【MD烙印】 うららとかないんか?
2026/6/5 サンプルリストの修正
こんにちは、今回は【烙印】の解説です。
とても複雑な印象の強い【烙印】ですが《白き竜の落胤》を始めとした新規カードのおかげで洗練されており、そのデッキパワーも相まって非常におすすめのデッキとなっています。本記事では【烙印】をこれから触る人に向けて、基礎的な考え方や実践的な動きについて紹介できたらと思います。
なお、【烙印】は人によって考え方がまるで違うので本記事の内容が唯一の正解だと思わないでください。
指摘・質問・相談等はマシュマロ及び各種dmにて受け付けています。
また、私が使用している展開ルートも公開しました。条件設定に注意の上ご覧ください。
注意事項・前置き
・テーマ・カテゴリを【烙印】、カード名を《烙印融合》のように表記します
・誤謬や不明点についてはTwitterやDiscordのdmにてご連絡ください
・本記事は烙印初学者〜中級者を対象としています
・本記事はマスターデュエルの環境を前提としています
・《The Fallen & The Virtuous》です
・記事やストリーミングでの引用は結構です
烙印のこれまで・これから
これまでの【烙印】は強力な使い手が度々結果を残していたものの、流石にデッキパワーは時代遅れのままでした。「先攻が弱いかわりに後攻が弱いデッキ」と揶揄されることもあります。
そんなmdの【烙印】は50枚前後の構築が主流でしたが、《白き竜の落胤》以降はmdでも40枚の構築が主流になると思います。
ocgではメインデッキに尖ったカードを積む必要がないという理由もあって薄めです。
「ギミックが強くなったから」
そもそも40枚にするのは再現性の担保、分かりやすく言えば特定の強いカードをきちんと引くためです。
その反面、以前はデッキを膨らませて事故率緩和を計っていました。《烙印融合》という明確な中継点があったことで初動の質に大差(≒突出して強いカード)がなかったわけです。
しかし、《白き竜の落胤》はあらゆる妨害で止まりにくく、複数の手数を生みやすい"強い"1枚初動。ギミックと少量の汎用カードで戦う土壌が整えられたのです。
アフター《白き竜の落胤》
・先攻展開が安定
・先後問わず強いことで枠圧縮に
・単体で機能しない《アルバスの落胤》が手数に変貌
見ての通り《白き竜の落胤》は《デスピアの導化アルベル》よりも強力な1枚初動であり、新規後は《烙印融合》を打たない試合も多いです。
妨害の例を挙げますが、結局は手札と相談ですね。
妨害
ミラジェイド×2
聖痕×1
アルバス×1
アルバスで出す融合体×1
リソース
カルテシア
エクレシア×2
落とした融合体×2
烙印のゲームメイク
もうじき【烙印】のmd実装から4年が経ちますが、勝利条件は変わりません。「生き残ること」です。
上述したように大量のリソースが戻ってくるのが強みであり、基本的に相手のリソースを削りつつターンが返ってくるような立ち回りを意識します。もちろん、自分のリソースが切れないように気を配るのも忘れずに。
この考え方は魔法カードを主体としたデッキと相対した時にも有効です。【烙印】は以前から発動無効妨害が乏しく、妨害ではなく捲り返す動きにリソースを回すとゲームが楽になります。
【烙印】は盤面を荒らす力が非常に高いものの、そのまま相手のLPを削り切ることはできません。展開がエンドフェイズに集約されている影響もありますが、シンプルに《烙印融合》以外で横並びする手段が無いためです。後手捲りではターンを渡す前提でプレイします。
【烙印】の強み
・リソース回収に優れる
・盤面を壊す力が強い
・《白き竜の落胤》が非常に強力
→リソースゲームを演じたい
烙印の弱み
・LPを削るのが苦手
・捲り魔法が止められない
→一貫して死なないプレイを徹底する
【烙印】のプレイ指針
・先攻の《烙印融合》は弱初動
・死ななければ何とかなると信じること
・無理に相手の動きを止めようとせず、リソースゲームに持ち込む
サンプルリスト
・《白き竜の落胤》×2……ルール
・《赫の聖女カルテシア》×2……展開で2枚使用する
・《烙印開幕》×1……初動として天底の方が強い
