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【特集】プロレスでふるさとを元気に 花巻市出身のプロレスラー地元でリングに

2026年6月24日 18:36
【特集】プロレスでふるさとを元気に 花巻市出身のプロレスラー地元でリングに
花巻市出身で、プロレスラーとして活躍する男性が6月、ふるさとで試合を開きました。プロレスで地元を元気にしたい。熱い思いを胸に、リングに上がった男性に密着しました。

花巻市出身のプロレスラー、藤原秀旺さん49歳。全国各地で活躍するプロレス団体、「アライヴ&メジャーズ」の代表を務めています。4月、藤原さんは生まれ育った地元・大迫町の商店街を回りました。

藤原さん
「当時は店もっとありましたね」「どこに何があったかはわからないけど」「もっと活気立ってたし」

店舗の女性とやりとり
藤原さん
「50(歳)っすよもう俺」
和子さん「50なの?まーだ子どもじゃん」
藤原「へへ」

藤原「80までやろうかなと思って、プロレス」

商店街の福嶋和子さん
「ここだんだん、人数が減っていくでしょう。あと若い人って少ないので」「新しい企画って言うか、来れば若い人も年取った人もやっぱり活気づくじゃないですか」「本当に助かると思います、町自体が。人が出てきて、じゃあ店行くかって」

地元に元気を届けたい。藤原さんは入場無料のプロレス大会を企画しました。
会場に選んだのは大迫交流活性化センター。藤原さんにとって、団体の旗揚げ試合を開いた思い出の場所です。藤原さんがプロレスに目覚めたのは小学3年生の時。市内で開かれた試合を観戦したのがきっかけです。

藤原さん
「受け身を取ったときの音とか、ロープを張るときの音とかあるんですよ」
「なんていうところで受け身取っているんだ、技やっているんだと」

中学時代は不登校を経験しました。折れそうな心を支えてくれたのがプロレス観戦でした。

「やっぱなんか救いみたいなとこはあったと思いますね。もしそれ(プロレス)がなかったら、どうなってたのかなっていう」

藤原さんは県内の高校に通いながら、トレーニングに明け暮れる日を過ごしました。卒業後は会社勤めを経験し、2005年に北海道の団体でデビューしました。2009年には知人らと団体を設立。地元・大迫町で開いた試合には、多くの人が訪れました。

17年ぶりとなる開催に、藤原さんは思いを込めます。

藤原さん
「応援していただいた分を、恩返しって言うとあまり言葉あってるかわかんないけど」「元気で長生きすればいいことあるじゃんというメッセージもリングから発信しようかなと」

花巻での試合に向け、5月には群馬県で強化試合が行われました。藤原さんは団体メンバーと汗を流します。若手の指導もこなしながら、試合にも出場しました。

この日は、団体の人気レスラー「不死身の帝王」、梅沢菊次郎さんも顔を見せました。梅沢さんは47歳。昨年10月の試合後に心筋梗塞で救急搬送され、一命を取り留めました。今度の試合は、梅沢さんにとって復帰戦になります。花巻・大迫町は、梅沢さんにとっても旗揚げ試合を行った思い出の地。藤原さんに無料開催を提案したのも、梅沢さんでした。

梅沢さん
「おまけの人生を神様がくれたなと思って。これからはお世話になった人たちに恩返しをしていこう」「プロレスを通して町を元気にしていく。地域を元気にしていく。商店街を元気にしていく。そういうことが、おそらくできると思うので」

迎えた試合当日。藤原さんたちレスラーが総出で、朝から準備が進みます。

大迫中1年生の男子生徒
「テレビでちょっとしか見たことありませんけど、きょう初めて生なんで、楽しみです」

子どもからお年寄りまでが訪れ、午後2時の試合前にはほぼ満員に。第2試合には、梅沢さんが登場。復帰戦とは思えないほど、激しくぶつかり合いました。

梅沢さん
「多くの皆さんに支えていただいて、8か月で戻ってくることができました」「心筋梗塞になったときも、僕は終わったと思ったけど、そうじゃなかった。また新しい始まりが、そこにあったんです。今日ここに、リングに戻れたことを感謝してます」

いよいよ藤原さんの登場です。場外乱闘も巻き起こり、会場は熱気に包まれます。懸命に戦う姿に、客席から声援が上がります。

レフェリー「ワン!ツー!スリー!」(ゴング)

激闘の末、試合は藤原さんが勝利を収めました。

レスラーたち「ウィー アー」
会場「アライヴ!」

大盛況のうちに大会は幕を下ろしました。

大迫町の男性観客
「ずっとプロレス好きが本当にプロになって、みんなを喜ばせてくれて感動しました。地元のヒーローだなって思いました」「場外乱闘とかあって楽しかったです。選手との距離が近くて良かったです」

藤原さん
「心の交流というか、我々の試合をみて、あしたは一歩踏み出そうとか、そういうなんか思いになればいいのかなと」「これが持続して何かしらの活性化につながればいいなと思います」「この東北で今回の大会をベースとして、お祭りであるとかイベントに入り込めるような、プロレスで地域の中に入っていけるようなことをやっていければ」

リングを通じて、地元に元気を届けたい。これからも、藤原さんはリングに立ち続けます。藤原さんが代表の団体は今年中にもう一度、県内で試合を開く予定です。
最終更新日:2026年6月24日 18:46
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