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やたらと裏社会の人間に好かれる転生したぐだ子の話/Novel by coco

やたらと裏社会の人間に好かれる転生したぐだ子の話

15,095 character(s)30 mins

FGOに今どっぷりなんです。あいも変わらず熱に浮かされて勢いで書いているので多分これも途中で放置になります。ごめんなさい。書きたいところだけ書いてます。
シリアルにしたいくせにシリアスになるので私は文才がない。

〈注意〉
キャラ改変あります。
ご都合設定です。
ぐだ子が最初に酷い死に方する描写あります。
調べて書いてますが持ってない鯖もいるので間違ってる部分もあります。
私の自己満足小説です。

注意を読んで嫌な予感がしたらブラウザバックお願いします。
心の広い方だけお読みください。

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ーーーーあぁ、なんてバッドエンドだ。

マーリンは千里眼でその残酷な現在を見つめていた。どうしてもっと早く気づかなかったのか、どうしてこんな惨劇を防げなかったのか、ハッピーエンドにするために今までしてきたことが、今、その瞬間無に帰した。マーリンは血を流し死にゆくその少女の断末魔をただ見つめ続けていた。半夢魔のマーリンに感情は無い。それゆえ、絆を深めたはずの少女、藤丸リツカが死んだとしても、その死を嘆くことはない。しかし、マーリンはリツカの紡ぐ物語のファンだ。そんなリツカが死んだことで、これから見るはずだったハッピーエンドの物語は突然バッドエンドへと変わった。

ーーーこんなものは望んでいない。あぁ、どうして。

死が、訪れる。死を迎えた少女の体を、それでも男たちは身勝手に、無造作に、乱暴に蹂躙して行く。腕を切り落とし、脚を切り落とし、首を切り落とし、腹を開き、内臓を取り出し、骨を抜き取り、眼球をえぐり出し、脳を取り出す。

その少女だったものは、全てホルマリン液に浸されて行く。

ーーーあぁ、あぁ、なんてことだ。

マーリンは嘆いた。その頬を、雫が伝い落ちていった。

肉塊に成り果てた少女は聖遺物が保管してある魔術協会の倉庫へと運ばれて行く。
そのリツカだったものを運ぶ男たちは、突然の襲撃に対処できなかった。沢山の矢が、宝物が、弾が、剣が降り注ぎ、男たちを原型を留めぬほど貫いた。そして、その体は炎や強すぎる光によって炭屑へと変貌した。彼女と絆を結んだサーヴァント達は怒り狂い、嘆き悲しみ、憎悪に燃えていた。英霊達はリツカだったものが入った瓶を抱きしめ、天を仰いで泣き叫んだ。殺してやると、根絶やしだと、反英雄達は咆哮した。その場は瞬く間に地獄と化し、魔術協会の魔術師達は一人、また一人と惨い死を与えられていく。英霊達を抑えようと、大掛かりな魔術式が組まれるが、マーリンはソッとそれを妨害する。発動するはずだった魔術は発動せず、蹂躙は続いた。それが罰だ、と誰かが呟いた。


その惨劇は、カルデアからの魔力供給が途絶えた後も、アーチャーを中心に三日三晩続いた。そして、魔術協会は壊滅に追い込まれた。嘆きと怒りの最中、全ての英霊は座に帰った。
マーリンはその様子も全て見ていた。まだ現実感がない。どうして死んでしまったのか。何故こんなにも虚しいのか。
マーリンは零れ落ちた涙を見つめた。

ーーーこんな結末では面白くない。

マーリンは杖を掲げた。
「……そうだろう、マスター。君もこんな結末望んでいなかったはずだ。…大丈夫、今度は私が、素晴らしいハッピーエンドに君を導いてあげよう。」
マーリンの杖から、光が溢れ出した。



Comments

  • September 20, 2020
  • 菖蒲
    November 25, 2017
  • 猫帽子
    November 5, 2017
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