・《聖痕喰らいし竜》×2……2枚欲しいゲームが多い
・《氷剣竜ミラジェイド》×1……1枚で十分回る
なお、手札誘発は《烙印の気炎》で切れるものを優先したいです。
カード解説
新規カード及び使い方に変更のあったカードのみ説明します。効果覚えてない/知らない方はお手元の白の物語を見ながらお読みください。
白き竜の落胤
後述する《黒き竜のエクレシア》の効果①は各種融合体の墓地効果に相当します。この効果は往復で使えるために、《白き竜の落胤》は【アルバス融合体】を3枚落とすのと同等のパフォーマンスを発揮するわけです。
《烙印融合》から落とせるのは2枚ですから、初動としては《烙印融合》より強いですね。
落とすカードはちょっと難しい。
教導の聖女エクレシア
依然としてドロー系誘発に対しては強い【烙印】ですが、このカードを採用していれば《白き竜の落胤》初動でも綺麗に受けられます。中国や韓国から輸入された《天底の使徒》の展開でも使用するなど、総じてかなり評価の高いカードです。
引いても弱いので採用は分かれると思われます。
超重禽属コカトリウム
【烙印】のテーマカードではありませんが、特筆すべきと判断しました。
②の効果でデッキから《鉄獣鳥メルクーリエ》をサーチすることで初動になるのですが、①の効果で《烙印融合》から下級の展開に繋げることができます。
《輝光竜セイファート》と違って単なる召喚権初動に留まらない良いカードですが、本領を発揮するのは中華構築なので日本ではあまり見かけません。
鉄獣の炎工 キット
《赫焉竜グランギニョル》からリクルートした《導きの聖女クエム》の2枚目で落としたり、《烙印融合》完全1枚初動で《白き竜の落胤》を蘇生したりするのが主な役割です。
今回は不採用で展開ルートを構築しましたが、採用圏内のカードです。
軒轅の相剣師
展開が伸びるだけなので日本だと不採用の人が多く、特に語ることもありません。
三英の相剣師
《三英の相剣師》《軒轅の相剣師》《鉄獣の炎工キット》を採用すると《白き竜の落胤》1枚初動に《The Fallen & The Virtuous》が追加されます。
聖痕喰らいし竜
《The Fallen & The Virtuous》が幅広く採用されることもあって墓地に干渉する効果は非常に強いです。完全耐性を持っていますから【閃刀姫】等の完全耐性高打点が重いデッキ全般は嫌な顔をします。
その他の強みは大きく分けて3つ。
1. 素材条件が緩いこと。《氷剣竜ミラジェイド》を盤面から退かせる融合体って意外とないんです。
2. ミラーの《聖痕喰らいし竜》と相打ちが取れること。
3. 落として強いこと。《The Fallen & The Virtuous》が宇宙最強なので。
黒き竜のエクレシア
先攻は《烙印融合》よりも優先します。後攻は1枚で2妨害踏みに行くこともありますが、流石に《烙印融合》を打つことが多いです。
全ての手札誘発が叩き込まれますが、《霆王の閃光》以外はここに打たれる方が楽なケースがほとんどです。往復で2回の発動タイミングに加えて《白き竜の落胤》で落とした融合体もありますから、単発誘発で沈むことはありません。また、以前の盤面に除去したいカードが追加されているわけですから捲り札の受けも格段に良くなっています。
冒頭で触れた《デスピアの導化アルベル》から《烙印融合》を打つ展開と《白き竜の落胤》の展開を比較すると、シンプルに《黒き竜のエクレシア》が追加されています。【烙印】は公開領域に《アルバスの落胤》がないと妨害数が激減してしまうのでこの差は大きいです。
※《デスピアの導化アルベル》初動でも《アルバスの落胤》まで構えることはできますが、《赫の聖女カルテシア》に全てを依存する上に不要牌が増えてしまうのでできるだけ《烙印融合》自体を発動しない方向性にシフトしています。
The Fallen & The Virtuous
スーパーウルトラアルティメットカード。単発の妨害や対象を取る効果を躱すのは勿論、ミラーでは相手の《アルバスの落胤》を破壊したり《黒き竜のエクレシア》を蘇生したりするのが強いです。【烙印】では落とした融合体が更なる手数を生むため、打てば打つほどアドバンテージ差が開くことになります。
