メーカーの得意分野で挑む!話題の人気キャラクターコラボカレー分析
こんにちは。ベトナム在住ライターの寺内です。
先日よく観ているYouTube、ふっくらすずめクラブで「ちいかわ鬼辛カレー」が出てきたのですが、みなさんはご存知ですか?
丸美屋が人気キャラクター「ちいかわ」を採用し、原作に登場する“鬼辛(激辛)”カレーをイメージし、期間限定で発売しているそうです。
アニメ(定番)・キャラクターの認知率×満足率でも長年いるキャラクターに並び平均以上に位置する「ちいかわ」。
そんな「ちいかわ」の今回の丸美屋とのコラボについて分析したいと思います!
こんなブランドもある?分析してみてほしいなど
リクエストいつでも受付中📪
今後の参考にしたいので是非気軽にコメントくださいね♪
ちいかわ
「ちいかわ」とは
「なんか小さくてかわいいやつ」通称「ちいかわ」は、イラストレーター・ナガノ氏による漫画作品です。
主要キャラクターたちの成長物語が軸となっており、かわいらしい絵柄とは裏腹に人間生活に共通する困難や不条理さなどが描かれており、視聴者の共感を得やすい内容となっています。
2020年よりTwitter(現X)にて連載され、2021年に単行本化。2023年12月現在で、電子版を含め累計部数が270万部を突破しました。
また2022年4月からテレビアニメ放送化され、2022年度と2024年度の2回、日本キャラクター大賞でグランプリを受賞し、2022年にSNS流行語大賞も受賞しています。
現在も様々な企業とのコラボが後を絶たず、多くのグッズや企画に登場し、社会現象となっています。
ちいかわに好感を持つ人とは?
ちいかわに好感がある人のデモグラ構成比をみると10前半~20代前半、30代後半〜40代前半と幅広い年齢層が多く出ています。
男女比では女性が多いです。
年齢別のファネル分析では10代前半〜40代後半までの認知率が50%以上と非常に高いことがわかります。
また10代前半~20代前半への誘引が高いです。
認知からの好感ありは58.2.%、認知からの誘引ありは61.3%とそこそこ高いです。
また好感あり⇒誘引ありは105.2%と、一定のファンが多くいることがわかります。
サイコグラフィックを見てみると、個人価値観は"自己愛強め”"八方美人”"報われ待ち”な方が多いです。
社会価値観は"依存集中型”“環境や社会大事”“ワーカホリック”のクラスターが並んでいます。周囲との関わりや仕事熱心な方が比較的多いのでしょうか。
消費価値観は"ネタ消費”に次ぎ、“ステータス消費”“トレンド・限定重視消費”が高いです。ファネル分析でも好感ありからの誘引が高く出ていましたが、自分が好感を持っているものに消費する“推し活”傾向がありそうです。
では、今回コラボした「丸美屋」についても見てみましょう。
≪Knowns 消費者リサーチについて簡単にご紹介≫
丸美屋
丸美屋の歴史
「丸美屋」は1927年の創業、商品の発売から数えて97年の歴史を有しています。
現在はふりかけ、麻婆豆腐や釜めしの素を中心としたレトルト食品やお惣菜の素など、家庭用商品で約300アイテムを取りそろえており、ふりかけ・麻婆豆腐・釜めし市場シェアNo.1食品メーカー(インテージSCI 2023年1~12月累計販売金額)となっています。
創業時から安心・安全、そして手頃な価格でおいしいものを提供し、家族団らんのひとときである食事を豊かなものにしたいという思いから、さまざまな商品を世に送り出しています。
丸美屋に好感を持つ人とは?
丸美屋に好感がある人のデモグラ構成比をみると40代前半〜60代後半が多く出ています。
男女比では女性が多いです。
サイコグラフィックを見てみると、個人価値観は"健康志向”"報われ待ち”に次ぎ、"ガラスメンタル”な方が多いです。
社会価値観は"自分より家族優先”“おりこうさん”“ワーカホリック”が多いです。
消費価値観は"ノスタルジー消費”に次ぎ、“エシカル消費”“お得感重視消費”が高いです。
全体的に見て真面目で健康や日常生活を重視している方が多いのでしょうか?
注目の意見では「のりたま」「麻婆豆腐の素」「釜めしの素」といった丸美屋の歴代商品に関するプラスな意見が多く見受けられました。
“おいしくて手軽、手頃な価格”と“子供の頃から知っている味”など、企業理念が消費者にも伝わっていることがわかります。
コラボの影響は?
