銀行に存続危機 高性能AI「ミュトス」対応、費用も人手も足りず
毎日新聞
2026/5/23 05:30(最終更新 5/25 11:37)
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米新興企業アンソロピックの高性能AI「クロード・ミュトス」の登場により、金融機関は「攻めのAI活用」から「守りへの投資」に転じることになる。ミュトスが見つけたシステム上の弱点に対する修正プログラムは米国側から大量に配布される見通しで、対応するには膨大な費用が必要になる。経営体力のない地銀は再編に追い込まれるとの見方も浮上している。
経営存続すら危うく
「膨大な費用や人手が必要になる。地銀再編が進むきっかけになるかもしれない」。ある地銀関係者は危機感を募らせた。膨大なコストは経営問題に発展し、地銀再編の動きに拍車を掛ける恐れさえある。
経営存続も危うくなりかねないほど、ミュトスは金融システムにとって危機的な存在だ。弱点を発見できるため攻撃に備えることができる半面、欠陥を攻撃するコードを自律的に作る性能も備えており、悪用されれば社会が大混乱に陥る恐れがある。金融システムは相互につながり、一つの銀行の障害が金融ネットワーク全体に波及しかねない。
そのため、要請文では、攻撃を受けた場合だけではなく、備えの段階でも「金融システムを能動的に止める可能性もある」とし、全社的な経営課題とするよう求めた。実際に、別の地銀関係者は「…
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