蘇生したいカードランキング1位は《天叢雲之巳剣》。
天底の使徒
採用に値する強力な初動です。EXからの特殊召喚に縛りがついてしまいますが、展開を工夫することで思いの外快適に展開できます。先攻の展開札はもちろん、後手捲りの蓋としてもカードパワーは一級品。
しかしながらエンドフェイズの《アルバスの落胤》による捲りを阻害してしまうため、手放しに採用できるカードではないです。
こちらはOCGで【烙印】を使用されているえがわさんの記事です。内容は多岐に渡りますが、特にカード解説が充実しているのでここに掲載させていただきます。
先攻展開の方針
見かけ上は膨大な展開ルートが存在しますが、いくつかの分岐を把握するだけで構いません。烙印を難しく感じるのは、こういった展開過程の体系的な言語化が曖昧だからだと思われます。
今回は軽く触れるのみなのでこちらをおすすめします。少し古いですが、その考え方は現代の【烙印】でも変わらず有用です。
終着点
最低限の基本盤面
《氷剣竜ミラジェイド》
《導きの聖女クエム》
《赫の聖女カルテシア》
可能ならアクセスしたい
《アルバスの落胤》
+α
《The Fallen & The Virtuous》
《烙印断罪》
その他の思考
手札コストを減らせるか
誘発はケアできるか
まずは終着点の解析。盤面から要求値を逆算してみましょう。
出力方法
ミラジェイドを出す
→烙印融合,カルテシア②,赫の烙印
クエムを出す(カルテシアを落とす)
→召喚,黒き竜のエクレシア①,灰燼竜バスタード③,烙印開幕①,The Fallen & The Virtuous
クエム②の起動(カルテシアを出す)
→氷剣竜ミラジェイド,烙印の気炎,赫の烙印,The Fallen & The Virtuous
この3つが展開終盤を左右する要素です。
《黒き竜のエクレシア》が展開の軸であるため、先攻で《氷剣竜ミラジェイド》を出すのは専ら《赫の烙印》で固定です。エンドフェイズに手札コストを伴ってEXが動くわけですから、《導きの聖女クエム》はこれより先に出す必要があります。
つまり、《アルバスの落胤》及び融合体2体を墓地へ送るのが基本展開の要求値です。※1
理屈は単純です。《黒き竜のエクレシア》①は融合体の墓地効果と遜色ないため《白き竜の落胤》1枚で基本展開の要求値を満たします。それどころか、《アルバスの落胤》へのアクセスも担保されるのです。
ここからは余った出力で如何に誘発をケアするか、妨害を増やすかが重要ですが、この判断を素早く行うには「カード同士の繋がり」を把握しなければいけません。
恐らく、この「カード同士の繋がり」が【烙印】を手に取る上で大きな障壁になっているのだと思います。今回は、過去に某有名烙印ユーザの配信で提示された考え方を紹介します。
※1 厳密には異なるが、分かりやすさ重視でこの数え方を推奨カードの繋がり
一般的な《キラーチューン・レコ》初動
《キラーチューン・レコ》で《キラーチューン・ロタリー》をサーチし、《キラーチューン・トラックメイカー》をS召喚。《ジュークジョイント“Killer Tune”》と《キラーチューン・シンクロ》をサーチ。
見ての通り【キラーチューン】の展開は全て【キラーチューン】カードで行われています。しかし、【烙印】は【アルバスの落胤烙印ドラグマデスピアスプリガンズ相剣鉄獣戦線深淵の獣】です。複数のテーマに跨った展開も珍しくありません。
こんなデッキをスムーズに展開するには……
覚えてください
当然、「何をどう覚えたらいいの?」と疑問に思うはずです。
例としてこの手札から《烙印の気炎》の分岐を考えつつ動かしてみましょう。誘発ケアやカードの優先順位は一旦後回しでいいです。
まず、ドローフェイズに《烙印の気炎》を発動します。手札1枚と【アルバス融合体】を墓地へ送りつつ【アルバスの落胤】をサーチする【烙印】カードですね。
厳密に言えば《烙印の気炎》は【アルバス融合体】以外も落とせますが、今回は全く関係ないので割愛します。
さて、サーチ先は《白き竜の落胤》でいいとして《アルバスの落胤》《マルチャミー・フワロス》のどちらを見せ、何を墓地へ送るべきでしょうか?
