先ほどの「不生不滅 不垢不浄 不増不減」の他に「遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃」という一説が書かれている。

この「遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃」とは何かというと、「物事を逆さまに観る一切のことから遠く離れれば、仏の世界にたどり着ける」という意味である。

これは、「真実を知ることができれば、仏の世界にたどり着けるようになる」と解釈してもいいだろう。

今の人間界の常識は、真実とは真逆のことが多い。

この人間界の常識から離れ、真実を使って生きれば楽園というべき仏の世界で生きていける。

「魂」の側から物事を観ることができるようになれば、人間界の魑魅魍魎から離れ、真実の視点を持って生きていけるようになっていく。

「魂」は「真実」とは何かを知っている。

我々が人間視点ではなく、魂視点で物事を観ることができるようになれば、何も心配することなく、この人間世界を楽しんで生きていけるようになるだろう。

もちろん「魂」は人間意識を俯瞰しながら観察しているだけではない。

「魂」は、人間の「私」が道を誤らないように、我々に声なき声で助言を与えてくれている。

「魂」は「人間的な私」に、日々の生活の中から気づきを得て幸せになって欲しいと願っている。

では、どのように「魂」は、「人間的な私」に助言を与えてくれているかというと、「感情」を使ってサインを与えてくれている。

我々が、「嬉しい」「楽しい」「心地よい」というような感情を抱くとき、それは「魂」から「OKサイン」を受け取ることができると考えていいだろう。

あるいは、幸福感や満足感、充実感といった満ち足りた思いを抱くとき、「魂」の「OKサイン」を受け取ることができる。

もちろん、その逆の場合は「魂」の「NOのサイン」となる。

このため、日々、自分の感情の状態を観察していると、やがて「魂」が「人間の私」に何を求めているかを知ることができるようになっていく。

このため、「人間の私」が「自分の感情」を日々観察していると、やがて、「魂」の意図を感じ取ることができるようになり、その結果、「人間意識」と「魂意識」がシンクロするようになっていく。

我々の本体である「魂」の意識を、行為の中から生まれてくる感情を介して人間の側から観察していけば、やがて、「魂」と「人間意識」に同期が起こり、「魂」の意図を知ることができるようになっていく。

こういった「魂」と「人間意識」シンクロによって、我々は「魂意識」のメッセージを上手に読み取ることができるようになり、「魂意識」を使って生きていけるようになっていく。

人間意識の私が「魂意識」を少しづつ吸収していけば、我々は、広い視野を持ち、魂の知る真実を理解しながら人生を歩んでいけるようになる。

「魂」は「快いこと」を望んでいる。

我々が「快さ」を感じるとき、「魂」と同期が起こる。

我々が「快さ」を感じるとき、人は「幸せ」を感じることができる。

こういった感じで、人間意識の私が「魂」の側に歩み寄って生きていけば、我々は人間の姿でありながら「魂」という揺るぎのない精神性を持って、自らの人生を歩んでいけるようになる。

しかも、我々の多くが「揺るぎのない精神」である「魂意識」を使って生きるようになれば、この世界のあり方を大きく変えることができるようになるだろう。

現在の我々の意識の深いところで望んでいることは、「魂意識」を使って、この三次元世界を楽園として生きることである。

日々、五感をフルに使って「喜び」を感じて生きる、そんな世の中を創造していきたいというのが我々の望みだ。

そして、今まさに「魂意識」を持った状態でこの三次元世界を楽しんで生きていける時代が始まろうとしているといっていいだろう。

このチャンスを逃してしまわないようにするためにも、我々は、毎瞬毎瞬、心を込めて生きていくことが欠かせない。

「魂」は常に「いまここ」に存在し、今この瞬間を十分に味わって生きることを望んでいる。

「人間的な私」が「いまここ」に生きるとき、「魂」との同期が起こる。

今この瞬間を魂の叡智を使って生きていけば、人生がますます輝いていく。

「いまここ」で「魂」と同期しながら生きれば、道が開かれるのは自然のことなのだ。

「私」が「原因」であり「結果」である。

「私」という原因を魂と一致させて生きるとき、生まれる結果は悪くなるはずがない。

「魂」という本体の側で生きれば、この物理次元を楽しんで過ごしていけるようになる。

「魂」と一つになって生きるとき、「私」の世界が変わり始める。

人は、今に生きるとき「魂」と一つになって生きることができる。

「幸せ」は、人間意識を魂というべき純粋意識に近づけていくことで達成できる。





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