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恋と欲。/Novel by しいな

恋と欲。

3,770 character(s)7 mins

篤寛と金綺羅金です。
日車が呪術師してます。交際同棲済み。

日車と綺羅羅が恋バナ()してます。
場面すごく切り替わるので見づらかったらすみません。
脳内補完お願いします。
綺羅羅ってかわいいね。

補足。
ついに篤也の独占欲が露呈しました。
補足2。
篤也の送った画像は大容量パックです。
金ちゃんもびっくりですね。

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ひろちゃんとあっちゃんってすきぴじゃん、それで話したいことあるんだけどー

すきぴ…?

ラブ♡ってこと♡♡♡

ちょっと待て、なぜ知ってる。

えーワタシの勘♡

しまったカマかけられた…。


宿儺にやられて気を失い前線から移動する際、運んでくれたのが星綺羅羅だと全て終わってから知った。
反省会後、危険を承知で助けに来てくれたことに感謝を改めて伝えたら
「ひろちゃん、がんばったね。生きてて良かった。うで大丈夫?」
と声をかけてくれた事がきっかけとなり、
そこから会えば星とは会話する仲になっていた。
しかし、なぜか見抜かれてる。俺と日下部の関係性が…。

「…そんなに分かりやすかったか?」
「私はすぐ気づいたよー。ひろちゃん、あっちゃんを見る目が熱いんだもん♡」
「…うぅ…恥ずかしい…。」
「やだっ!そんなことないよ。かわいい〜ひろちゃん!」
「30後半のおじさんにかわいいはやめてくれ…」
「とかいって〜、あっちゃんに言われてるでしょー?」
「……。」
「わ、耳真っ赤!愛されてるんだね〜!かわいいってなでられたりしたら嬉しいよね♡」
「………。」
「んふふふ。顔まで赤くなってるよ〜」
「勘弁してくれ……。」

日車は頬を両手で押さえ、顔の熱が引くを待つ。なぜバレてる。星はそういう術式じゃないはずだが。

「ふふ、ごめんね、ひろちゃん。からかってるわけじゃないの。金ちゃんと私が熱い仲なのはみんな知ってるけど、ひろちゃんたちはまだ秘密なのね?言いふらしたり多分しないから安心して。」
「多分って…。」
「…金ちゃんには言っちゃうかも。」
「パートナーには隠し事ができないタイプなんだな、星。」
「やだ、綺羅羅って名前で呼んで♡」

こんな会話をしたのが数ヶ月前。

今は、高専近くのハンバーグのチェーン店で俺はコーヒー、綺羅羅はパフェをつつきながら、綺羅羅の惚気話を聞いていた。ここは程よく席が区切られていてざわついているのがいい。

「金ちゃん、時折元カノの話するの!信じられなくない?!金ちゃんがかっこいくてモテるのは分かるけどぉ、他の女の話なんて聞きたくないじゃん!」
「そうだな。」
「金ちゃん、どんぶり勘定過ぎるからリボ払いした女も許しちゃうって、こういうふうに他の女の事考えちゃう時間すら嫌っ!私は金ちゃんだけなのに!」
「リボ払い……。大丈夫だ。過去はわからないが、今、秤は綺羅羅しかみてないだろ。」
「うん!ラブだから私たち♡昨日もねー、任務から帰ってきた金ちゃんにお帰りのちゅーしたらそのままお姫様だっこしてくれたの!キュンってしちゃった!ほんと金ちゃんかっこいい!」
「良い男だな秤は。」
「んふふ、でもそのあとは私が金ちゃん可愛がったんだけどね♡」
「んぐ…!」

口に含もうとしたコーヒーを吹き出しそうになる。俺は惚気を聞いていただけなのに。

「私はかわいい自分が大好きだけど、男の体で良かった!大好きな金ちゃんかわいがれるもん♡」
「待て、もう少し声を落とせ綺羅羅。」

夜の情事を想像させるようなことを言い始めて焦る。若さか?勢いがすごい…。

「ひろちゃんの所もしてるでしょー。そうそう、ひろちゃんってどこのゴム使ってる?なんか今使ってるのなんか具合が悪いんだよねー。ひろちゃんどう?」
「どうって…」

時間帯が食事時を過ぎてはいる為、客はまばらだが、白昼堂々話すのはやめてくれ…
既に事案の雰囲気があるんだ俺らは…
まだ綺羅羅が彼氏の話をしているから成り立ってるが、今その話題は不適切だ。

「綺羅羅、まず、その話は他の人いるのだからここでは控えよう。」
「こんな微妙な時間に他の客いないよ〜。みんなそんな人の話なんか聞いて無いって!あっ、ならもう見に行こ!ここドンキ近いじゃん!」
「え?き、きらら……まてって……。」

綺羅羅の食べていたパフェはいつのまにか無くなり、伝票を持って行ってしまった。
なんだ?会話のリズムが早い。俺を置いていくな……。
そして、追いかけるままに来てしまったドンキ。このままいくとスキンコーナーだ。事案だ。通報されたら終わりだ。非常に良くない。スーツのおじさんと学ラン着た学生…。職質は嫌だ……。篤也に迷惑かけたくない……。

