大阪高等裁判所

大阪高等裁判所

close
Advertisements
kyotoshinbun collection producer-20260622-09:09
arrow_forward_ios
もっと読む
00:00
00:13
00:50

 滋賀県東近江市の湖東記念病院の患者死亡を巡り、殺人罪で服役後に再審無罪が確定した元看護助手西山美香さん(46)=彦根市=が、滋賀県と国に約5400万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(長谷部幸弥裁判長)は25日、国への請求を退けた一審大津地裁判決に続き、原告側の控訴を棄却した。

 控訴審では、検察による捜査や起訴に違法性はなかったのかが焦点となっていた。原告側は、西山さんが他者に迎合しやすい「供述弱者」であるにもかかわらず、検察はうその自白への誘導を防ぐ義務を果たさなかったと主張。国側は控訴棄却を求めていた。

 昨年7月の大津地裁判決は、滋賀県警による自白の誘導などを違法捜査と認定。県に約3100万円の賠償を命じ、県の敗訴が確定した。一方、自白に任意性、信用性があると判断して起訴した大津地検の違法性は認めず、国への請求を棄却。西山さんは国のみを相手取り控訴していた。