加速する「高市ブルー」 民主主義の土台揺るがす首相の雑すぎる答弁

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編集委員・高橋純子
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記者コラム「多事奏論」 編集委員・高橋純子

 世の中は「サムライブルー」に沸き立っているようだが、私は絶賛「高市ブルー」である。厭世(えんせい)観にさいなまれ、深く眠れず、脳が目詰まりを起こして、カラフルだった世界はモノクロに一変した。あのポテトチップスのパッケージが白黒に見えるのだから、重症である。

 高市早苗首相の陣営が、自民党総裁選衆院選で、他候補を中傷する動画のSNSへの投稿にかかわっていたのではないかという疑惑を「週刊文春」が報じてから2カ月弱。事実関係には不明な点もあるとはいえ、選挙結果に影響を与えた可能性が取りざたされ、この国の民主主義を揺るがす重大な疑惑がこの国の最高権力者にふりかかっている以上は、政権・与党の総力を結集して対応にあたるのがふつうだろう。ところが、高市政権はふつうじゃない。対応が雑。尋常じゃなく雑。過去イチ高イチ雑すぎて滅!

 「週刊誌の記事を信じるか、秘書を信じるかというと、私は秘書を信じる」。渦中の公設第1秘書に対する首相の信頼は厚いようだが、首相の国会答弁をつなぐと、氏の奇天烈(きてれつ)ぶりが際立つ。創作を疑われても仕方のないレベルだと思う。

 「『代議士が決して望まない…

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    本田由紀
    東京大学大学院教育学研究科教授
    視点

    言うまでもなく、中傷動画が問題化しているのは、総裁選や衆院選が不正な形で実施され、そこに高市首相の公設第一秘書が関与していた疑いが濃厚だからである。週刊文春では公設第一秘書と業者との詳細なやりとりが報道されている。業者を使う以前から高市事務

    2026年6月21日 08:37

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