大型重力波望遠鏡「KAGRA」一般公開 山中の地下施設、親子ら見学…岐阜・飛騨市
岐阜県飛騨市神岡町にある大型重力波望遠鏡「KAGRA」が20日、一般公開された。東大宇宙線研究所重力波観測研究施設が施設休止期間を利用した見学会で、親子連れなどが地下深くにある宇宙物理学の最前線に見入った。 KAGRAは物理学者アインシュタインが提唱した「重力波」をとらえる観測施設。ブラックホールや中性子星といった巨大な天体の衝突などで生じる重力波をとらえ、光や電波などによる従来の観測とは異なる、新たな宇宙の姿を解明することが期待されている。 見学会の参加者たちは施設出入り口から約500メートルのトンネルを歩いて山中の地下にある施設に入った。トンネル内に真っすぐ設置された長さ約3キロの巨大なパイプや、装置の制御や観測などを行う中枢部などを見学した。 施設の職員から、「重力波が伝わると空間がゆがみ、パイプ内に照射したレーザーでそれを検知します」「地面の振動を低減するため、このような地下に造られています」などと仕組みや立地の理由などの説明を受けるたび、参加者たちは興味深そうにうなずいていた。 富山市から参加した、小学6年生の男子児童(11)は「科学が好きで参加した。重力波の話もわかりやすくて、こんな山の中にある研究設備に入れてうれしい」と目を輝かせていた。