ロンジェビティとは? 健康寿命をのばすために今日からできること
(2)しっかりと睡眠を取る
睡眠は心身の回復に欠かせません。睡眠不足は、生活習慣病や気分の落ち込みとも関連するとされています。一般的には6〜7時間程度の睡眠が一つの目安とされていますが、大切なのは「時間」だけでなく「質」です。「眠れない日がある」と焦るよりも、眠りやすい環境を整えることが大切です。 良質な睡眠のためには、以下を意識しましょう。 ・就寝前のスマートフォンを控える ・寝る直前の飲酒を避ける ・起床時間をなるべく一定にする ・午前中に日光を浴びる 筆者のクリニックを訪れる人のなかにも「8時間寝なければ健康に悪い」と考え、かえって眠ることに強いプレッシャーを感じてしまっている人がいます。しかし、睡眠は「長さ」だけでなく「途中で何度も起きないか」「朝に疲れが取れているか」といった「質」も大切なのです。 そのため「まずは寝る前にスマートフォンを見る時間を減らしてみましょう」「朝に日光を浴びるところから始めてみましょう」といった、続けやすい工夫から一緒に考えています。
(3)軽い運動を取り入れる
ロンジェビティのためには、激しい運動よりも「続けやすい運動」が重要です。 <続けやすい運動の一例> ・15〜20分の散歩 ・軽いストレッチ ・ラジオ体操 ・階段を使う ・椅子からの立ち座り運動 運動には、筋力維持だけでなく「気分転換」「睡眠改善」「ストレス軽減」などの効果も期待されています。「運動しなければ」と構えすぎず、少し体を動かすことから始めてみるのが大切です。 診療しているなかでも「運動しなければと思うけれど続かない」と話す人は少なくありません。そうした場合には「ジムに通ったり激しい運動をしたりしなくても大丈夫ですよ」と伝えています。 「毎朝5分だけ外に出る」「エレベーターではなく階段を使う」といった小さな習慣から始めた結果、「少し気分が軽くなった」「以前より外出しやすくなった」と話してくれる人もいます。 ロンジェビティでは「頑張れる日だけ頑張る」程度の感覚で、無理なく続けられることが大切です。