千葉大で教授が音信不通 代替教員も遅れ、卒論指導5カ月放置

英語教育のゼミで教授が長期不在となっていた千葉大=千葉市稲毛区で2026年3月17日午後5時57分、柴田智弘撮影
英語教育のゼミで教授が長期不在となっていた千葉大=千葉市稲毛区で2026年3月17日午後5時57分、柴田智弘撮影

 卒業論文が大学卒業の要件になっている学部で、ゼミの指導教授と数カ月連絡が取れなくなったら――。2025年、千葉大教育学部でそんな事態が起きた。学生たちは自主的に集まって勉強していたものの、大学の対応の遅れも影響し、卒論や大学院入試の準備を進める大事な時期に指導を受けられないまま約5カ月が過ぎた。一体何が起きていたのか。

 連絡が取れなくなったのは英語科の男性教授。担当する英語教育のゼミには25年度、12人(3年生5人、4年生7人)の学生が所属していた。

 学生らによると、教授は7月ごろから、ゼミの授業に現れなくなった。学生が通信アプリのLINE(ライン)でメッセージを送っても教授が読んだ形跡がなく、電話をかけても出なかった。学生たちはゼミの時間に集まって勉強を続けたが、授業は開かれなかった。

 通常であれば、学生は夏から秋にかけて教員の指導を受けながら、卒論や大学院入試の準備を進める。卒論は教育学部の卒業要件になっており、学生の一人は「独力で取り組まなければならず不安だった」と振り返る。

 千葉大によると、9月にゼミの卒論指導が十分に行われていない可能性を把握し、教授に連絡を取り、改善を指示した。しかし、…

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