昨夏覇者の海星、5回コールド負け 甲子園経験生かせず
(17日、長崎独自大会 長崎商12-2海星)
昨夏の甲子園経験者はこの日、苦しんでいた。
海星・浦田俊輔遊撃手(3年)は、6点を追う三回、四球で出塁。50メートル走6秒の俊足。「いつも通り走るぞ」と、相手の牽制(けんせい)で素早く戻った直後に体重を右足にかけた。気づくとスタートの一歩目を切っていた。相手は再び牽制(けんせい)。一、二塁間で挟まれ、タッチアウトとなった。
昨夏の全国選手権大会は左手首の故障を抱えながらも初戦から出場。新チームの牽引(けんいん)役を期待されたが、けがを治すため練習を離れた。昨年9月に腰の骨を左手首に移植する手術をして歩けるまで1カ月、復帰は今年4月のことだった。
手術を経ても、足の速さは昨年を上回っていた。その持ち味を生かしたい場面で好機を逸した。
続く四回の相手の攻撃。追加点を許し、なお2死満塁の場面で、二遊間に打球が転がる。「二塁手を見て迷ってしまった」。飛びついたが打球は中前に抜け、さらに2点を許した。
コールド負けがかかった五回の打席は二ゴロに。ベンチに戻ると「最後までやるぞ」とすぐグローブをはめて準備したが、最後の打者が三振。3年間で初の五回コールド負けを喫した。
「帰ったらバットを振ります」と浦田選手。この日の苦しさを晴らすよう、これからも練習に励むつもりだ。
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