フリーメイソンの施設か? 発見から200年経っても正体不明、“謎の地下遺跡”が不気味すぎる(イギリス)
歴史に埋もれた「未解明スポット」
シェル・グロットの内部を歩くと、整然と並べられた貝殻装飾からは、偶然や思いつきでは説明できない強い意図が感じられる。数百万個もの貝殻を集め、地下空間全体を覆い尽くす作業には膨大な労力と時間が必要だったはずだ。 それにもかかわらず、建築背景は歴史の中に埋もれたままである。 イギリス旅行の機会があれば、ストーンヘンジのような神秘的な遺跡に惹かれる人や、説明のつかない不思議な場所を訪ねてみたい人は足を運んでみてもよいだろう。海辺の町の地下にひっそりと広がる貝殻の回廊は、イギリスの歴史がいまだ解き明かされていない一面を物語っている。
宮田華子|ロンドン在住ジャーナリスト/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授 アート・デザイン・建築記事を得意とし、さまざまな媒体に執筆。歴史や潮流を鑑み、見る人の心に届くデザインを探すのが喜び。近年は日本のラジオやテレビへの出演も。英国のパブと食、手仕事をこよなく愛し、あっという間に在英20年。
文:宮田華子