納豆は脂肪肝・糖尿病予防に最適だが…医師が「付属のタレの代わりに」と話す「どの食卓にもある調味料」
■腸には100兆個もの細菌がいる 最近は腸活ブームですが、血液をサラサラにして動脈硬化を予防するのにも、腸活は効果があります。 腸活とは腸内環境を整える活動のことですが、だいたいのことはみなさんもご存じだと思います。 腸の中には約1000種類、100兆個もの細菌がすみついていて、さまざまなグループが集まって、勢力争いをしています。 その中に、体によい働きをする細菌群(善玉菌)と、体によくない働きをする細菌群(悪玉菌)がいて、善玉菌が優勢な腸内環境にすることで、健康がもたらされるという考え方です。 近年は腸内細菌の研究が進んでいて、脳にも腸内細菌が影響を与えていることまでわかっています。 ■腸活は「口の中」から さらに、口の中(口腔)と腸も関係があります。口腔内にも常在菌がすみついていますが、それらの細菌は腸内細菌と関連しているのです。 腸活には食事と運動が大事だといわれています。具体的には善玉菌のエサになる水溶性食物繊維が豊富な食品をとり、適度な運動を継続することで腸内環境は改善されるとされています。 腸活によい食品といえば、発酵食品です。中でも手軽に腸活ができる発酵食品として、ヨーグルトや乳酸菌飲料が人気です。 ただ、これまで述べてきたように、ほとんどの乳酸菌飲料には、果糖ブドウ糖液糖が添加されているのでヨーグルト、それも添加物が入っていないプレーンヨーグルトがおすすめです。 今はいろんなヨーグルトが販売されていますが、2週間ほど食べてみて、体調の変化が感じられるなら、そのヨーグルトの菌が体に合っています。2週間を目安にいろいろ試してみるとよいでしょう。 そのほか、納豆や漬け物なども腸内環境を改善する効果が期待できる発酵食品です。 とくに納豆は、前述の酢納豆にすると最強の血液サラサラ食品になるので、ここでもおすすめしておきたいと思います。 ---------- 栗原 毅(くりはら・たけし) 医師 1951年新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。東京女子医科大学で消化器内科学、特に肝臓病学を専攻し、同教授を歴任、2007年より慶應義塾大学教授。2008年に消化器病、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防と治療を目的とした「栗原クリニック東京・日本橋」を開院。『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』(日本文芸社)など著書多数。 ----------
医師 栗原 毅