「ひろちゃん、こっちー!なんで、距離あるの??」
「綺羅羅、俺が買ってくるから、君は別のところにいてくれ、お願いだ。誤解されたくない。」
「うーん、男同士だよ?」
「君が未成年だから適用されるんだ。」
「ふぅん。でも私のだめなゴム教えたいし、ひろちゃんも間違って買ったら困るでしょ?ほらおいでー」

手首を掴まれ、引っ張られる。
ぐっ細身の割には力がある…やはり男だな綺羅羅っ……むしろここでもだもだしないでさっと選んで購入したらいいのか…?
……いや、そもそもいつも日下部が準備してくれるから正直分からないじゃないか。……スキンの出番の時は大体俺は何回か達した後でばかになってる時だ…パッケージの色しか記憶にない…

「き、綺羅羅、画像みせるからそれで確認しよう。なっ。」
「もー。ひろちゃん、気にしぃだね〜わかったよ〜。」

ほっとして、検索する綺羅羅を横に、日下部に普段使ってるスキンは何か?と送信した。
 


「篤也、昼間すぐ返信くれてありがとう。お陰でことなきを得た。」
「あぁ、アレなんだったの?アンタがそういうこと聞くの珍しいから…夜のお誘い?」

ニヤニヤする篤也。やぶさかではない。
が、一応説明することにした。

………
「アンタねぇ……生徒にそんなこと話すんじゃないよ……オッサン同士の痴情なんか寒いネタにしかならないでしょ……」
「い、いや、綺羅羅は秘密にすると言ってる。まぁ、秤には言うかもと言っていたが…」
「あー、今度、俺、秤と任務じゃねぇか。」
「…悪かった。勝手な事して。綺羅羅にも再度言っておく。」
「あと、それ、やめろ。」
「ん?」
「他の男の名前、呼ぶんじゃねえ。」
「は?」
「なんで星のこと名前で呼んでんだよ。」
「…呼べって言われたからだが。」
「あーもー!俺は、それ、嫌!!」

もしやこの男…?

「…君、意外と独占欲強いんだな。」
「っ!…そーだよ!悪かったな!だから他のやつは苗字で呼べ!」

わかったか。と照れ隠しに抱きしめられた。
普段俺のどんなグレもわがままも喜んで受け入れる男の、珍しく強い要望だ。聞かないわけにもいかない。

「ん、そうか。分かった。」

と伝え、顔をあげ、キスをした。
バツの悪そうな表情の篤也は大変可愛らしかった。


「というわけで、名前呼びができない。悪いな。」
次の日、星綺羅羅と会ったので、経緯を話した。が、
星からの返答が無いので様子を窺うと、なんか…震えてる?

「っちょっとーーー!めちゃラブじゃーーん!!ていうか、ほんとあっちゃん?!面倒ごとできる限り避けて自分第一みたいなあっちゃんがひろちゃんにはそんな独占欲の塊みたいなこというの?!」

きゃーー!と1人で盛り上がる星。
日下部、ひどい言われようだな……。生徒想いな一面はあると思うんだが。

「まぁ、普段は俺が振り回してる自覚があるから、これぐらいは聞いてやろうと思ってな。」
「あっ、そーなの?でも、ひろちゃんのグレって面白そうだよね。付き添うのは嫌だけど⭐︎」

やっぱりそうだよな。俺も1人でいいんだが、篤也はなんだかんだ付き合うから、麻痺していた。

「でも独占欲は私わかっちゃうな〜。私は熱を愛してる金ちゃんが大好きだけど、熱の次は私でいてほしい♡」

えへ♡とかわいいポーズを取っているが、
星、お前もなかなか重いな…。でも秤はこの熱量に惹かれるのかもしれない。なんて思った。



「なーんで、俺らこれにあてがわれたわけぇ。秤1人で十分でしょーよ。」
「あんたが言うのかよ。まっ、楽勝だな。」
「さっさと戻っちまおう。」

補助監督の待機場所まで山道を歩いて下る。

「そういや、うちの綺羅羅がアンタんのに世話になってんな。」

…やめろよ。…お前。この話題だすんじゃねぇよ。つい眉間に皺が寄る。

「おっ、話したく無いかんじか?お宅らもあっつあつなの聞いてるぜ〜〜」

くそ、星もお前もクソガキじゃねーか。知ってたわ、くそ。

「この件は、ほっといてくれ。」
「適当にいなしてんじゃねーよ。くそ教師。綺羅羅が“このゴムがいいんだってー!ひろちゃんから聞いたの!”って言われた俺の気持ち分かってんのか、あ?」

ぞっとした。なんちゅー話ししてるんだ。

「…悪かったな。流れでそうなったとは俺も聞いたが……はぁ〜〜。つか俺ら巻き込まれ事故だろこれ。」
「あ゛?綺羅羅に文句か?ケンカなら代わりに買うぞ?」
「お前も盲目かよ…。売ってねーよ。お前らの事はお前らでどうにかしろ。こっちは余計な事言わないようにしとくから。」
「はっはー!聞いてた通りだな。確かにあっつい独占欲あらぁ。うちの綺羅羅と一緒だわ。話きいてやっか?」
「お前こそ話聞いてるか? これ以上、聞かせる話はねぇよ。」

こんなドロドロの独占欲、生徒に聞かせられっかよばーか。


Comments

  • ぷっぷ
    Jun 12th
  • ミッキー
    May 25th
  • nanao
    May 25th
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