続・レンギョウとヤマブキって遠目ではよく似てますね(?)。ま、似てるって事にしときましょうよ、と再度

IMG_4312.JPG
今日は7日、あと2日でじぃじの忌日となります。
三回忌と七回忌はあるのですが、五回忌ってのはないのですね。
秘かに、家で偲ぶことにしましょう。
アイコン画像もその一環、じぃじの葬送に縁が出来てしまったレンギョウです。
この通り、時期を同じくして咲き誇って居ります。

さて、日曜万葉噺は、レンギョウとよく似た(?)ヤマブキの歌をやることになってましたね。
早速参りましょう。

巻十九に越中時代の家持の、京人(みやこひと)に贈る歌二首というのがあります。
その最初の方の4197にヤマブキが登場します。

妹に似る 草と見しより 我が標めし 埜邊の山吹 誰れか手折りし


ef635aa880713dec600f2055c5328241.jpg
そうですよ、これ、シリーズ初回の4184に答えた歌ですよ。
意味が分りやすいから、余計、色々裏を読みたくなります。

巻二十にもヤマブキの歌が出てきます。

三月十九日に、家持の庄の門の槻の樹の下にして宴飲せる歌二首 と題司のある4202-4203、先ずは最初の4202は、置始長谷の歌です。

山吹は 撫でつつ生さむ ありつつも 君來ましつつ 插頭したりけり


作者は伝不詳、荘園の宴に集った者のひとりという以外は分りません。
そうすると、君 とは家持の事になります。
後の4203がそれに応える大伴家持自身の作です。

我が背子が 屋戸の山吹 咲きあらば 止まず通はむ いや每年に


はい、左注に、
右の一首は、長谷花を攀ぢ、壷を提げて到来り、是に因りて、大伴宿祢家持のこの歌を作りて和へたり。
とありますから。
お馴染み、また 背子 ですわ。
けどね、今回はBLではありませんね、何故ならどっちの歌も女視線ですもの。
定めし、女の気持ちを代弁した、余興の即興歌ということになりましょう。

さて、こうしてみると、黄泉でダークイメージのあったヤマブキの花、なかなかどうして艶っぽく詠まれてるもんですね。
時代の変化からかな?

一口に万葉集と言っても第一期から第四期までは、百数十年の間がありました。

m4303.jpg