デビュー45周年、THE MODS森山達也さん 「伝えたかった。もう大丈夫だよって」新作に込めたメッセージ
福岡生まれのパンクバンド「THE MODS」(モッズ)がデビュー45周年を迎えました。節目の年に4枚組ベスト盤を発売し、今月17日には新作「REVOLVER 45」を出しました。攻撃的なビートのパワーポップからバラードまで多彩な全11曲。森山達也さんの熱量あるボーカルも健在です。 ■1989年の森山達也さん【写真】
-療養中はどんな生活を?
★森山 精神的に落ち込んで誰とも会わなかった。でも1年ほどたった頃にベースの北里(晃一)とお酒でも飲んでみようとなった。リハビリにもなるかと。すると福岡時代の話になる。でも年だから「あいつの名前なんだっけ」とかなって。記録しないとやばいよねって、日記じゃないけど2人で本(「Hey! Two Punks」2024年刊)を出した。
-1曲目「CRAZY HOT SUMMER ’79」は福岡の思い出。映画『狂い咲きサンダーロード』のサントラに参加するなど飛躍が始まる時期です。
★森山 1979年から始まって、デビューした81年までの福岡のことを歌った。当時は俺たちだけじゃなく、すべてのバンドマンがお金がなかった。今みたいにネットとか情報もないから、すぐにプロになれない。それでも好きだからと一生懸命にがんばった。純粋に夢が見られましたよね。
-福岡時代の周りのバンドマンもそうそうたる面々。山部善次郎さんは警固中の一つ上の先輩だとか。
★森山 体育祭の練習で初めて見たけど、ロックとか関係なく目立ってた。山部さんがライブハウス照和に出てるのを見て、俺もやりたいなと。照和のオーディションを受けたら、プロになる前の甲斐よしひろさんがいた。屋台に連れていってもらったり、甲斐さんとはその後も付き合いがあった。大げさですけど運命ですかね。
-昔の思い出が、アルバム創作にも火をつけた?
★森山 思い出話をしていた時点では復活できるかどうか分からない状態だった。でも俺は音楽、メンバーが好きだなと見直すことができてうれしかった。歌をやめなきゃダメなのかなと思ってたけど、いやもう一回チャレンジしたいと、心の薬になりました。
-2曲目「HURRICANE HURRICANE」は復活のメッセージが書かれています。
★森山 病気とは知ってるが、どういう状況かはファンも知らない。それをドーンと伝えたかった。もう大丈夫だよって。