そう、この判断には【アルバス融合体】の情報が要ります。この状況で見せられるのは15枚、墓地効果が無いカードを除くと選択肢は以下の4枚です。
《深淵竜アルバ・レナトゥス》と《撃鉄竜リンドブルム》は相手ターンに落としたいので実質的に2択です。
ここは一旦保留して、サーチ先の《白き竜の落胤》について考えてみましょう。こちらも【アルバス融合体】を落とすカードですし、出力先の《黒き竜のエクレシア》は【アルバス融合体】の墓地効果と同等です。
つまり、このターンは《アルバスの落胤》2枚と【アルバス融合体】3枚が揃うことになります。
《アルバスの落胤》及び融合体2体を墓地へ送るのが
基本展開の要求値です。
盤面の妨害は基本盤面のそれから大して増えない(柔軟性は上がる)ため、魔法・罠による妨害を増やすのが効率的です。【烙印】魔法・罠をセットできるのは《烙印竜アルビオン》《スプリガンズ・キット》の2枚ですが、後者が条件に合うのはメインフェイズ中、ひいては《黒き竜のエクレシア》でリクルートする場合に限られます。
よって、今回は《烙印竜アルビオン》を妨害に温存するのがよさそうです。ちょうどドラゴン族ですから《烙印の気炎》で落とし、伏せるカードは《The Fallen & The Virtuous》《烙印断罪》のいずれか好きな方を選びます。
次は基本盤面の構築に目を向けましょう。前項の内容から《氷剣竜ミラジェイド》は《赫の烙印》で出力しますが、今回は《スプリガンズ・キット》でアクセスします。
例に挙げた手札ならどちらでも良いですが、後述する理由から《鉄駆竜スプリンド》でエンドフェイズにリクルートします。つまり、《黒き竜のエクレシア》からリクルートするのは《導きの聖女クエム》です。
ここまでの思考が10秒で終われば上出来
【烙印】は考えることが多いデッキです。「思い出す」プロセスが挟まると時間がいくらあっても足りません。先日投稿したフォームでも「展開の組み立て方」についての質問が寄せられていましたが、こういった思考の流れに慣れることが大切だと私は考えています。
つまり、カードや展開を丸暗記するのではなく「それぞれの役割で捉える」ことです。これは先後関係なくあらゆる判断の土台になり、【烙印】の上達には不可欠です。
最後に、私の考えた展開例を添付します。
・《スプリガンズ・キット》をエンドフェイズに出すのは《白の聖女エクレシア》は手札に無い方がよく、かつ未確定1枚の状態を維持できるから
・《赫の聖女カルテシア》の回収を少し遅らせているのは貫通に幅を持たせるための癖(気にしなくていい)
・《灰燼竜バスタード》等を落とす選択肢は十分に考えられる
実際の動かし方・誘発ケア
大別して3つの初動パターンが存在し、これはそのまま発動したい順番でもあります。
《白き竜の落胤》
《烙印融合》
《天底の使徒》
《調和ノ天救竜》《霆王の閃光》を考慮して《烙印融合》を優先する場合もありますが、mdでは《灰流うらら》《霊王の波動》が重くなるだけなので《白き竜の落胤》を優先していいでしょう。
《天底の使徒》はいくつかの分岐があるものの、大して複雑な内容ではないので割愛します。
《白き竜の落胤》へのアクセス可否を最初に確認します。
《天底の使徒》で縛りがついたり、《導きの聖女クエム》《赫の烙印》の2枚で触るレベルの限界初動でも構いません。触れるのであれば展開は成立します。
次に、落とせる【アルバス融合体】の枚数を数えます。《黒き竜のエクレシア》が絡んだ展開であれば《アルバスの落胤》へのアクセスはカットします。
【アルバス融合体】の枚数と大まかな展開の終着点
2枚…基本展開
3枚…《アルバスの落胤》へアクセス
4枚…《烙印竜アルビオン》を余らせて伏せの追加
5枚以上…メインフェイズ中の展開を検証し直し、更に伏せを追加できないか確認するor手札が増えるように立ち回る
《白き竜の落胤》+光・闇の展開を土台に要求値ごとのエンドフェイズ展開を掲載しています。展開の細部は異なりますが、盤面は概ね同じです。
2枚
3枚