ちいかわと丸美屋
丸美屋とちいかわの1ヶ月ごとの時系列分析を見てみると、今回のコラボを開始した2024年7月に認知率と好感率が上がっていることがわかります。
ちいかわに関しては誘因が頻繁に変わっているのは、コラボも多いからでしょうか。
またちいかわはXで週1回ほど更新されていているので、そこで上がることもありそうです。
また丸美屋に好感がある人のイメージと「ちいかわ」に好感がある人のイメージをそれぞれ見てみると、
丸美屋…親しみがある、安定性がある、誰もが知っている、信頼できる
ちいかわ…かわいい、愛らしい、癒される、流行っている
が上位にきています。
丸美屋の老舗企業としてのイメージや、ちいかわのキャラクターイメージや流行りのイメージで、双方にないイメージを補うことができそうです。
これまでも「ふりかけ」や「おちゃづけ」などでちいかわと丸美屋はコラボを行っていたので、好評商品からのちいかわに好感がある人のサイコグラ消費価値観に合わせて期間限定の鬼辛カレーの発売に至ったのかもしれません。
レトルトカレー、どんな人が買う?
ちなみにKnowns 消費者リサーチでレトルトカレーのポジショニング分析を見てみると認知率・満足率ともに「ハウスバーモントカレー」が1位になっていました。
丸美屋消費者の声でも「ふりかけ」「麻婆豆腐の素」「釜めしの素」に関する意見が多く、私自身もあまり丸美屋の商品にカレーのイメージがありませんでしたが、今回なぜカレーだったのでしょうか?
レトルトカレージャンル全体の現在購入者のデモグラ構成比をみると40代後半〜50代後半、60代後半が多く出ています。
男女比ではやや女性が多く、丸美屋に好感を持つ層と似通っています。
丸美屋の商品一覧を見てみると、丸美屋はキャラクターシリーズに特化しており、その中に必ずレトルトカレーが。私も子供の頃にアニメパッケージのレトルトカレーをよく食べていましたが、丸美屋の商品だったのかも?!と思いました。
丸美屋のレトルトカレーの歴史を調べると、1988年にレトルトカレー市場に参入しており、初めて発売したのは当時人気アニメだった「ビックリマンカレー」でした。
発売当時から子供向けのレトルトカレーに特化しているようです。
また、消費者の声に合わせてあたためなくても食べられるレトルトカレーの発売なども行っています。
上記から考察すると、今回の「ちいかわ鬼辛カレー」はこれまでキャラクターコラボに長年特化している・レトルトカレー購入年齢層を得意とする丸美屋が、子供向けレトルトカレーをちいかわ推し層の大人向けにも発売してみた商品なのかもしれません。
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まとめ
ちいかわに好感を持つ人の特徴
10前半~20代前半、30代後半〜40代前半と幅広い年齢層、女性に人気
自己愛強め・八方美人・報われ待ち
周囲との関わりや仕事熱心な方が多い
ネタ消費・ステータス消費・トレンド・限定重視消費の傾向が強い
丸美屋に好感を持つ人の特徴
40代前半〜60代後半、女性に人気
健康志向・報われ待ち・ガラスメンタル
自分より家族優先・おりこうさん・ワーカホリック
ノスタルジー消費・エシカル消費・お得感重視消費の傾向
今回のコラボはちいかわに好感のある幅広い層と推し活傾向のある消費者に向け、丸美屋が得意分野で挑んだ商品だったのではないでしょうか。
また丸美屋は丸美屋に好感がある人のサイコグラにも高く出ていた“健康志向”に向けた商品も発売されています。
ちいかわのライバルはおぱんちゅうさぎ?
GMOメディア株式会社が2023年に女子中高生に行ったアンケートによると1位は「おぱんちゅうさぎ」、2位に「ちいかわ」が「おぱんちゅうさぎ」と僅差でランクインしていました。
「ちいかわ」と「おぱんちゅうさぎ」を比較してみると、認知率は「ちいかわ」の方がやや高いものの年齢別のファネル分析では「おぱんちゅうさぎ」は10代〜30代前半までの認知率が50%以上と非常に高く、また10代への誘引が高い出ています。
「ちいかわ」は幅広い年齢層、「おぱんちゅうさぎ」は若年層に好まれる傾向があるのかもしれません。
今後どんなコラボをするのか?どんな商品が出るのか?楽しみですね!
筆者のひとこと
実は私はちいかわについてあまり知らず、ちいかわのこともふっくらすずめクラブのチャンネルから学びました。
キャラクターの特徴など知らない人には上記YouTubeがわかりやすくおすすめです!
今回の鬼辛カレーの辛さについても気になるので、ダナンにいらっしゃる方はぜひ、お土産お待ちしています(笑)。
≪本記事は新しいバージョンのダッシュボードを利用しております≫
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