楽天、執念でつかんだサヨナラ勝利で連敗阻止 就任後初勝利の吉井監督「意味あるゲーム」
楽天8-7西武(22日、東京ドーム) 延長十二回2死二塁。楽天の9番黒川がとらえた打球が左翼手の頭上を越えると、ベンチからは選手が一斉に飛び出し、歓喜の輪を作った。再三勝ち越されながらそのたびに追いつき、執念でつかんだサヨナラ勝利は、シーズン途中で指揮を託された吉井監督にとっても就任後初白星。「みんなが粘り強く戦ってくれた」。指揮官からも安堵(あんど)の笑みがこぼれた。 チーム一丸でつかんだ勝利だった。3点を追う七回には、2四球に4本の単打をからめて一挙4点を奪った。投手陣は西武に勝ち越しを許す場面もあったが「プレッシャーの中で自分の力を出していかないと、若い選手は育たない」と吉井監督。ウイニングボールは、延長十二回に7番手で登板してプロ初勝利を挙げた2年目の中込へ渡す〝親心〟も見せた。 チームの連敗は5で止まったものの、黒星が大きく先行する厳しい状況には変わりない。それでも、この日の勝利を「すごく意味のあるゲームだった」と前向きにとらえた指揮官。ここからまた、反転攻勢を整えていく。(浅野英介)