MHI原子力研究開発の実験室で火災 電源ケーブルに焦げ跡 茨城・東海村
MHI原子力研究開発(本社・茨城県東海村)は24日、同村舟石川の同社材料ホットラボ施設内の実験室で、内部を一定の温度に保つ装置の電源ケーブルに焦げ跡や断線が見つかり、消防から火災と認定されたと発表した。現場は放射線管理区域内で、けが人はなかった。環境への影響はないという。同社で原因を調べている。
同社によると、同日午前10時ごろ、同施設1階の第2チャコール実験室で、社員が装置の電源が落ちていることに気づいた。別の社員が調査したところ、電源ケーブルに焦げ跡があるのを確認し、119番通報した。
電源ケーブルは4本あり、いずれも焦げ跡があった。このうち1本は断線していた。装置は一定の温度下で活性炭が放射性物質を吸着しているかを確認する実験を行うため、22日から稼働させていた。ケーブルは20年以上使っており、年1回の点検で異常は確認されなかったという。
同社は原子力発電所で使用される原子燃料などの研究開発を行っている。林原浩文取締役は「厳格に原因調査を行い、対策をしっかり打つとともに、類似の装置にも不安要因がないか調査したい」と陳謝した。
村内の原子力関連施設では今月、日本原子力研究開発機構の施設で火災が相次いで3件発生している。