老眼対策
元気なう
(3)緑黄野菜の「ルテイン」注目
目を衰えさせる活性酸素を発生させるのは、紫外線のほか、排ガス、たばこ、電磁波など。人間の体には、活性酸素を除く機能もあるが、活性酸素が過剰に蓄積されたり、加齢で除去作用が弱まったりすると、目に悪影響が出てくる。
そこで、活性酸素から身を守る物質(抗酸化物質)を食べて補給することが有効になる。
「目の老化を防ぐ働きがわかり、注目されている栄養素が『ルテイン』です」と、東京・上野の吉野眼科クリニック院長、吉野健一さん。ルテインは目の網膜や水晶体などに存在し、目に入った紫外線を吸収したりして目を保護している。体内では作れないので、食べ物から取るしかない。
ルテインは緑黄野菜に多く含まれ、代表は青汁の材料のケールや、ホウレンソウ。含有量は少し落ちるが、ブロッコリー、芽キャベツなどにも含まれる。ホウレンソウをよく食べる習慣のある人ほど、加齢性の眼病にかかる割合が低いという報告もある。
このほか、目の健康によい栄養素はビタミンA、B群、C、E。特にビタミンCには活性酸素を除去する働きがあり、老眼の原因となる水晶体の透明度を維持し、美肌だけでなく、目の若さを保つのに役立っている。代表的な食べ物はイチゴ、キウイフルーツ、かんきつ類、ピーマンなど。
コラーゲンも水晶体や角膜に多く含まれているので、目の健康維持に必要だ。ただ、吉野さんは「どの栄養素も、目に良いからといって取りすぎは禁物」と、バランスの良い食事を呼びかけている。(斉藤勝久)
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