2026-06-25

ロシア軍事ブロガー Two Majors による、ロシア楽観論への警鐘

ロシア軍事ブロガー Two Majors (ロシア語版116万登録者) が、10日ぶりに実のある記事を書いてくれているので紹介したい。

https://t.me/dva_majors/95071 - 日本時間 6月24日 18:15

時間は我々に味方している…?」

一部の現地指揮官たちはこの説を信じ込み根拠も示さずにそれを喧伝している。敵の砲兵・防空・戦車兵力衛星баофенги(訳注: 安価中国製無線機名に取り消し線が付けられており、何でもかんでも不足するわけがないという皮肉となっている)は「底をつくだろう」と。すべては計画通りに進んでおり、そこに混乱を持ち込む必要はない。ただ一つだけ微妙な点がある――その計画は我々のものじゃない(訳注: そう思い込ませているのは敵の計画であってロシアは乗せられているのだという意味)。



ウクライナは確かに現時点では、本格的な陸上攻勢に転じることはできない必要な戦力が不足しているからだ。しかし、敵は戦術的な成功を収めるために、航空戦力(訳注: 主に新型の中距離ドローン)を用いて戦線特定区域孤立させている。こうした戦術的(局所的)な成功が、メディアを通じて戦略的(大局的)な成功であるかのように報じられている。



前世紀の教訓(訳注: 第二次大戦通商破壊)をよく理解している敵は、バルト海黒海における我々の輸出動脈組織的な打撃を与えつつ、今度は別の計画の実行に移った。それは、社会的損害を蓄積させることで、ロシアを不利な条件で戦争から撤退に追い込むという、3つの要素からなる作戦である



敵は無人機部隊と航空戦力を駆使し、夏にかけて以下の3つの方面作戦を展開している。すなわち、兵站麻痺民間社会インフラ破壊、そしてロシアの燃料・産業複合体の壊滅である



敵の計画によれば、9月ロシア総選挙までにこれら3つの優先目標を達成することが、特別軍事作戦の停止を促すことになっている。我々の意思決定機関©(訳注: ロシア政府が盛んにウクライナ意思決定機関を叩くと喧伝しながらまったく実現しないことを皮肉意味で、ロシア側の意思決定機関上層部のお好みのフレーズとして©を付けている)の業務特性上、目下あらゆる努力9月20日の選挙運動組織化に向けられている。



「まずは選挙を済ませ、それから戦線に取り組みましょう」――まさにこのような言葉が、現在、様々な執務室で聞かれるようになっている。しかし残念ながら、防空にはまさに今、注意を払う必要がある。なぜなら、秋までには、(破壊されてしまって)物理的に防空を必要としない施設も出てくるだろうからだ。



一方で、敵によるわが国への体系的な攻撃の「原因」ではなく、「結果」への対応に重点が置かれている傾向も気がかりだ。あらゆる作戦には、手配者と指揮官存在する。敵の人材不足技術で補われているが、それらはオペレーター参謀長がいなければ無力である。だからこそ、優先的に破壊すべき対象ピックアップトラックレーダー基地ではなく、ウクライナ軍や軍事情報局の攻撃を支える要員や支援施設なのである



敵は、制裁下で我々が不足しているもの攻撃してくる。したがって、我々もまた、住民欧州へ逃亡している状況下で敵が不足しているもの攻撃しなければならない。



土地帯に埋まる「ホホル(訳注: ウクライナ人の蔑称)」とは異なり、ロシア物流病院、そして燃料・エネルギー産業複合体の損害は、秋になってから(訳注: 手遅れになってから)計算されることになるのだろう。

DeepL.com(無料版)で翻訳した上で、部分的にわかやす修正しました。英語版チャンネルにもほぼ同じ内容の投稿(https://t.me/two_majors/77932)がありますが、翻訳ロシア語版を元にしています。太字と斜体は原文を反映しています

これまでの投稿
2026-06-15 ロシア軍事ブロガー Two Majors の投稿から伝わる、界隈の空気感
2026-06-25 ロシア軍事ブロガー Two Majors による、ロシア楽観論への警鐘 (本投稿)

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