不正送金被害1億円の山形鉄道助けて! CF目標額600万円に

朝倉義統

 山形県南部のフラワー長井線を運行する第三セクター山形鉄道(長井市)が、存続のためにクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。返礼品には、15駅の副駅名の命名権などを用意した。

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 山形鉄道には、県と、沿線の長井、南陽、白鷹、川西の2市2町が出資。しかし、利用者は年々減り、2020年度から5期連続の赤字決算に加え、今年3月には、口座から不正に1億828万円が送金される被害に遭った。

 さらに運転士の退職で4月から減便し、苦境に追い打ちをかけている。金融機関からの融資と、自治体が出資する毎年の基金からの無利子融資で運転資金をまかなっているが、開業112年の長井線の経営は大ピンチだ。

 運転士の採用・養成などの資金として3日から250万円を目標に募ったところ、14日午前までに195人から計251万7270円が寄せられた。ただ、不正送金で失った額には到底及ばない。そこで、目標額を600万円に引き上げ、12月30日まで募集を続けている。

 寄付は2千円からできる。個人向けの返礼品には、めったに入れない時間帯の荒砥車両基地での「夜の撮影会」(2万円)、車両1台に6日間のオリジナルヘッドマーク掲出(6万円)、開業時のヘッドマークのレプリカ(2万円)、赤湯―荒砥間を1往復貸し切り(10万円)などがある。

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 企業・団体向けの返礼品として、今泉駅と赤湯駅を除く15駅の副駅名の命名権(来年4月から1年間、寄付額5万~30万円)も用意している。

 山形鉄道の担当者は「減便の回復や存続のために応援して」といい、支援する県置賜総合支庁の担当者は「ぜひみなさまの温かいご支援を」と訴えている。

 寄付は「旅と鉄道クラウドファンディング」のサイト(https://ubgoe.com/projects/1000別ウインドウで開きます)から。

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