VTuberモデルと実写背景を同期、“釣りロケ”に活用――バンダイナムコ社内提携、リアルな表現追求の試み
バンダイナムコミュージックライブとバンダイナムコ研究所は23日、VTuber事業における業務提携契約の締結を発表した。今夏より、バンダイナムコミュージックライブが運営するVTuberプロジェクト「MEWLIVE PROJECT(ミューライブプロジェクト)」において、バンダイナムコ研究所が配信映像やライブステージなどデジタル表現領域を中心に技術を提供する。
VTuber市場の成熟に伴い、高品質なコンテンツと没入感のある最先端テクノロジーを融合させた「次世代のバーチャル体験」へのニーズが高まる中、両社はそれぞれの強みを掛け合わせることで新たな価値を創造できると判断し、提携に踏み切った。
具体的には、バンダイナムコミュージックライブが持つキャラクターや世界観を彩る音楽・イベントといった「コンテンツ制作力」と、バンダイナムコ研究所がこれまで培ってきた「ELMIRAIVE™(エルミライブ) CX」をはじめとするXR等の「先端技術」を組み合わせる形となる。
本提携の第一弾として、VTuber「熊乃ベアトリーチェ」による新たな映像コンテンツの制作が実施、YouTubeほか各メディアにて公開された。
バンダイナムコ研究所の「ELMIRAIVE™ CX」を活用し浅川国際鱒釣場においてリアルタイムでの3D釣りロケ収録を実現。従来は3D映像を別途収録し後から背景と合成する手法が一般的であったが、今回の撮影ではVTuber本人が実際のロケーションに赴き、3D映像と実写背景をリアルタイムに融合させた出演・収録を行った。
本提携に基づく新たな展開は今夏より順次始動する予定で、技術導入によるコンテンツのアップデートや具体的なイベント等の詳細については、今後両社より順次発表される見込みだ。
「MEWLIVE PROJECT」は2023年に設立されたVTuberプロジェクトで、声優・アーティストとして活動する人から配信未経験でスタートした人まで、多様なバックグラウンドを持つVTuberが所属する。プロジェクト内には、音楽やライブ・イベントを通じてファンとの交流を図る「MEWLIVE」と、各キャラクターの「もう一つの世界観・物語」を音楽・映像・ボイスドラマなどで展開する「MEWLIVE UNIVERSE」の2つのプロダクションが存在する。