サッカー大国スペインが気づく「この日本代表はやばい」「彼らは天使のようにプレーして驚異の決定力を見せる。W杯の“隠れた本命”だ」
北中米ワールドカップ(W杯)・グループF第2節、チュニジア戦で4-0の快勝を収めた日本。サッカー大国スペインのメディアは、森保一監督率いるチームの勝利を驚きでもって受け止めている。 【動画】上田綺世がスーパーヘッド! 日本はこのチュニジア戦、終始ゲームを支配して4分にMF鎌田大地、31分にFW上田綺世、69分にMF伊東純也、83分にもう一度上田がゴールを決めて今大会初勝利を収めた。その圧倒的なパフォーマンスに、スペインメディアも評価を改めつつあるようだ。 現地テレビの解説の影響も多分にあったが、グループF第1節オランダ対日本(2-2)でスペインメディアは、日本の健闘よりもオランダを率いるロナルド・クーマン監督の采配ミスを繰り返し指摘していた。だが今回のチュニジア戦では、日本の実力を称賛する記事が並んでいる。 スペインのスポーツ紙『アス』は、日本の勝利を「この日本はやばいぞ」との見出しで報じた。試合レポートでは、次のように記している。 「日本はボールを持っていなくても相手を圧倒していた。前線からの強烈なプレスとボール奪取への執念は、たとえボールがチュニジアにわたっても、日本が常に得点の匂いを漂わせていることを意味していた」 「日本はチュニジアより一段も二段も上のギアで戦っているかのようだった。上田のダイレクトでの落としから伊東が3点目を決めたシーンは、その事実を決定づけるものだった。そして上田自身が叩き込んだ4点目で、このフェイエノールトのストライカーはまさに“マスタークラス”の講義を開いたのだった」 「攻守両面における日本の圧巻のパフォーマンスは、間違いなく決勝トーナメントの“厄介な対戦相手”としての地位を確立した。2試合で勝ち点4を積み上げた日本は、おそらくグループ突破を決めるだろう。最終節の順位決定戦では、追い詰められたスウェーデンが前がかりになることが予想されるが、その状況はカウンターを武器とする日本にとって好都合だ」 『アス』はさらに、この試合のハイライト動画を紹介するページで「日本はまるで天使のようにプレーし、驚異的な決定力を発揮する。紹介しよう、彼らが今回のW杯の“隠れた本命だ”」との見出しをつけて、動画の視聴を誘引していた。 その一方でスポーツ紙『マルカ』は、試合レポートで「日本の“Kamada”がチュニジアを圧倒し、W杯通算1000試合目を盛大に祝う」との見出しをつけた。この“Kamada”は鎌田大地とスペイン語で「エリート的な集団」「タレント揃いの世代」などを意味する“Camada”をかけたものだ。またレポートの本文では「日本は今大会最大の“ダークホース”となることを狙っている。森保率いるチームは、無力なチュニジアを相手に圧倒的な力を見せたつけた。決定力とゲーム支配の両面で、その実力を証明してみせたのだった」と記している。