【重要】本日、Fantiaから本年5月の表現規制強化の原因について「警察より、一部コンテンツについて刑法第175条のわいせつ物頒布等の罪に該当し得る、すなわち違法の疑いが強いものであるという旨の指摘を受けた」と公表されました。実は、本件の経緯について5月下旬から警視庁に対して、都議の西沢けいた氏@nishizawakeitaの協力の下、当該事業者へのアプローチについて尋ね続け、6月の中旬時点でようやく警視庁は「Fantiaに対して、実写作品に関して接触した」旨、認めておりましたが、一事業者に大きな影響を与えうる事項であったため、本日まで公表を控えていました。
しかしながら、警視庁が我々の問いに対して事前にこの事実を認めていたことは極めて重要です。今後、こうした自主規制強化を事業者が行った際、警視庁に対して問えば「少なくとも接触の有無については答えることが可能である」ということが明らかになったためです。今後、警察からの介入が疑われる自主規制事案が起こった場合には、同様の手段で尋ねれば、答えられなければおかしいことになります。このこと自体が刑法175条などの恣意的な濫用を防ぐ抑止力になりうる事実ですので、この問題に関心のある皆様にも広く共有させていただきたいと思います。
また、Fantiaが公表した中に、「当初、二次元(非実写)コンテンツにも違反の恐れがあると考えたため、それに対しても規制強化を行った」旨の説明がありましたが、刑法175条自体が極めて曖昧にできている問題もあり、警察のアプローチについても、過大な委縮効果を生じさせうるものではなかったかという点について確認する趣旨で、有志の方からもご意見を頂きつつ、下記の質問を6月15日に警視庁に対して尋ねています。
これまで殆ど表に出ることなくコンテンツ事業者に対しても甚大な規制圧力を与えてきた刑法175条の運用実態に多くの方々の目が注がれ、透明性が確保されることは重要です。ぜひわずかでも具体的な回答がなされるよう、この問題に関心のある皆様にも広めるとともに見守って頂ければ幸いです。返答のあった際にはまたご報告させていただきます。
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先般、警視庁からFantiaもしくは関連企業への接触があったと認識しているが、表現の自由の観点からわいせつ物等への対応については恣意的なものにならないよう、また過度な委縮効果を生まないよう当局は極力慎重を期すべきと考えており、その経緯について以下確認する。
■当該接触について警視庁はどのような措置として認識しているのか
「注意」なのか、「勧告」なのか、「指導」なのか、もしくはそれら以外か?
■当該事業者に違反の可能性があることはどのように把握したか。
警視庁外からの情報提供によるものか?(一部では競合である合同会社DMMと関係する人間から、情報提供があったのではないかとの懸念が指摘されているがそうした事実はないか?)
■当該事業者に対してどのような手段で接触したか。
訪問したのか、呼び出したのか、または電話やメール等遠隔の連絡手段で完結したのか?
■警視庁から当該事業者に対して具体的にどのような内容を伝えたか。
「刑法175条違反の可能性がある」と明示したのか?問題があると思われる具体的な作品名については提示したのか?
■当該事業者が行うべき対処について指示したか。
「性器の修正が不十分であるので直した方がよい」など、具体的な指示はあったか?あるとすれば、どの程度直さなくてはならない、いつまでに是正をしなくてはいけない等具体的に提示したのか?
■是正されなかった際には摘発の可能性があることを提示したか。
■接触内容に関して、公的・非公式問わず、文書での記録は残されているのか。
■当該事業者以外にも、性的な映像や画像等のコンテンツを提供する企業に対して、刑法175条に関連した対応(違反の可能性を示唆し得る接触)を行うことはあるのか。あるとすれば接触を行うことを決めるのは誰の判断なのか。
■近年、いわゆる「同人AV」と呼ばれる、業界団体等の審査・認証を受けている一般的な「商業AV」とは異なり、個人や同人サークルが独自に制作・販売するアダルトビデオが増え、実写作品についてFantiaにあったような違反の可能性のある事案が増えているという認識はあるか。