4枚
5枚
少し特殊なので解説を入れます。伏せを2枚にしたいので《烙印竜アルビオン》《黒き竜のエクレシア》《デスピアの導化アルベル》から2枚を回します。お察しの通り、【烙印】魔法・罠も【アルバス融合体】1枚分なのです。
次に、《烙印融合》を打つケースです。
基本的に《白き竜の落胤》からの展開を優先しますが、融合縛りがついてしまったりアクセスに無理があったりする場合は《烙印融合》を打たざるを得ません。
既存の展開では《氷剣竜ミラジェイド》の効果を使って無理やり出力を担保していた
《白き竜の落胤》初動と大きく違うのは、《黒き竜のエクレシア》が使えない都合で《アルバスの落胤》をサーチしなければならない点です。《デスピアの導化アルベル》1枚初動から大きく逸れることも少なく、《白き竜の落胤》初動とは勝手が異なるのでいくつかの展開パターンを覚えておくと良いでしょう。
基本的に《烙印竜アルビオン》から《赫焉竜グランギニョル》を出しますが、採用カードや手札の状況によってこの後の展開は変わります。
例として中華の《烙印融合》完全1枚初動を掲載しておきましょう。
白き竜の落胤で落とすカード
まず、それぞれを落とす際の特性を理解しましょう。ケースバイケースですが、大抵は下記《灰燼竜バスタード》以外の3つから選びます。
《烙印竜アルビオン》
ドロー系誘発の受けがよく、大抵はこのカードです。《烙印竜アルビオン》を融合召喚したいシチュエーションも往々にしてありますから注意が必要です。
《聖痕喰らいし竜》
後述する《The Fallen & The Virtuous》を展開絡める場合で落とします。
《烙印竜アルビオン》の代わりに落としてもいいですが、《黒き竜のエクレシア》への無効(破壊したい対象がいない)や《ドロール&ロックバード》を考えるとリスクが大きいです。
《鉄駆竜スプリンド》
《スプリガンズ・キット》をリクルートするだけですが、手札コストとドロー系誘発を度外視すればとても対応力の高い落とし方。
《烙印竜アルビオン》から《烙印開幕》を経由して《赫の烙印》にアクセスする際と異なって《ドロール&ロックバード》を受けません。しかし、メインフェイズ中に受けてしまうとこの関係は反転してしまいます。
《灰燼竜バスタード》
《導きの聖女クエム》のリクルートを目的に落としますが、《赫焉竜グランギニョル》まで展開が伸びたときに落とします。
例えば《デスピアの導化アルベル》のような光・闇レベル4非チューナーを引いている場合は下記の展開が可能です。こういった《烙印竜アルビオン》を融合召喚するケースでは《聖痕喰らいし竜》を落とします。
《The Fallen & The Virtuous》で割るためですね。
また、《The Fallen & The Virtuous》の発動を含めて【アルバス融合体】の枚数が揃う際は《烙印竜アルビオン》を先に落としてしまうと魔法・罠セットに回せないケースが生まれるので注意が必要です。
『カードの繋がり』でも述べた思考法が定着すれば自然と正しい判断が身につきます。最適な落とし方とは異なる場合もありますが、困ったときは《烙印竜アルビオン》を落としましょう。
妨害の吐き方
冒頭にも記載していますが、妨害の一例を紹介します。
よくある盤面
《氷剣竜ミラジェイド》
《導きの聖女クエム》
《赫の聖女カルテシア》
《黒き竜のエクレシア》
《The Fallen & The Virtuous》
《三戦の才》等をケアして適宜発動を遅らせますが、まずは《黒き竜のエクレシア》から《白き竜の落胤》《アルバスの落胤》のいずれかをリクルート。
次に、《赫の聖女カルテシア》で《聖痕喰らいし竜》を融合召喚し、素材となった《氷剣竜ミラジェイド》を蘇生。
後述の《赫焉竜グランギニョル》を出す展開であれば墓地に《白き竜の落胤》が存在するため、《黒き竜のエクレシア》では《鉄獣鳥メルクーリエ》をリクルートします。
