肺は気管支と、肺胞という小さな袋からできています。
気管支は23回分岐して、約5億の肺胞につながっています。
肺胞のガス交換を行う面積は、よく、テニスコート半分100m2とか言われます。
そこに約3Lの空気が入り、空気の中の酸素を肺胞で全身から心臓に戻ってくる血液を酸素化します。
肺は換気が主な役割と思われがちですが、全身から戻ってきた静脈血を心臓に送る前の貯蔵タンクとも考えられます。
息を吸うことで空気を取り込むと同時に全身から戻ってきた静脈血が肺に流れ込みます。この量は約500mlで全身を流れている血液が5Lですので、約10%となります。
1分間あたりの呼吸数が12回ぐらいですが、10回の呼吸で全身を流れる血液が、肺に戻ってきます。
テニスコート半分に500mlの液体を薄く広げ、そこに3Lの空気の中から約20%の酸素が溶け込みます。それが人間の呼吸を司っています。
すごいメカニズムですね!
コロナ後遺症の場合、ここがやられます。
そう、従来の感染症では主に換気が阻害されることで呼吸不全をきたしますが、コロナの場合、これは私の個人的推測ですが、肺炎がある場合も、コロナ後遺症の場合も
換気のみならず、
循環が阻害されます。
それが、人工呼吸器のみならずエクモが必要であった理由であり、
それが、過去には見られなかった多彩なコロナの後遺症のメカニズムかと
勝手に推測しております。