巨人・浅野が405日ぶり一発 慶大に進んだ左腕・渡辺和大から刺激
待望の一発だ。巨人は20日、中日10回戦(東京ドーム)に1―0で勝利。連敗を2で止め、阪神と並んでセ・リーグ首位に再浮上した。香川・高松商高からドラフト1位で入団して4年目の浅野翔吾外野手(21)が、1軍に昇格即「8番・左翼」で先発出場。三回の第1打席で左翼席へ決勝の1号ソロを放ち、球団では松井秀喜に次いで史上4人目となる高卒1年目から4年連続本塁打を記録した。 【写真】本塁打を放った巨人・浅野翔吾を迎える橋上秀樹監督代行 ◇ 希望のつまった、鮮やかな放物線を描いた。1軍昇格即スタメン出場した浅野が、いきなり決勝弾。昨年5月11日のヤクルト戦(神宮)以来、自身405日ぶりの一発で本拠地東京ドームのお立ち台に上がり、「結果を残したいと思っていたので、集中していた。最高です!!」と絶叫した。 香川・高松商高からドラフト1位で入団し4年目の今季は、2年ぶりに春季キャンプを2軍スタート。右ふくらはぎの肉離れによる離脱もあり出遅れた。5月23日に今季初昇格したが、出場3試合、10打数1安打で再降格。「だいぶ悔しかった」。それでも腐ることなく、2軍戦出場後も1時間以上グラウンドに残ってバットを振り続け、ひのき舞台に帰ってきた。 刺激を受ける存在がいる。高松商の同学年、慶大に進んだ渡辺和大が6月に行われた全日本大学野球選手権で、準決勝で15奪三振の快投を見せるなどエースとして準優勝に貢献。今秋ドラフトの上位指名候補に浮上した左腕の活躍を確認していた浅野は「もう高卒4年目。ある程度結果を残さないといけない。来年、同い年の大学生も入ってくるので、一つ段階が上にいないといけない」と心に誓う。 キャベッジがコンディション不良で欠場する中で、1軍昇格、スタメン起用を決めた橋上監督代行は「これはこれで、浅野選手を使えということなのかなという風に思いましたので」と経緯を明かした。チームの連敗を止める一打に「チームにとっても本人にとっても、非常に大きな一本になる」と目を細めた。 巨人では王貞治、堀内恒夫、松井秀喜に次いで史上4人目となる高卒1年目から4年連続本塁打を記録。伝統球団の未来を担う存在として大きな期待がかかる21歳は「明日以降打てなかったら、また戻ってしまうと思うので。ここで満足することなく、より一層気合を入れてやっていきたい」と鼻息を荒くした。(浜浦日向)