私は最近、「Chrome」の代わりになるブラウザはどれかと、あれこれ試してみました。
Google Chromeは、「Opera」などのブラウザに搭載されている独創的な機能に欠けるうえ、設定が複雑化して使い勝手が悪くなっていたからです。
それでもChromeを使い続けてきたのは、そのエコシステムや、一連の優秀な拡張機能が便利だったことが理由です。
それに、今のデジタル・ファースト時代にブラウザを変更するなんて、「家を引っ越すくらいおおごと」だからでもあります。
あれこれ試してみた多くのブラウザのうち、まさか気に入るとは思わなかったのが「DuckDuckGo」。プライバシー重視型のブラウザだから、という理由だけで試してみたのですが、そのまま使い続けたのには、ほかにもたくさんの理由があります。
【DuckDuckGoについての基本情報】
プライバシーファーストのブラウザ。
サードパーティのトラッカーを自動的にブロックし、暗号化。さらに、オンラインセキュリティを簡素化するための「Fire Button」を備えており、すべてのタブと閲覧データをワンタッチで消去。これにより、履歴を追跡されることなく、迅速でプライベートな体験を保証する。
対応OS:Windows, Android, MacOS, iOS
価格:フリー
健全にネットが使える
近ごろは、リンクを開くと、スクロールホイールを回しはじめるよりも先に、「cookie使用の同意」を求めるポップアップ画面が必ず現れます。そして、「すべてに同意する」「設定する」「すべてを拒否する」のうちの1つを選択するよう迫られます。
これにイラっとくるのは、ノートPCを使っているとき。画面スペースの半分近くがそのポップアップで占められ、とにかく煩わしいのです。
この煩わしさを解消してくれるのが、DuckDuckGoの「Cookieポップアップ管理」。
cookie同意のポップアップが表示されるのを検知すると、プライバシーに配慮したオプションを自動で選択したうえで(たいていは「必要なcookieのみ使用」か、「すべて拒否する」)、ポップアップ画面を非表示にしてくれるのです。
このおかげで、不要なcookieや、害を及ぼす恐れのあるcookieが、私のPCに保存される心配は無用に。帯域幅をわずかながらも節約でき、読み込み速度も速くなります。
新規タブを開くたびに表示される法的な通知の画面を閉じる2秒ほどの手間がなくなり、ウェブ閲覧時がスムーズになりました。
YouTubeフィードを改善してくれる機能
「Duck Player」は、DuckDuckGoブラウザにもともと組み込まれているオーバーレイ表示機能で、YouTubeを視聴するときに動作します。
この機能によって、YouTube動画で流れるターゲット広告が排除され、視聴履歴がおすすめに反映されないようになるので、邪魔が入らずすっきりとした環境で動画を再生できるようになります。
これまで、私が視聴した動画の中身がフィードに反映されるばかりで、登録チャンネルが表示されませんでした。この機能のおかげで、視聴している動画の関連テーマでフィードがあふれかえることがなくなりました。
クリック1つで痕跡を消去!閲覧履歴を保護
ネットを閲覧すると、cookieやキャッシュ、履歴といった、閲覧セッションに関連したファイルが保存されて、次の閲覧時に反映されます。
これらをChromeで消去しようとすると、設定>プライバシーとセキュリティ>閲覧履歴データの削除という、面倒な手順を踏まなくてはなりません。さらに、セッションごとの履歴を個別に選択し、一つひとつ消していかなくてはなりません。
DuckDuckGoは、「Fire Button」というボタンをブラウザの右上に設けています。1度クリックするだけで、文字どおり「めらめらと燃える炎」が表示されて、直前の閲覧履歴が一掃されるのです。
まっさらな状態で次のセッションを開始でき、実質、閲覧セッションが区切られる仕組みです。私はこの機能を1日に何度も使って、調べものをする際は毎回、仕切り直しするようにしました。
たとえば、午前中にショッピングサイトを閲覧したときのトラッカーが、午後になって仕事の調べものをするときまで付いて回る事態を防いでいます。