このルートは最大5回の着地狩りと墓地メタ、大量のリソースを構える動きです。《赫の聖女カルテシア》から《四天の龍 スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》《神炎竜ルベリオン》等を融合召喚すると妨害数は更に増えます。
また、《超融合》の被害を抑えるたいときは《アルバスの落胤》を手札に加え、リクルートは《鉄獣鳥メルクーリエ》にするといいでしょう。
後手の捲り方
狙う着地点
まず、後手ワンキルを諦めます。無理です。【烙印】はほとんどの場合で4ターンの捲りを見据えています。
【烙印】の勝ちパターンは「相手の盤面が壊滅し、返しのターンで残った妨害を突破しつつワンキルされない状況」です。勝利条件の「生き残ること」に忠実ですね。
後手で通したいカードは《烙印融合》《アルバスの落胤》の2つです。手札誘発や捲り札で弱めた盤面に対して《白き竜の落胤》《The Fallen & The Virtuous》等を用いて妨害を吐かせ、この2枚を通すことを目指します。
《烙印融合》からの動きは状況によりますが、このカードの強みは【アルバス融合体】によって相手の妨害を踏みながら高打点での戦闘が可能なこと。つまりは1枚で複数の妨害を踏める点です。
ちなみに、《烙印融合》以外のカードではセットカードを割りづらいです。
《アルバスの落胤》を重視する理由はシンプルに勝つからです。
《アルバスの落胤》が通ると起きること
《アルバスの落胤》で相手のEXモンスターを素材に《氷剣竜ミラジェイド》を融合召喚、《聖痕喰らいし竜》をコストに1体除外、サーチした《The Fallen & The Virtuous》で《烙印竜アルビオン》をコストに1面破壊、《The Fallen & The Virtuous》を伏せてターンを終了。
相手ターンに《撃鉄竜リンドブルム》をコストに1面破壊、蘇生した《アルバスの落胤》で相手のモンスター2体を素材に《聖痕喰らいし竜》を融合召喚、相手の墓地から2枚をデッキへ。
3除去+3除去+墓地メタ
当然、毎回最大パフォーマンスを発揮するわけではありませんが蓋としては十分すぎる出力です。
実践的な動き(追記予定)
こちらも少し古いですが、旧型【烙印】のテクニックは新型【烙印】でも変わらず有用なものが多いです。当時の【烙印】有識者が知識を出し合った記事ということもあって非常におすすめです。
《烙印竜アルビオン》を経由する動き方
EXの消費は増えますが、落とせる【アルバス融合体】の枚数が増えます。手札誘発を打たれそうにない際は狙ってみるのもいいでしょう。
《灰燼竜バスタード》にチェーンして《赫の烙印》を発動
メインフェイズ中に《赫焉竜グランギニョル》から《灰燼竜バスタード》を落とす動きでは《導きの聖女クエム》の落としが余るため、《黒き竜のエクレシア》から直接リクルートする場合と比較して【深淵の獣】《屋敷わらし》等の受けがよくなります。
《スプリガンズ・キット》を経由していますが、ここに《屋敷わらし》を被弾するリスクを考えるなら《烙印竜アルビオン》から《烙印開幕》《デスピアの導化アルベル》と動きます。
《屋敷わらし》の貫通ルート
【深淵の獣】の貫通ルート
誘発の打ち方
方針
【烙印】は生き残ることを目的にゲームを進めます。つまりはリソースゲームがしたいわけで、この【烙印】の土俵で戦ってはいけません。いくら盤面を壊滅させたところで捲り返されてしまいます。
基本的に《白き竜の落胤》へのアクセスを止める打ち方が望ましいですが妨害をゼロにすることは難しく、どの裏目・妨害・リソースを消すかの判断が必要です。
今回紹介するのはあくまで効率のいい打ち方であり、正解ではありません。分からなければ気軽にご相談ください。
《黒き竜のエクレシア》を記していませんが、これは誘発を当てないということではありません。《白き竜の落胤》に打つか、こちらに打つか、どちらも打たないかなど、ケースバイケースが過ぎるためです。
《烙印の気炎》は"絶対に"止めます。《烙印融合》が見えていても止めたいレベルです。《デスピアの導化アルベル》はサーチ先に対して《灰流うらら》が当たるためスルーしますが、エンドフェイズに《赫の烙印》をサーチする際は止める選択肢もあります
