特設コーナーで写真撮影をする家族=5月30日、福井県小浜市和久里の「道の駅若狭おばま」

 宇宙食サバ缶を開発した福井県小浜市の若狭高をモデルにしたテレビドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」の放送を受け、市内店舗でドラマ関連の特設コーナーが開設され、にぎわっている。道の駅ではサバ缶の販売数が5月の1カ月間で約3500個に上り、昨年比約46倍の大幅増。書店でも原案本の売り上げが伸びており関係者らは“さばうちゅう特需”に驚きを隠さない。

⇒「サバ缶」北村匠海が万感のクランクアップ “朝野先生の教え子たち”がサプライズ登場「とても楽しい時間でした」

 「道の駅若狭おばま」(同市和久里)では、ドラマポスターなどを飾ったコーナーを設置。一般向けに製造された「若狭宇宙鯖缶」や、同市公認キャラクター「さばトラななちゃん」とドラマのコラボグッズなどを取り扱っている。特に同缶が観光客らの人気を集め、5月の販売数は昨年の75個から今年は3489個と約46倍にアップ。ほかの商品にも波及し、タオルやぬいぐるみのななちゃん関連グッズなども450個から1008個に増えた。

 ロケ地巡りで岐阜県から娘と訪れた女性(53)は友人へのお土産にサバ缶を5缶購入。「(サバ缶を宇宙に飛ばす)高校生の思いが何代にもわたって受け継がれているのがすごい」。大阪府から家族3人で訪れた男性(36)は「(ドラマの)聖地としてのアピールがまだまだ足りないんじゃないか」と関心を寄せていた。

⇒【D刊限定】月9ドラマで福井県のサバ缶大人気 社長に聞いた「若狭宇宙鯖缶」の誕生秘話…工場内に潜入!

 ドラマの原案本「さばの缶づめ、宇宙へいく」の売れ行きも好調だ。三洋堂書店小浜店(同市駅前町)では、これまで月1冊ほどの販売だったが、ドラマ化が発表された3月は44冊に、放送開始後の4月は56冊、5月は31冊にアップした。3カ月間の販売累計131冊は、コミックを除き3~5月の同店売り上げランキング1位となった。加藤裕仁店長(39)は「ドラマ化などで原案本などの売り上げが伸びることはあるが、ここまで大きく増えるとは」と驚きの表情で話していた。