カフェインを摂取すると眠くなくなるのはなぜ?【Tarzan】
Q.カフェインの適量って決まっているの?
A.世界基準を日本も推奨。ただ、個人差も考慮を。 アメリカ食品医薬品局(FDA)などの基準によると、健康な成人では1日400mgまでを概ね安全と評価。一般的な量のレギュラーコーヒーなら、1日4〜5杯程度だ。また、1回に多量摂取すると急性毒性の心配もあるので、その点も考慮。世界基準では、1回200mg以内が安全目安だ。 「日本もその量を目安にしていますが、体格など個人差がありますし、日本人は欧米人に比べ、アルコール同様カフェインの代謝も遅い、とされる説もあります。なので、睡眠外来で相談に来る人には、1日200mgまで(コーヒー2杯)を推奨しています」 ●カフェイン摂取の1日の目安量。 健康な成人で400mg(コーヒー4〜5杯程度) ●カフェイン摂取の1回の目安量。 3mg/kg(体重)なら急性毒性の懸念なし たとえば、体重70kgの健康な大人だと、1回当たりの摂取量が200mg(コーヒー2杯程度)を超えると、安全性に懸念が出るということ。 参照/アメリカ食品医薬品局、カナダ保健省、欧州食品安全機関の提唱
Q.人によって効きやすい、効きにくいってあるの?
A.効く=感受性が高い。効きにくい=代謝が速い。 カフェインは、主に肝臓の酵素で分解される。速く分解できる人は効果が短く、分解が遅い人は効果が長く残り、不安や不眠が出やすいという傾向が見られる。 「両親の体質に似ることも多いです。遺伝的タイプによって、同じ量でも不安感が強く出る人もいて、敏感な人は少量のカフェインでも睡眠障害になる可能性が」 妊娠中は代謝が大きく遅くなり、加齢でも代謝のスピードは遅くなっていくので、少量でも残りやすいことは知っておきたい。 「10代〜20代は代謝が比較的速いとされていますが、若いうちにカフェインに多量に曝露すると、依存傾向や使用量増大が起こりやすいことが指摘されています。また年齢にかかわらず、カフェインと多量の糖分が入ったエネルギードリンクは、中毒性が高い飲み物だと認知してほしいです」