こちらは少し範囲が狭いですね。《デスピアの導化アルベル》に打ってもいいですが、確実性を求めて《烙印の気炎》まで待つ選択肢も考慮しましょう。
《The Fallen & The Virtuous》で避けられることも相まって信頼できません。初動か、エンドフェイズの《導きの聖女クエム》に当てるのを推奨します。
本来は【烙印】に対して強力な《屋敷わらし》ですが、前述の通り低い要求値でケアされてしまいます。そうはいってもあらゆるカードに打てる上、ケアできないハンドも存在します。
悪くはない。
現環境に存在する誘発のうち、分岐が多いものについて言及しました。より細かく場合分けすることもできますが、複雑になるので個別に訊いてください。
誘発の貫通
勝手に貫通する都合であまり意識していませんでした。追記するかも。
白き竜の落胤・黒き竜のエクレシアに対する誘発
手札誘発を《白き竜の落胤》に対して打たれた場合は《烙印融合》が発動でき、《黒き竜のエクレシア》に対して打たれた場合は相手ターンのリクルートが確約されます。そもそも、《白き竜の落胤》を発動した時点で手札誘発を1枚貫通して《氷剣竜ミラジェイド》が着地します。
つまり、ドロー系誘発以外は全て相手が損をするわけです。事前に投稿したフォームでこういった状況の貫通について質問がありましたが、「重くないので大して気にしなくていい」が回答になります。
The Fallen & The Virtuousによる貫通
【烙印】は【アルバス融合体】によって展開するデッキですから、《The Fallen & The Virtous》は単に無効系誘発を躱すカードではありません。このカードは《灰流うらら》《屋敷わらし》といった単発の誘発に対してもリカバリーという形で貫通が狙えるのです。
そもそも貫通しなくていい
何度も述べているように、【烙印】の勝利条件は「生き残ること」です。相手の誘発を律儀に貫通する必要はなく、リソース確保を意識しつつ次のターンを迎えられれば問題ありません。この要件を満たしているのが《氷剣竜ミラジェイド》《アルバスの落胤》《The Fallen & The Virtuous》というだけです。
枢木スザクのごとく生きてください。
各対面との相性・プレイ
私は現環境への理解が浅いため、詳細は後日追記する予定です。
予想
キラーチューン 微不利〜ガン有利
閃刀姫 有利
磁石の戦士 知らない
VSK9 構築次第
エルフェンノーツ DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー
オルフェゴール 五分〜有利
巳剣 五分
星辰 知らない
月光 五分〜微有利
終わりに
後半は突貫工事なのでまだまだ至らぬところもありますが、ひとまずは記事を完成させられて嬉しいです。
今回、烙印鯖の面々に相談しながらこの記事を執筆しました。烙印鯖はめああさんが運営しているDiscordサーバで、【烙印】に関する様々な情報・話題が飛び交っています。
スパムや危険な人物を弾くために招待制となっており、参加を希望される方はめああさん、しゃんふわさん、私のいずれかにdmを送ってみてください。
それではみなさん、良い【烙印】ライフを!
スペシャルサンクス
敬称略
めああ
しゃんふわ
rxy
とら
ケープ
ミッチー
miyauchi
・F・
Asu
UBD
えがわ
ちぇる
ごーりきー
コードギアス
追記予定事項
・実践的な動きの拡充(6/4予定)
・各対面への相性(未定)
・日本・韓国・中国の違い
・より詳しいお作法
・より詳しい誘発受け
・ディアベルゼプラン
本記事は投げ銭形式になっています。頂いたお金は烙印鯖で開かれる【烙印】新規カード実装を記念した大会の景品に回したいと思います。
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