そんな中で、飼っている老犬の散歩をしている
老犬の歩みはゆっくり、もう本当にゆっくりで、その辺のじいさんばあさんの歩みより全然ゆっくりだ
で、まあ飼い主の増田も犬に合わせてゆっくりしているのだが、その関係かしょっちゅう近所のじいさんばあさんに声をかけられる
大体の流れとしては、「(ワンちゃん)何歳なの?」「13歳です」「お年やねぇ」「そうですね〜」「うちも◯◯を飼っててね…」といった感じで、うちの犬のことから話はだんだんとその人のペット昔話へと移行していく
まあ大体天寿を全うされている犬猫の話になるが、これが結構面白い
亡くなる前に病院通いが続いた壮絶な話もあれば、18歳まで生きた、19歳まで生きたというような長生き話もあり、死後も火葬して骨壺を家で祀っているという家もあれば、持っている畑に埋めて毎年花を供えているという家もある
ご近所さんなので、ひとしきり話した後は家に帰るため、どの家の人かはだいたい分かる
そうすると、この家にはこんな感じのペットがいて、今はその骨がどこぞにあるんだなぁ…ということがだんだん把握できてくる
そう思うと少し不思議な感じになる、温かく迎え入れられた死でこの町は溢れている
幽霊なんぞがいるとすれば、割とペットとかだけで溢れるくらいいそうだ
我が家の犬もいずれその輪に……いやまだ早い、あと5年くらいは生きていてほしい
しかしまあ、こんな体験は大都会だとなかなかできないだろうな、という味がするので増田はこの町が嫌いじゃない
何が一番面白いって、この増田書いてるのが犬本人ってトコ
あーね、アメリカのねー
高齢者の歩みはゆっくり、もう本当にゆっくりで、その辺の飼い犬の歩みより全然ゆっくりだ 犬と高齢者を入れ替えても成立するな。
こういうAI創作ばっか読んでいたい